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《可愛い》を求めて、美術館へ行く。


MOEという雑誌を読んでいると、

ゆる可愛い絵柄の器が目に入った。

福岡でこの作品の展示会があるという。

「絶対に行きたい」とすぐにメモをして、

半年楽しみにしていた。

《まいにち展》



作家の名前は、鹿児島睦。


恥ずかしながら、かごしまりく、と読んでいた。正しくは、(かごしま・まこと)。苗字は鹿児島だけど、福岡生まれのアーティストさんだ。

“役に立たないもの、美しいと思わないものを、家に置いてはならない”

「まいにち展」パンフレットより

イギリスの芸術家の言葉を引用を用いたパンフレットに、ミニマリスト的な思想をお持ちなのかな?と勝手に想像しながらワクワクと展示会場へ向かった。


会場には
お皿が並べてあった。

くわしい解説はなく、

空気感があった。




清々しい朝の。

このお皿で、

私はどんな朝ごはんを食べるだろう。

目玉焼きに、ブロッコリーに、ウインナーに……。

黄色いラインオンを見ながら
そんな事を、考えるのが、たのしい。


テーマもゆるくていい。



こんなバック持って、さんぽに行きたい。

この植物のデザイン、
嫌いな人いないと思う。


黒の器も素敵。



スイミーみたいだと、思った人。
手をあげて🖐️



ここからは、

思わず、「かわい"い"…」とうめいた作品。

ひとつ、ひとつ職人の手作り。
和紙のランプ。

こんなの、光ってたら釘付けになるよね。


猫が手に持っているターコイズブルーとレモンイエローのお花に思わず、

「キミ〜可愛いポイント分かってるね」と、
心の中に変な評論家出てくる。


この一輪挿しに飾るなら、
たんぽぽかな。

これが千歳飴のパッケージデザイン?!
買うつもりなくても、買っちゃうね。



最後の展示は、鹿児島睦さんがこれまでに影響を受けてきたデザインが並べてあった。

その中に、娘さんの作品が。

“造形のお手本であり、いましめ”、かぁ。
子どもの発想って、
知識には敵わないものがあるよね。

なにより、娘さんへの愛情も感じて、
ニヤリとしてしまった。



《可愛い》を求めて、美術館へ。


今回も、自分の好きなものが見つかった。






これまでの《可愛いもの》巡りの記録。

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