26歳新人記者

大阪の出版社で雑誌の編集をしています。3年目。

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大阪の出版社で雑誌の編集をしています。3年目。

最近の記事

久しぶりの一泊取材

昨日今日と、愛知の出張だった。日帰りの出張は2月末にあったが、一泊の取材は半年ぶり。会社を4社周り、取材してきた。 取材はタイアップ記事のため。スポンサーがお金を出してくれた代わりに、宣伝になるような記事を書く。ブログのように思いついたことを書けば良いのではなく、ちゃんとスポンサーのPR になっているかを1文章ずつ考えながら書いていく。 自由度がないように聞こえるが、実際、これくらいの方が書きやすい。白紙の紙に「はい、あなたの好きな映画、本、音楽について書いてください」と言

    • 文章が進むジャズ

      僕は文章を書く時、音楽を聴くことが多いです。リズムに合わせてキーボードを打っていれば、わりと気持ちの乗った文章が書けていることがあります。よく頼るのがジャズです。クラシックもいいですが、文章が堅くなるような気がして、僕はあまり聴きません。以下に僕がよく聴くジャズを紹介します。皆さんもそういう音楽があれば教えてください。 1. ブロッサム・ディアリー「Give Him the Ooh-La-La」(1958) いきなりボーカルですが、何を聴こうかと迷った時、真っ先に出るのが

      • 守りのGW

        僕の会社のゴールデン・ウィークは3日から6日までの4日間、カレンダー通り。 3日、初日は高校の友人と淡路島でバーベキュー。渋滞のため、普段なら片道1時間半のところが、4時間。 4日、夕方まで家の掃除。本棚の並びを整理した。 5日の今日。初のゴルフ。ショートコースだけど。結果、18ホールで103。真っ直ぐ飛ばず挫けそうになる。 さてさてさて、この三日間、本はほとんど読んでいないし、文章は一文も書いていない。バーベキューの日は時間がなかったが、昨日などはたっぷりあった。部

        • 友だちの恋人

          最近ロメールの映画を観ている。 最初に観たのは「緑の光線」。これで心を掴まれた。 緑の光線、海辺のポーリーヌ、飛行士の妻、美しき結婚、満月の夜の順に観て、今回のが6作目。飛行士の妻が一番好きだったが、この「友だちの恋人」を観たことで順位が変わりそうだ。 主役に共感できること。印象的な映画、小説はいつもそうだ。 「友だちの恋人」の主役、ブロンシュの性格はとてもよかった。友だちが話している時の話に入れない感じ、遊んでいる途中で「家に帰りたい」という気持ち、結局落ち着くのは肉体

        久しぶりの一泊取材

          心の青あざ サガン

          サガンをデビュー作から順番に読んでいるところだ。現在10冊目。 「心の青あざ」を読みはじめて、あれ?なんか変わった? と思った。違和感がある。 原因は、サガンの独白が小説と交互に出てくる点にある。主人公はスウェーデンの男女の兄弟だが、時々サガンが彼らを解説する。 いわゆるメタである。僕は最初、この作風が嫌だった。いつものサガン的女性をヒロインにしたパリの倦怠生活を期待していたから。 そう、これがサガンの魅力だ。1冊目から8冊目まで、サガンはほぼ同じテーマで書き続けてきた。村

          心の青あざ サガン

          自分の文章読み返したくない定期

          今週は6連勤だった。明日だけ休みで、また5連勤。今夜はゆっくり寝れるのが嬉しい。 僕がいる会社は2冊の雑誌を作っている。1冊は月間で、もう1冊は隔月。隔月の方は2ヶ月に一度な分、ページ数も多い。校正にも時間がかかる。それが今月頭4/9に校了した。その10日後、4/18にもう1冊(月刊の方)を校了。今は2冊を校了したばかりで、一番時間がある時期。ゴールデンウィークがあるから来月はあんまり書く時間がなく、今のうちにかける記事は書いた方がいいけど、気持ち的にゆったりしている。

          自分の文章読み返したくない定期

          物欲やばいです

          金があってもなくても一緒というのが昔からのモットーだったけど、最近は物欲がすごいです。 今、一番欲しいのがパラブーツ 。ここ2週間くらい、毎日公式サイトとかインスタ、YouTubeでパラブーツ 調べてます。買わないのに伊勢丹とか行って、パラブーツ の店の前をうろついてます。 気になってるのがシャンボード、アヴィニョン、コローレイド。色は茶色がいいです。大体10万近くするので、多分買いません。でも、多分というレベルです。1年前なら10万の革靴なんてアホらし、と思ってました。

          物欲やばいです

          校正は誰でもできる

          就活では出版社志望のみんなと同じように、小説の編集を目指していた。今思うと、小説の編集ってどんな仕事なのか1つも知らずにエントリーシートを書いてた。 東京の出版社で小説の編集のアルバイトをしてみて、校正の仕事がしたいと思った。ただそれは小説に限ることで、たとえば医療用具のカタログやタウンワークの求人の校正でもよかったわけじゃない。何も知らなかったのだ。 で、僕は今の出版社で校正をやっている。というか、やらないわけにはいかない。編集部は4人だけだから、自分でミスを見つけなけ

