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人生の4大支出「子育て費用」はいくらかかるのか調べてみた

お金の心配が尽きないので、人生に必要なお金を考えてみました。ちきりんさんのブログを参考にすると、人生に必要なお金は4つに分類できるそう。

  1. 一般生活費

  2. 住居費

  3. 子育て費用

  4. 老後費用

割合はだいたいは4分割になるとも書かれています。

僕自身の一般生活費は、家計簿をつけて絶賛管理中なので、大体把握できています。

住居費は賃貸か持ち家かで変わりますが、相場を見ると大体2,000万円〜3,000万円ぐらいに落ち着くかなと思っています。

老後費用は2,000万円問題が話題になりましたが、1の一般生活費によってここも決まるんじゃないでしょうか(今の生活費が高い人は老後費用もその分必要になるため)なのでこれもざっくり把握できる。

とすると、後は子育て費用だけです。これについても調べようとしたみましたが、出てくる記事がみんな同じ資料を引用していることがわかりました。

内閣府「インターネットによる子育て費用に関する調査

10年以上前の資料なので、こちらを参考にしつつ、今の情報とも照らし合わせていきたいと思います。なお、食費やベビーグッズのような一般生活費はのぞいて考えています。今回はまとまったお金が必要であろう妊娠・出産費用、保育園・幼稚園、小学校〜大学までの教育費を調べています。



1.妊娠・出産費用

妊娠・出産費用は大きく3つに分けられます。

  • 妊婦健診費用(初診、定期検診)

  • 出産費用(分娩費、入院費、その他(差額ベッド代など))

  • その他(マタニティ・ベビー用品など)


妊婦健診費用

妊婦健診費用は初診は1万円ぐらいかかるそうですが、その後は自治体からの補助を受ければ1回1,000〜3,000円程度になるとのこと。補助とはどういうものなのかよくわからなかったのですが、健診14回を想定した受診票(補助券)が支給されるようです。

受診票の記入について~医療機関の方へ~|公益財団法人ちば県民保健予防財団


岐阜県大垣市が助成金額についても説明してくれてました。(※金額は自治体によって異なるそうです)

大垣市「妊婦健康診査について」


出産費用

出産費用は出産育児一時金が50万円支給されます。

令和2年度の室料差額等を除いた公的病院の平均出産費用は45.2万円、全施設の平均出産費用は46.7万円であった。

厚生労働省「出産費用の実態把握に関する調査研究(令和3年度)の結果等について」

出産費用は年々増加傾向にあるらしく、これまで出産育児一時金は42万円でしたが、令和5年4月1日以降の出産から50万円に引き上げがされています。


その他(マタニティ・ベビー用品など)

これはいくらぐらいかかるんでしょうか?おむつもいくらするか知らないので、今度ドラッグストアで相場を見てみたいと思います。この辺りの費用は生活費と考えてもいいかなーと思っています。


2.0〜5歳(保育費)

次は小学校に上がるまでの保育費について、調べていきます。冒頭に書きましたが、食費やベビーグッズのような支出は一般生活費として考えますので、今回の計算からは除きます。

保育園って、何歳から入れるものなのでしょうか?
すぐに仕事復帰したい家庭だと0歳から、育休期間明けで入れたい家庭は1歳からが多いみたいですね。

仮に0歳から保育園に入れるとして計算しようと思ったのですが、「認可保育園」とか「認可外保育園」とか、収入によって異なったりややこしいですね笑。自分の住んでいる自治体で確認すると、3歳未満児はたぶん月額31,150円で年間373,800円。0〜2歳児まで3年間で計算すると1,121,400円。

3〜5歳児は無料(であってますかね?)なので、小学校に入学するまでにかかる教育費は約112万円ですね!


3.6〜17歳(小・中学校、高校)

次は高校までの学費です。公立から私立かで違うと思いますが、今回はすべて公立で計算していきます。

令和3年度の文部科学省の「子供の学習費調査」では表のようになっています。

調査結果の概要
  • 小学校:352,566円×6年間=2,115,396円(月額29,380円)

  • 中学校:538,799円×3年間=1,616,397円(月額44,900円)

  • 高校:512,971円×3年間=1,538,751円(月額42,743円)

総額約527万円という結果になっています。


4.18〜21歳(大学)

大学も国公立か私立かで大きく金額が異なります。文部科学省の資料によると令和3年度は以下の金額になっています。

  • 国立大学:入学金282,000円+授業料535,800円×4年間=2,425,200円

  • 公立大学:入学金391,305円+授業料536,363円×4年間=2,536,757円

  • 私立大学:入学金245,951円+授業料930,943円×4年間=3,969,723円

国公立なら総額約254万円、私立なら約397万円です。


5.総額

0歳〜大学を卒業するまでの大きな費用を計算すると

  • 小〜大学すべて公立:約781万円

  • 小〜高校まで公立、大学公立:約924万円

以上の結果になりました。大学だけ私立の金額を計算したのは、僕がそうだったんですよね〜、学費だけでおおよそ1,000万円、、、親に返せているのでしょうか?笑

途方もない金額見えますが、仮に924万円22年間で計算すると、年額42万円、月額3.5万円です。他に食費などの一般生活費、部活や習い事などの諸費用もかかってくると思いますが、月額に分けて考えると、なんとか頑張れそうな気がします。

「困難は分割せよ」

まさにその通りだなと思いました。


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