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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/4/23~2024/4/29)

 4月末までの検索ボリュームは昨年を割り込んで落ち込んでいます。共通なのは『焼肉』の落ち込み、『居酒屋』はエリアによってバラつきがあり、東京は-20%弱、大阪は-10%強、福岡は-2%弱となっています。
 日本フードサービス協会の発表した3月(※4月ではありません)の動向は外食全体の売上は前年比111.2%、19年比113.5%と好調でした。「パブ・居酒屋」は、5年ぶりにコロナ禍の無い歓送迎会シーズンとなり、宴会も一部で数十人規模のものがみられるほど回復し、週末の好調にも支えられて売上106.2%だったようですが、2019年比でみると69.8%と大幅に落ち込んだままです。居酒屋でもコロナ前を越えて好調なお店もある一方、以前のレベルまで回復していないお店がかなりあるといったのが実情でしょう。また、売上は同じでもコスト構造がかなり変わってきていることもあり、収益的には厳しくなっている実情を踏まえ、店舗のビジネスモデルを考えていかないといけないでしょう。


・東京/大阪/福岡 業態系ワードのgoogleトレンド推移
 
全国的に検索ボリュームは昨年を下回っている状態。特に『焼肉』は20%強落ち込んでいる。『居酒屋』はエリアによってバラつきがあり、東京は-20%弱、大阪は-10%強、福岡は-2%弱となっています。

【東京】
全般的に昨年を10~20%強下回っていることは変わらず。若干中華のボリュームが先週よりも戻ってきていますが他エリアに比べると落ち込みが目立ちます。

【大阪】
若干先週よりもボリュームは戻ってきているが、居酒屋は10%、焼肉は20%落ち込んでいるう状態。

【福岡】
福岡は、居酒屋は昨年レベルに近いところで推移、焼肉は20数%落ち込んでいるが、その他の業態は10%未満の落ち込みとなっており、他エリアに比べると落ち込み幅は小さい。

・外食産業市場動向調査 2024年3月度 結果報告(日本フードサービス協会)

https://www.jacom.or.jp/ryutsu/news/2024/04/240426-73937.php

3月は、前年より土日の数が2日多い曜日まわりとコロナ禍の無い歓送迎会シーズンとなったことで客足堅調。外食全体の売上は前年比111.2%、19年比113.5%となった。また、円安傾向の継続や、北陸新幹線延伸開業などもあり、インバウンドを中心に観光需要が好調だった。

■業態別はファストフード(FF)は、引き続き好調で、売上110.7%、19年比売上は127.2%。
■ファミリーレストラン業態(FR)の全体売上は113.0%、2019年比では売上104.1%となった。
■「パブ・居酒屋」は、5年ぶりにコロナ禍の無い歓送迎会シーズンとなり、宴会も一部で数十人規模のものがみられるほど回復し。週末の好調にも支えられ、売上106.2%、2019年比69.8%と依然他業種に比べると落ち込んだままです。
■ディナーレストラン業態は、引き続き訪日外国人の利用増加と客単価上昇により、売上111.6%、19年比99.7%。
■喫茶業態は、観光地を中心にインバウンド需要が堅調。百貨店や観光地、地下街、路面店も堅調で、売上110.0%となった。

・平日ランチの平均額は452円 過去最高だが…外食市場は回復遅れ
https://mainichi.jp/articles/20240426/k00/00m/020/199000c

働く人の平日ランチの平均額が過去最高の452円となったことが、「ホットペッパーグルメ外食総研」の調査で分かった。自炊や手弁当の人が多い一方、物価高で飲食店やテークアウトなど外食価格が軒並み上昇し、ランチの支出を押し上げている。

ランチ1回当たりの平均予算は20年から毎年調べており、452円は最高額となった。内訳を見ると、「自炊、家族などが作った食事・弁当」(392円)がわずかに昨年を下回ったが、そのほかは昨年から上昇。最高値は「出前、デリバリーしたもの」で昨年から36円増の1368円。次いで「外食店内での食事」が53円増の1243円、「外食店からテークアウトしたもの」が45円増の977円だった。
どんどん物価が上昇してきており、外食の価格は上がってきているが、消費者の使える金額が全然追いついていない状態です。これらのアンバランスが解消していかないと外食の回復は厳しそうです。

・2023年以降の宴会・イベント市場調査 - コロナからの復活!宴会・イベント実施数が大幅に増加!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000083218.html

運営する株式会社アイデアログは会場ベストサーチ利用ユーザーのお問合わせから「2023年以降の宴会・イベント市場の動向調査」を実施し、発表しています。

宴会・イベント系のサイトの成約件数は回復基調のようです。ただ、昨今の宴会需要の変化と同様に件数あたりの人数は減少していそうですね。

■2023年以降、宴会・イベント業界は完全復活
サイト利用者数は前年比190%、送客数は240%と大幅増加
2023年の会場ベストサーチのセッション数(訪問数)は、2022年対比190%、送客件数は2022年対比240%と大幅増加。サイトそのものの成長に加え、宴会需要が回復。 会場ベストサーチを通して多くの利用者と会場がマッチングした1年となりました。

■成約案件数は2019年比150%、2022年比280%

成約案件数も順調に推移し、コロナ禍前の2019年比150%、前年の2022年比では約280%となりました。会場ベストサーチ掲載会場からも「宴会売上が2019年を超えた」という声た多数聞かれ、業界全体の回復基調がうかがえます。

「会場ベストサーチ」(https://kaijosearch.com/


・百貨店、3月の免税売上2.5倍 過去最高、訪日客で外食も好調
https://nordot.app/1156130482987663730?c=110564226228225532

