見出し画像

飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/3/19~2024/3/25)

 3月の検索ボリュームを見ると『居酒屋』『焼肉』は昨年を10%くらい下回ってきており、検索ボリュームにおいての需要回復は頭打ちしてきているのが見て取れます。繁華街での物件の入れ替わりも起きてきており、新店舗のが立ち上がってくると今後も競争は激化していきそうです。
 お店探しにおける口コミやUGCの重要度が上がってきており、本当のお店の実力と多店舗との差別化が試されてきています。価格での勝負なのか?お店の差別化での勝負なのか?どこで勝負をしていくのか?を明確にしていく必要がありそうです。昨年までを比較すると落ち着いてきていますが、原価の高騰についてはまだまだ続くことが見込まれますので、付加価値をつけ単価がとれる状態にしていかないとなかなか厳しい状況にはなって行きそうです。


・東京/大阪/福岡 業態系ワードのgoogleトレンド推移
3月の検索ボリュームは昨年と比較すると全国的に共通で『居酒屋』『焼肉』は10%強ダウン。その他はエリアによってのバラつきはあるが、昨年並みで推移といった印象。検索の需要の回復は頭打ちになっており、今後競争は激化していきそうです。

【東京】
他エリアに比べて『居酒屋』『焼肉』『中華』の減少が目立ち、15%くらいの減少。昨年のマスク解禁の時と比べると今年は落ち着いてきているようです。



【大阪】
『居酒屋』『焼肉』『寿司』が10%前後減少。マスク解禁から1年が経ち、重要が落ち着いてきていることが伺えます。

【福岡】
他エリア同様『居酒屋』『焼肉』は10%減少。その他は昨年レベルとなっています。


・4月の食品値上げ2806品目 半年ぶりの値上げラッシュ 「原材料高」値上げ再燃 定期調査:「食品主要195社」価格改定動向調査―2024年4月
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000841.000043465.html

帝国データバンクは、2024年4月以降における食品の値上げ動向と展望・見通しについて、分析を行った。

<調査結果(要旨)>
■4月の食品値上げは2806品目、年間は6千品目突破 「原材料高」値上げ再燃
■4月の値上げ、「加工食品」が1年ぶり2千品目超え ハム・ソーセージで一斉値上げ
■「天候不順」が各食品に影響 「円安」の進行も懸念材料

昨年と比較するとだいぶ落ち着いての推移をしていますが、今後のところで原材料高」や「円安」を理由とした値上げが賃上げによる人件費の増加を販売価格へ転嫁する動きや、「2024年問題」に関連した物流費の増加に伴う値上げもみられ、「原材料コスト」以外の要因による値上げは各食品メーカーで浸透していくとみられる


・2024年版「アジアのベストレストラン50」発表。東京『セザン』が1位を獲得!
https://www.inshokuten.com/foodist/article/6907/

「アジアのベスト50レストラン」の2024度のリストが、2024年3月26日に韓国のソウルで開催された授賞式で発表され、東京の『Sézanne(セザン)』が1位の「The Best Restaurant in Asia(アジアのベストレストラン賞)」に輝いた。

■「アジアのベスト50レストラン」2024年度の1〜10位だけをピックアップ
1位 『Sézanne (セザン)』(東京)
2位 『Florilège (フロリレージュ)』(東京)
3位 『Gaggan Anand (ガガン・アナンド)』(バンコク)
4位 『The Chairman (大班樓)』(香港)
5位 『Wing (ウィング)』(香港)
6位 『Nusara (ヌサラー)』(バンコク)
7位 『Sühring (ズーリング)』(バンコク)
8位 『Den (傳)』( 東京)
9位 『La Cime (ラ シーム)』(大阪)


・時価総額1兆円超え「すき家」「はま寿司」を運営するゼンショーの世界戦略のカラクリ。日本の外食産業が世界の胃袋を掴んだ「仕入れ力」とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/01dd0ed5c2ae2cdf5f3c033b1f3179a3b698ca66

いったいなぜ、ゼンショーホールディングスは世界で戦えているのか。フードアナリストの重盛高雄氏に話を聞いた。という記事です。詳細はリンク先を参照ください。

■時価総額1兆円超えを達成できたカラクリ
 ・M&Aに力を入れて企業成長を遂げている。
 ・一番の強みは、『仕入れ力』
■商品のローカライズと商品自体の訴求力が重要
 ・ゼンショーは欧米を中心に、寿司のテイクアウト店を運営する会社を次々と完全子会社化
 ・外で受け入れられやすいカリフォルニアロールなどの寿司スタイルの企業を買収し、世界で展開している
 ・馴染みのある「ごまペースト」や「上海蟹」などの食材を取り入れたメニューの開発
■「フード業界世界一」企業を目指すゼンショー


