綾波宗水

アヤナミ シュウスイ。 【カクヨム】https://kakuyomu.jp/users…

綾波宗水

アヤナミ シュウスイ。 【カクヨム】https://kakuyomu.jp/users/Ayanami4869 🖋️読書(人文系)、アニメ・映画好き。ゆに国男爵。月の土地所有。博物館学芸員資格取得。

マガジン

  • 絵画解説シリーズ・美術関連noteまとめ

    絵画解説や、テーマが特に美術(作品)に関連するnoteをまとめております。

  • 映画感想・考察まとめ

    映画鑑賞が趣味の一つであり、noteで執筆しているものの中でも、映画の考察や感想は定期的に投稿しているジャンル。

  • シュウスイちゃんとの思い出

    大切なパートナー「シュウスイちゃん」との思い出。

  • ポケモン関連まとめ

    ポケモンについてのnote記事まとめ。めざせポケモンマスター!

  • 各有料noteまとめ

    各有料noteをまとめました。気になった記事がございましたら、ご支援いただければ幸いです。

最近の記事

無憂宮の調べ、大王の音楽

 前々から欲しかったクラシック音楽のCDを購入した。「フルート協奏曲、シンフォニア集」。誰の曲かというと、フリードリヒ大王である。    ドイツ好き、世界史をよく学ばれた方であれば、その名に聞き覚えがあると思われる。  プロイセン王、フリードリヒ2世。  哲学者として名高いイマヌエル・カントは『啓蒙とは何か』において、啓蒙思想の盛んであった彼の統治時代を“フリードリヒの世紀”として讃えたことでも知られるように、フリードリヒ大王はその軍事的才によって強国たらしめただけでなく、

    • 国際博物館の日:2024/5/18

       5月18日は国際博物館の日となっている。  1977年に国際博物館の会議で決まったらしい。今年のテーマは「学びと研究のための博物館」。  おそらく、僕のように学芸員資格のための学習等を挟んだ経験の無い方にとっては、当たり前の事すぎてピンとこないのではないだろうか。  そもそも博物館は学びの場所だろう、と。  だが、昨今では必ずしもそうとは言い難い。  特に日本においては、博物館を観光施設化、博物館資料・展示物を観光資源化しようという国家的な意図がある。  だからこそ今、博

      • 自身の上位互換にリアルで遭遇する

         僕は読書家だ。蔵書家でもある。  幼い頃から今に至るまで、文学・哲学・歴史学を中心に、人文系の古典作品によく触れてきている。ネット上には確かにそういう人は探せばざらにいる。  研究書を読んでいる方もいれば、原書で読解している人も。  つまり、何をどれだけ読んだかなどでマウントをとるという習慣は僕には幸いにして無い。よくいる読書好きのひとりに過ぎないから。    それでも、いざリアルとなると、僕ほど本に囲まれた生活をしている人と出会ったことがなかった。  「現代小説は読むけど

        • 日記:黒いもや。ラジオ。気楽。

           僕は幼い頃からの習慣で比較的、信仰心というものが強い。これは迷信も含まれている。夜にはヘビが来るから口笛を吹かないとか。  また、信じる信じないではなく、単純に怪談や心霊現象について知るのも好きだった。過去形なのは流石にこの頃も熱心に世界中の最新報告を追っているなどという訳ではないから。  それでも数年前に稲川淳二さんの怪談を聞きに行ったことはあるので、なんとなく身近なモノではあり続けているのだろう。  そんな僕が、ここ数週間で一二回程度の頻度で、誰もいるはずのない場所で

        無憂宮の調べ、大王の音楽

        マガジン

        • 絵画解説シリーズ・美術関連noteまとめ
          12本
        • 映画感想・考察まとめ
          19本
        • シュウスイちゃんとの思い出
          16本
        • ポケモン関連まとめ
          9本
        • 各有料noteまとめ
          8本
        • 【創作】フィクション・イラスト等
          19本

