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酒屋八兵衛✖️書道家万美

今回のゲストは
三重県の酒屋八兵衛の杜氏・元坂さん
https://www.gensaka.com/

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東京を拠点に活動する書道家・万美さん
https://www.66mami66.com/

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万美さん、実は「酒屋八兵衛」のラベルの字を書いた方なんです。
というわけで、ラベルの誕生秘話や日本酒と書道の共通点などをお伺いしましたよ〜✨

ラベルの誕生秘話

2018BY→2019BYは、
杜氏を父・新さん→新平さん・彰太さん兄弟にバトンタッチしました。

「お酒の味も変わる。それならばお酒の顔であるラベルも変えよう。」という良いタイミング。

それからはいろんな書家さんを調べ見てみたそうですが、なかなか"これだ‼︎"と思うものには出逢えなかったんだそう。

『これからのロゴは、30代らしく「これから」をイメージして…』
『同じ世代で同じ感覚を持っている書家さん…』

そんなことを考えていたある日‼︎
グラフティーのサイトを見ていた元坂さんが「ドンピシャだ❗️」と見つけたのが万美さん😆

「万美さんの感じたものを字にしてほしい❗️」元坂さんは、万美さんを伊勢に招き伊勢文化圏を紹介し、その素晴らしい体験や経験を元に万美さんがこのラベルの字を書いたそうです。

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何度も話し合いを重ね、なんと数百枚書いたんだとか‼︎

「いいのができた!!」と夜中の2時に連絡があったそうですよ😲😲

お二人の想い、試行錯誤が詰まった作品なのです🥺

「酒造り」と「書道」の共通点と相違点

何事も基礎があってのもの
お二人ともそれぞれの道の
基礎を学び、そして個性が出ています。

基礎を踏まえた上で、模索していくのです。

ここで一つ相違点が。
書は、一つの作品をつくり上げていくのに何度も何度も書き直しを重ねていくのに比べ、
酒は、複合要因(原料や造りなど)が多いため一パターンしかつくれません。結果がすぐに見えないジレンマがあるのです😬
これには元坂さんも「羨ましいなぁ〜」とうなってました🤫

また、道具や原料についての共通点も!
書道の道具は主に
*筆
万美さんは自分好みにカスタムしているそうで、羊の毛や馬の毛などの筆がある中、八兵衛のラベルはコシの強い狸の毛を使ったそうです。

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*硯(すずり)
コウモリの絵がかいてあるものを使用

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*煤(すす)・膠(にかわ)
煤は松の木を燃やしたものや植物油を燃やしたものなど様々です。
これらの煤に牛や豚などの動物の骨や皮のコラーゲンから取った膠を加えます。膠は動物性のものであるため暑さに弱く、とても腐りやすいものです。
そのため、墨汁の場合はこの他に防腐剤や合成樹脂といった化学薬品が加えられます。
*紙
機械抄きや手抄きのものがあり、それぞれ作品によって使い分けるそうです!

それを聞いた元坂さん。
筆→米、硯や煤・膠→酵母や麹に近いなぁとおっしゃってました🤔

元坂さん、万美さんのこれから

このご時世において、
オンラインを活用することが増えたそうで、
元坂さんはオランダ🇳🇱で酒の会を開催したり、
万美さんはオンライン書道教室を始めたりと、かなり精力的に取り組まれています。

今まで時間やお金をかなり浪費しなければならなかったところを押さえることができ、"どこにいても会える"オンライン。

「オンラインだからこそ、繋がれる人もいる」という魅力もあります。

今後もどんどん活用していく予定だそうで、
皆様要チェックですねー☺️


さて、皆さまいかがでしたでしょうか。

日本酒のことから書道のことまでとても幅広く共通点もありとても興味深い内容でしたね✨



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