・厚労省発表「飲酒ガイドライン」飲食店への影響は? ノンアルコール・低アルコール飲料提供に関する調査結果を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000601.000001049.html

株式会社シンクロ・フードが、飲食店ドットコム会員を対象に、ノンアルコール・低アルコール飲料の提供についてアンケート調査を実施しています。

現状のところは、厚労省発表「飲酒ガイドライン」を出したことによる影響は出ていないようです。そもそも、外で飲んでいる人はそんなこと気にしていないという事なのでしょう。ただ、今回のガイドラインに関わらず、普段飲み歩かない人たちが来た時のアルコール比率は減少してきているので、全体的な流れとしては微減していくのではないかと個人的には予想しています。

■回答者について
本調査にご協力いただいた回答者のうち82.4%が2店舗以内の運営店舗です。また、回答者のうち東京にある飲食店の割合は52.5%(首都圏の飲食店の割合は66.7%)となっており、こうした背景が結果に影響していると推測されます。

調査結果について
厚労省が「飲酒ガイドライン」を発表するも、アルコールメニュー提供店舗にはほぼ「変化なし」

厚労省発表「飲酒ガイドライン」について、飲食店の約16%が「リスク・脅威と感じた」

直近1年間で約23%の飲食店がノンアル飲料・低アルコール飲料の注文量が「増えた」


・Uber Eats、処方薬配達向けに「Uber Direct」サービスを提供開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000127691.html

Uber Eats Japan 合同会社が、2024 年 3 月 28 日(木)、株式会社アイメッド、株式会社大賀薬局、おかぴファーマシーシステム株式会社 、株式会社メドレーの4社向けに、ラストワンマイル配達ソリューション「Uber Direct」の提供を発表しました。

薬品の為、通常商品以上にいろいろと制限はありますが、まずは薬を取りに行けない方への選択肢が増えたという事は非常にいいことだと思います。

・苦境でもポジティブ! 落合務シェフに学ぶ、感じのいい「機転力」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f528ec54289db1784ec2859677bb7f870471c267

料理人人生60年の今、「こだわりは手放した」と語る落合シェフの原点とは? 修業時代の半生コラムをお届けする。といった内容です。詳細はリンク先をご覧ください。
■料理を志したきっかけ
■最初はフランス料理がやりたかった
■人生を変えた、社長とのスゴい会話


・急拡大ファストステーキ店とは?~人気のハンバーグ店も続々
https://news.yahoo.co.jp/articles/945016ddecdf6f055e9633ec78ccaaee711d3917

品映像を一挙放出!進化を遂げる「肉外食」最新の戦いに迫る!といった内容です。昨今店舗数の増えているファストステーキ店について「すかいらーく」創業者で現「高倉町珈琲」会長の横川竟さんの見解も書かれています。

・クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」顧客再来店促進サービス「POS+ CRM」をリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000056468.html

ポスタス株式会社が、顧客の来店・喫食データを元に、再来店を促進する機能を包括して提供するサービス「POS+ CRM(ポスタス シーアールエム)」をリリースしたようです。
外食において、意外とPOSと連動したCRMは意外と少ないのでこのあたり、どれくらいのデータ連携や活用ができるのか?は今後注目していきたいですね。

・フード・マイノリティの人たちも安心できる日本の食のインフラを作りたい
食の有識者や食に精通する人たちと手をつなぎ、フード・マイノリティの人達も安心してお店選びやお店を応援できる総合店舗検索サイト「Japanese Heart」に、全国1,200店舗掲載を実現します
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000076325.html

株式会社DOYAKAIは、フード・マイノリティの人達も安心できる、食の有識者による総合店舗検索サイト「Japanese Heart」(https://japanese-heart.com)に全国1,200店舗掲載を実現します。

花粉症など何かしらのアレルギーを持っている人は、3人に1人と言われていますが、日本のフード・マイノリティの人口については、食物アレルギーは、人口の約1~2%、ベジタリアンは人口の約5~6%、ムスリムは、約19万人しかいないと言われています。
ところが、世界の人口でフード・マイノリティに該当する人は、およそ77億人のうち、31億人もいると言われています。
 さらに、円安での観光旅行や大阪万博などの世界イベントなどのインバウンド需要などで、世界中の人たちがこれからもたくさん来日する状況ですが、日本の食のインフラはまだ世界での当たり前の基準に達していません。とのことですので、このあたりにニーズはありそうですね。