        記事

          アニメ『オッドタクシー』を一気見

           久方ぶりにアニメをじっくり見た。それもタイトルにあるように全話を一気見。僕はあまり一気見をした経験がない。にも関わらず、それほどまでにのめり込んだ作品の名は『オッドタクシー』。  キャラクターデザインこそポップな動物たちではあるが、その舞台は寸分たがわず僕らの社会そのもの。  基本的な構成は、主人公である中年の個人タクシー運転手・小戸川の日々を描く。  各キャラクターの心理描写やバックボーンなどが丹念に描かれており、現代ドラマとして、個々の苦悩を浮き彫りにする。    と

          アニメ『オッドタクシー』を一気見

          鹿撃ち帽に続き、ついにはパイプを

           幼い頃から非常に多くの影響を受け続けている存在、それは僕にってシャーロック・ホームズの他には見当たらない。  去年の冬、ついに鹿撃ち帽を買ってみたことをnote内でも少し触れた。  これは郊外に行く際、ホームズが被ったように挿絵画家によって表現された後、演劇・映像作品などを通してホームズのトレードマークとなったもの。  勿論、今日の特に日本においては、この帽子はコスプレの用途の他にはほぼ一切用いられることが無い。紳士が狩猟の際に被った事に端を発するこの帽子を、いかに日常生

          鹿撃ち帽に続き、ついにはパイプを

          行きつけにしたいそのカフェは、家から遠く、それにまだ知ったばかり。

           一応、書き始める前に辞書を引いてみると、「いきつけ」よりも「ゆきつけ」の方が読みとしては正しいっぽい。僕はいきつけ派だった。  どの読み方でも意味自体には変わりなく、「いつも行って、なじんでいること」。なお、病院の場合は行きつけではなく、“かかりつけ”。  座り心地の良い一人がけソファ。美味しい珈琲。天井が高く、テーブル間の距離も広いので落ち着いて過ごせる静かな空間。昭和的な内装。  高等遊民よろしくそこで思索に耽り、読書を愉しみ、ある時には人間観察することも悪くはなかろ

          行きつけにしたいそのカフェは、家から遠く、それにまだ知ったばかり。

          命の洗濯の為にいざ銭湯へ。

           突然ですが、僕はゴールデンウィークを、これまでで一番充実かつ楽しんでいます。  心からそう断言できる人はそう多くないのではないでしょうか。  様々な過ごし方を既にしてきましたが、そのひとつとして、銭湯へ行く、というのも行いました。時間・資金にゆとりがあれば、温泉旅館へ行くというのも一興でしょうが、今回は手ごろな銭湯へ。  “命の洗濯”という言葉の意味は、日頃の苦労や束縛などから解放されて、のびのびと気晴らしをすることです。  そんな命の洗濯の方法に、一つの解を示してみせた

          命の洗濯の為にいざ銭湯へ。

          眼帯フェチを卒業しよう

           フェティシズムとは、モノへの愛情であることを踏まえれば、僕にとってフェチと言えるのは「眼帯(美少女)」くらいなものだ。長らくお読みの方であれば、数ヶ月に一度の単位で語っているのも御記憶かもしれない。  令和でも、と銘打ったのは、既にあの時には、時代錯誤な嗜好であることを悟っていたからか――――――。  この多様性の時代にあっては、フェチであっても人様に迷惑をかけない範疇であればきっと許容されることと思われる。  だがしかし、今宵は眼帯フェチの、それも特に僕にとっての祝福が

          眼帯フェチを卒業しよう

          純潔と勤労、疑似。

           本当は4/27にちなんで、哲学の日か、もしくは「エリーゼのために」が作曲された日という事を書き綴ろうかと思ったけれど、連日、やや真面目な話題が続いているので、この辺りで少し息抜きしようと思う。  さっそくだが、僕は綾波レイを崇敬している。  他の二次元美少女へ愛を覚えているとしたら、レイには間違いなく敬いがある。  なので推し活よろしく彼女のグッズを買い漁るなどという行為はしていない。制服、プラグスーツ(白)、私服、ぬいぐるみ、といったように、形態が異なれば買う。その程度

