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澤奈緒さんのインタビュー記事を読んで、「子供を産みたくない」という気持ちに正直になれた

おはようございます。つくしです。今日はとても感激した澤奈緒さんのインタビュー記事について、感想を書きたいと思います。

読み始めた瞬間「これだ」と思った

世の中には「結婚して、子どもを産み、育てる」女性の話がたくさんある。一方、「結婚して、子どもを持たない」ことを自ら選んだ女性の体験談は少ない。
「私は子どもを持たない選択をしたことを、全く後悔していません」
そう話すのは、「心の解放」をテーマに創作活動をする造形作家の澤奈緒さん。

インタビュー記事より

冒頭の3行で泣きそうになるくらい感動しました。本当にそうだと思ったからです。「子供を持たない」ことを自ら選んだ女性の体験談は圧倒的に少なくて、わたしは澤奈緒さんの記事が初めてでした。

わたしは今年で32歳になったのですが、恋愛・結婚絡みは苦しいことの連続でした。婚活をして、とても好いてくれる男性に巡り会えても、その方が結婚や子供が欲しいことを強く匂わせてくると、怖くなって自然と距離をおいてしまいました。「結局つくしさんは、一人で何でも解決しようとするんだね」なんて捨て台詞を吐かれてしまったこともあります。
一方で、同世代の友人たちが30, 31歳と怒涛の如く結婚・出産をしていて、その報告を見るたびに羨ましくなって、闇雲に婚活をしていたりしました。

結婚を強く希望する男性に出会えても距離を置くくせに、なぜか人の結婚には嫉妬してしまう。この矛盾にもがき苦しんでいたのですが、わたしはようやく「子供を産みたくない」ということに気づきました。

わたしもアダルトチルドレンだった

澤奈緒さんは結婚当初から「子供は産まない」と旦那さまと決めていたそうです。

また、私も夫もアダルトチルドレン(子どものころの家族関係が原因で、精神的に不安定な状況のまま大人になった人のこと)なこともあって、二人ともハッピーな生活を子どもに提供できる自信がなかった。

インタビュー記事より引用

ああ、これも似ているなと思いました。子供のころの家族関係がよくなかったからです。正確にいうと「よくない」と幼い子供が思い込んでしまうような家庭環境でした。わたしは未婚の子供で、実父には物心がついてから1回しか会ったことがありません。母は結婚し、義父との間に2人の子供を授かりました。半分血のつながっていない妹と弟との暮らすことは、幼いわたしにとって苦痛でした。義父も優しいし、妹も弟もとてもいい子なのですが…やっぱり孤独を感じていました。自分は愛されていないと思ってしまいました。

そういうバックグラウンドがあるため、子供を愛することに自信がありません。もっと正直に書いてしまうと、辛かった幼少時代の分、自分を愛することに時間を費やしたい、と思っているフシがあります。今まで我慢してきたこと、精神的な不安定が原因で辞めてしまったこと、勇気がなくて諦めてしまっていたこと、その全てにチャレンジしたいんです。

「最先端の医療」という観点

タイムリーなことに、ちょうど昨日、菅元総理大臣のツイートを見つけました。

不妊治療の保険適用。国全体として結婚・出産の高齢化が進んでいるのかなと思いました。
子供を産みたくない自分の気持ちに正直になろう。この先産みたいと思ったら、最先端の不妊治療に目を向けたらいい。そう思えるようになりました。

さいごに

澤奈緒さんのインタビュー記事を読み、「子供を産みたくない」という自分の気持ちを整理することができました。澤奈緒さん、このインタビュー記事を書いてくださった天野夏海さん、本当にありがとうございました。

そしてここまで読んでくださった皆さま、ありがとうございました。

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