 日本百貨店協会が25日発表した3月の免税売上高は前年同月比約2.5倍の495億円だった。14年10月の調査開始以来の過去最高だった。過去最高を更新するのは23年12月以来3カ月ぶり。花見シーズンで訪日旅行が増え、円安により高級ブランド品などが人気だった。インバウンド(訪日客)効果は外食売上高も押し上げた。

・韓国の人気カフェ「HOLLYS(ハーリス)」が日本上陸! 大阪・難波に1号店をオープン
https://www.elle.com/jp/gourmet/g60573675/hollys-24-0425/

大阪・難波の商業施設「なんばマルイ」の1階に、韓国の人気コーヒーチェーン店「ハーリス」が2024年5月1日(水)にオープン。
「ハーリス」は、ソウル・江南にて国内初のエスプレッソ専門店をオープンしたコーヒーブランド。自家焙煎したコーヒー豆を挽いて抽出したこだわりのコーヒーや、さまざまなフレーバーのラテが人気で現地でも愛されている。また韓国ドラマや映画で登場するカフェシーンを通じて日本でも話題になり、その味を求めて足を運ぶ人も。ということで、MOM'S TOUCHに続き、韓国ブランドが日本へ進出してきていますが、どうなるのか注目です。


・【独自調査】外国人に人気の飲食店ランキング【札幌編】1位は「弟子屈ラーメン横丁店」:インバウンド人気飲食店ランキング 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000524.000024246.html

株式会社movは、各地の飲食店に寄せられた最新の口コミデータから、独自の『インバウンド人気飲食店ランキング』を発表しました。

今回の[札幌編]のランキングでは
・札幌でインバウンドに「今」最も人気のある飲食店
・定番スポット「ラーメン横丁」で外国語口コミが多いお店
・札幌発祥グルメへの訪日客の評価
が明らかになりました!とのこと

■ インバウンド人気飲食店ランキング [札幌編]


・【独自調査】外国人に人気の飲食店ランキング【京都駅編】800店舗から選ばれたNo.1は?:インバウンド人気飲食店ランキング 
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000523.000024246.html

国内最大級のインバウンド総合メディア「訪日ラボ」及び 口コミサイトを”もっと”売上に変える店舗支援SaaS「口コミコム」を運営する株式会社movは、各地の飲食店に寄せられた最新の口コミデータから、独自の『インバウンド人気飲食店ランキング』を発表しています。

■ インバウンド人気飲食店ランキング [京都駅編]


・【飲食店オーナー必見】こだわりの“仕込みレス”商品を購入できる、飲食店向け卸販売サイト「MISENOWA」をローンチ。日本中のお店とお店をマッチングし、「人手不足」「長時間労働」の改善を目指します

急速冷凍機の製造・販売をおこなうゼロイチゼロ株式会社は、2024年3月28日に、日本中のお店とお店を繋ぐ、飲食店向け卸販売サイ「MISENOWA(店の輪)」を公開しました。
「MISENOWA」は、「餅は餅屋」の考えのもと、全国のお店からこだわりの“仕込みレス”商品を仕入れることができるマッチングサイトです。販売商品は“仕込みレス”にこだわり、買い手側は、店頭での仕込み作業をできるだけ減らすことで、少ない人数で効率の良い店舗運営を目指せます。といったモデルのようです。人件費と原価のバランスをうまくこういった商品でとることができれば商品バリエーションを出すことも可能になりますね。


・【飲食店の「働き方改革」に有効な打ち手とは?】ホール経験者が飲食店を辞めた原因調査第2位「長時間労働」、第1位は…?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000028572.html

飲食店DXを推進するロボティクスソリューションカンパニーである株式会社DFA Roboticsは、過去に飲食店の社員スタッフとしてホールで働いていた人107名を対象にアンケート調査を実施しました。

・Topic 01 ホール経験者が飲食店を辞めた原因、第1位「賃金・福利厚生に不満」(41.1%)、第2位「長時間労働」(38.3%)
・Topic 02 飲食店の「人手不足」を解消するために有効な対策、「従業員の労働条件の改善」が70.1%で最多
・Topic 03 約4割にあたる36.4%が、配膳ロボットやキッチン/調理ロボットが導入されていれば「飲食店での勤務を長く続けていたかもしれない」と回答


・ブロッコリーがおよそ半世紀ぶりに仲間入り 「指定野菜」に注目 「ネクスト指定野菜」&「もっと食べたい野菜」ランキング
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002522.000011414.html

「指定野菜」について、20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施した結果をレポートします。

■次に「指定野菜」へ昇格しそうな「特定野菜」1位は「かぼちゃ」
2026年度から「指定野菜」にブロッコリーが追加されます。この「指定野菜」とは消費量が多く国民生活上の重要性が高い品目として国が位置づける制度で、「指定野菜」に準じるものに35品目ある「特定野菜」があり、「ブロッコリー」がこれに該当します。そこで今回は「ブロッコリーを除く34品目の「特定野菜」から次に「指定野菜」へと昇格しそうだと思うものはどれですか?」という質問をしました。結果は1位「かぼちゃ」36.7%、2位「サツマイモ」31.9%、3位は「ごぼう」25.8%という順になりました。

■「もっと食べたい」と思っている野菜1位は男女とも「とうもろこし」 女性の割合が高い傾向
「「指定野菜」でも「特定野菜」でもないが、「もっと食べたい」と思っている野菜」についての調査では、男女で約6ポイントの差があるものの、1位は「とうもろこし」でした。2位以下も、「男性」「女性」とも順位は異なりますが、上位10品目中8品目は同じ野菜がランクインする結果となりました。

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