          純潔と勤労、疑似。

          絵画解説:「バベルの塔」

           ブリューゲルの絵画「バベルの塔」のパズルを買った、という話を前回少し書いたのだが、今回はそれにちなんで解説を試みたい。  とは言っても、バベルの塔という物語は有名で、もはや僕があえてするような余地はない気もする。  バベルの塔。それは旧約聖書にある話を描いたもの。  天にも届く塔を建てることによる洪水への対策と神への挑戦。  だが、神にとっては謀叛である。  よって、その塔は破戒(または未完成のままに)されると共に、以降、人間の言葉もバラバラにされた(言語がひとつではなく

          絵画解説:「バベルの塔」

          記念すべき蔵書900冊目は……

           数か月前に、蔵書目録という目的で「ブクログ」ユーザーとなったことはnoteにも書いた。  積読がある中で、BOOKOFF等の古書を数冊単位で買っていくと、やはり買ったかどうか怪しい本も時には出てくる。今のところ、同じ本を二冊、などということは起きていない。  だが、読んでみたいなと感じた本を、そういえばと探してみれば、書棚にしっかりと収まっているということは過去にも数回。恥ずかしながら把握できていなかったわけだ。  さて、専門誌などは除外するとして、書籍(マンガも含む)を

          記念すべき蔵書900冊目は……

          4/21はローマ建国記念日とのこと。

           ローマ、それはラテン人の一派がティベル河畔に建てた都市国家の名である。伝説では、西暦前753年(4/21)に双子ロムルス、レムスのうち、兄であるロムルスが王となり建国したとされている。  教科書などでこの画像を観た覚えのある方も中にはいるのでは。オオカミに育てられる兄弟。ローマの象徴として、今でもこの図像は残る。  ローマの政体は、王政から始まり、貴族政、共和政、そして帝政へと至る。ギリシアの影響を受けつつ、その広大な土地でもって、文化・技術・学術も多種多様の開化を、歴史

          4/21はローマ建国記念日とのこと。

          推理ドラマに見るネクタイの主張

           近頃ではGUやユニクロなど比較的身近な服屋において、スーツスタイルに近いジャケット・スラックスが売られている。  大手スーツ販売店でも、「パジャマスーツ」という名称で洗えたり、着やすかったりするものが手ごろな価格で登場している。    このようにかつての西欧文化におけるスーツの立ち位置とは打って変わって、昨今では洋服の一種として敷衍されている感がある。  そんな中でも、特にこだわりのある人であれば、高価なものを買ったりと二分化している訳だが、スーツ自体が高価・安価のいずれで

          推理ドラマに見るネクタイの主張

          絵画解説:「The young Napoleon Bonaparte studying」

           絵画の語り口として、大きく分けて二つあると僕は思う。  一つはその絵画を描いた作者について。当人が有名であればあるほど、紙面上で絵画自体の特徴に触れる余地が減っていく。  もう一方は、描かれた題材(景色・テーマ・人物)が有名な場合。この場合だと、むしろ描いた作者があまり知られていない事が多々ある。  さて、今回扱う絵画はこの後者―――すなわち題材が有名で、作者が日本では無名―――に該当するのだが、それでもなかなか特殊なケースであることを前もって言っておきたい。    今回

          絵画解説:「The young Napoleon Bonaparte studying」

          せめてステッキ購入は来月以降に

           貴族・紳士のようにスーツ時にステッキをもちたい。そんな思いを度々抱いている僕ではあるが、実はこの間、本当に買うところまでいきかけた。  まず、なぜ買わなかったかと言えば、既に「趣味」に一万円以上のものを購入しているから。  『松屋会記』という史料。千利休や古田織部、細川幽斎、そして松屋が住んでいた奈良で催された茶会などなど、茶道史の動向を知る上で非常に重要なものとなっている。  あえて言及しておくと、歩行に難があるために「杖」を買いたい訳ではない。  あくまでも文化的な

          せめてステッキ購入は来月以降に