          校正は誰でもできる

          朝吹登水子から見たサガン

           最近ずっとサガンを読んでいて、訳者の朝吹登水子のことがもっと知りたいと思った。図書館に行って朝吹登水子のエッセイ「私の巴里、パリジェンヌ」を借りた。  朝吹登水子はかなり長い間フランスにいたらしい。パリでの生活が訳に現れているとのこと。なるほど、サガンの小説を読んでパリを感じられるのはそういうことだったのか。  サガンと会った時のことも、3,4ページ書かれていた。サガンの40歳の頃の写真が大きく載っている。  僕はサガンを読むといつも「この人、現実でもこんな人なのか」

          朝吹登水子から見たサガン

          今年も4分の1が終わりました

          明日から新年度が始まりますね。 今年に入って3ヶ月が過ぎ、1年の4分の1が終わったという事実に、驚きはそれほどありません。まあ、3ヶ月ってこれくらいだよなという感覚です。 3月は友人の結婚式や結婚式のための準備があって濃い1ヶ月だったような気がしますが、1月と2月は仕事以外の思い出はほとんどなく、総合するといつも通りの3ヶ月だったという感じです。 あと2ヶ月半くらいで27になります。この前買ったグレン・グールドのレコードのライナー・ノーツにグレン・グールドの経歴がありました

          今年も4分の1が終わりました

          今日の仕事

          今日は編集会議の日だった。編集会議は1ヶ月に1、2度ある。1ヶ月後締め切りの雑誌の特集をこの会議で決める。 特集を決めるといっても、1から決めるわけじゃない。大抵は編集部長が特集のネタを何個か提案して、その中から決まる。別に僕が企画を持ってきてもいいのだが、なかなか企画を考える暇がない。締め切りに間に合わせるために記事を書くので必死だから。それに部長は「取材の労力がそこまでかからない且つ、読者への情報量もちょうどいい」企画を考える。僕が思いつく企画は多分、その記事で1ヶ月が

          お金欲しいっす

          先週末、中・高の友達の結婚式に出席した。彼は保険の営業マン。26歳で、年収800万くらい稼いでいる。結婚の相手は中学の同級生。5年付き合ってゴールインだ。 結婚式は360万かかったらしい。60人くらいが出席したので、ご祝儀1人3万として、180万。だから200万くらいは彼が負担したことになる。 結婚式は成功だった。神戸の海沿いの教会で開かれ、披露宴にはフレンチのコースが出た。夫婦の思い出がスクリーンに映された。両親には、彼が生まれた時の体重3400グラム?の贈り物がされ、

          お金欲しいっす

          手書きvsキーボード

          昨日は午前中仕事をし、午後は有給を取った。 午前中にやってた仕事は原稿。東大阪のとあるお店を10日前に取材したので、それについて今日から書き始めた。 0から文章を書いていく作業は楽しい。書き出しから考えすぎると進まないので、とりあえず適当に取材の空気感を思い出しながら、思いついたことを書いていく。 最近花粉のせいで体調が悪く、パソコンを長時間見ていると頭が痛くなる。だから今日は裏紙に鉛筆で書いていった。あとでパソコンに打ちこまないといけないので手間だが、手書きだとキーボ

          手書きvsキーボード

          サガン「一年ののち」

          久しぶりにサガンが読みたくなった。サガンの小説の時系列を調べると、まだ読んでいないうち1番刊行が古かったのが「一年ののち」だった。僕はどんな作家であれ、若い時に書いた文章の方が面白いと信じている。だからいつも若い時代の本から読むようにしている。 Amazonで送料込みで700円。サガンの小説は「悲しみよ、こんにちは」と「ブラームスはお好き」以外、書店では置かれていない。だから通販に頼るしかない。 今回届いた本は、これまで通販で買った本の中で一番ヤバかった。見た目は普通。よ

          サガン「一年ののち」

          UNITED TOKYOでスーツ買ってみた

          高校の友人の結婚式が来週あるので、スーツを買うことにした。今着ているスーツがボロボロになったというわけではないが、3年も着たし、ずっと就活生のままというのもアレだったので、色々理由を付けて買うことに決めた。 就活のスーツは「スーツ・セレクト」で買った。だから今回はスーツ・セレクト、青山、はるやま系で買うのは嫌だった。何か1つ、変化が欲しかった。 外国製のスーツに憧れがある。イタリア、イギリス、アメリカ製のスーツを着てみたかった。でもググってみるとどれも数十万はする。「イタ

          UNITED TOKYOでスーツ買ってみた

          「Perfect Days」観ました

          関西で映画を観るなら大体梅田ですが、この映画はなんとなく人が少ないこじんまりとした映画館で観るべきだと思ったので、電車で1時間かけて神戸のシネリーブルまで行ってきました。梅田のシネリーブルよりも建物が豪快で、客層も落ち着いていてこっちの方が好きです。ブルーベリーのスコーンを480円で買いました。三宮駅の地下街で鰹丼を食べたばかりで腹はパンパンだったけど、こういうのは思い出づくりだ!と言い聞かせて買いました。 映画の内容は大体予想通りだったけれど、音楽がこれほど多く使われると

          「Perfect Days」観ました