氷点下の気温。冬の到来。キャンパスを吹き抜ける肌を刺すような冷たい風に、鼻をすすっては文句を言い、尚も地面にこびりついたままの銀杏を視界に入れては、過ぎた秋の日に思いを馳せていた。はずだった。いざ秋らしい気候が再来してみたら、今度は相対的な暑さに愚痴を漏らす。私たち本当に我儘ね。
画像1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?