100年の孤独/放哉に想う〈Vol.6〉
放哉は、路上のつまらない石に深い愛惜を感じていたと「入庵雑記」で語っています。「~蹴られても、踏まれても何とされてもいつでも黙々としてだまついて居る・・・」と。誰も見向きもしない小石に心をとめる感性は、多くの人は子ども時代に置いてきたのでしょう。引いては返す波の舌で小石は転がりつづけます。ひとつ拾い上げ海へ放り投げました。こんど人の目にとまるのは何百年先になるでしょうか。
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放哉は、路上のつまらない石に深い愛惜を感じていたと「入庵雑記」で語っています。「~蹴られても、踏まれても何とされてもいつでも黙々としてだまついて居る・・・」と。誰も見向きもしない小石に心をとめる感性は、多くの人は子ども時代に置いてきたのでしょう。引いては返す波の舌で小石は転がりつづけます。ひとつ拾い上げ海へ放り投げました。こんど人の目にとまるのは何百年先になるでしょうか。
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