・【広告宣伝費のみ】駅構内、大手商業施設にて出店可能。ビッグサイネージ搭載の次世代自販機で『亀戸餃子』を明大前にて3/16より期間限定販売開始!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000135905.html

株式会社和光産業は、自販機業界に変革をもたらすという理念のもと、次世代自販機販売ならびに次世代自販機サービスを展開しています。
『PICK ☆ UP(ピックミーアップ)』は、出店費用をかけずに駅ナカ出店を実現する新しいサービスです。
従来の出店では多くの手間や費用がかかりましたが、『PICK ME UP』を利用することで手軽に駅ナカ出店ができ、広告費用のみで効果的な宣伝を行うことができます。自社のPRや商品の売り上げUPを目指す企業様はこの新サービスにより、費用対効果の高い出店が可能という事です。
【広告費】 『サービ開始記念 打ち放題プラン』 
 1カラム(20分に1回に回の頻度で流れます)5万円/月 
 2カラム(20分に1回の頻度で流れます)7万円/月
 ※15秒CM 1パターンの制作費無料

【商品に関して】
 月200パックまで、上記の広告費のみで<補充 無料>
 月200パック以上は、<1パックあたり補充費100円>
 ※商品売上代金は全額、売り主様へリターン

駅中で売れる商品であれば、収益といった観点でも考えられますし、駅構内で目に付く場所であればのブランド認知の為の広告費用といった捉えることもできそうです。このあたりの効果性や収益性は商品の粗利や販売適正などで変わってくると思いますが、面白い試みだとは思います。

・清掃DXを推進するリ・プロダクツが飲食店の清潔度に関する実態調査の結果を公表。店内の清潔さは全体的な満足度と再来店意欲に大きく影響
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000031856.html

清掃資材の販売・製造および清掃サービスを提供するリ・プロダクツ株式会社は、この度、飲食店の清潔度に関する実態調査を実施しましたのでその結果を公表しています。
当然ながら、飲食店における重要要素として位置付けられてきただけあり、紹介意思にも77%弱影響を与えているといった客観的数でも確認ができます。

調査サマリー
・75.6%が飲食店選びで「店内の清潔さ」を重視
・食事する机/椅子の上(58.2%)やトイレ(49.3%)の清掃状況が重視される一方、掃除が手薄になりがちな机/椅子の下の不潔さが気になる人も多数
・食事スペースの清潔さが最も重視され(39.3%)、店内の清潔さは全体的な満足度(80.7%)と再来店意欲(80.5%)に大きく影響
・76.7%が店の清潔さで友人・家族へ紹介するかどうかに影響があると回答

・飲食店での「理想の上司」1位は「明石家さんま」さん! 飲食業の希望の職場アンケート調査を発表 〜Z世代は髪型や服装を重視する傾向〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000600.000001049.html

株式会社シンクロ・フードが、求人飲食店ドットコムに登録している求職者を対象に、飲食業の希望の職場についてアンケート調査を実施しています。
世代が変わろうとも『成長や学びを感じられること』と『人とのコミュニケーション』『お客様の笑顔』といったあたりが、採用やその後の働き続けてもらうためのポイントというのはずっと変わらずといった感じですね。

調査結果について
飲食業の仕事を選ぶ際の重要な条件は、Z世代とそれ以外で異なる傾向に
Z世代の約20%は職場選びで「髪型・服装・ネイル自由であること」を重視
職場の飲み会(食事会)に誘われたら、約24%が「積極的に参加する」
主に使う業務連絡ツールは約83%が「LINE」
飲食業界で働くメリットは「人とのコミュニケーション」「お客様の笑顔」と言う意見が多数

まず、飲食業界で仕事を選ぶ時の条件について聞きました。基本としてチェックする「給与」と「交通アクセス」以外で重要な条件を聞いたところ、全世代において最も多い回答は、「希望の業態のお店である」(21.4%)、次いで「自分の成長・学びがある」(18.3%)、「社内の人間関係が良い」(16.9%)という結果になりました。

▲飲食業で仕事を選ぶ時に、「給与」と「交通アクセス」以外で重視するポイントを1つ選んでください(N=847)
▲飲食業で仕事を選ぶ時に、「給与」と「交通アクセス」以外で重視するポイントを1つ選んでください
▲上司や同僚との業務連絡ツールとして最もよく使うものは?(N=847)
▲飲食業であなたが思う「理想の上司像」を【芸能人・有名人】で例えると?(N=847)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?