マガジンのカバー画像

だから何なんだ日記

17
とりとめのない「だから何なんだ」という話を綴った日記という意味で付けた(タイトルの元ネタは深沢七郎)が、ちゃんと意義や面白みのある話も書くと思う。メンバーシップに入ると全部読めま… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

日記 5月20〜30日 何でもできるって誰かに言われると、案外何でもできる気がしてくる

日記 5月20〜30日 何でもできるって誰かに言われると、案外何でもできる気がしてくる

20日 東京が狭いというより界隈が狭い「ケムール」にて、掌編小説「愛があってもなくても」が公開。
ケムールは、株式会社ライテック(ライターをはじめとする喫煙具の製造・販売の企業)のオウンドメディアで、現在と未来の文壇を担う作家が煙草の煙をモチーフとした掌編小説を書き下ろす連載「煙たい物語」に寄稿。
私の小説の発表としては2作目。
1作目に引き続き、愛され幻想の破壊をやってます。

日記 5月19日 文フリ文学

日記 5月19日 文フリ文学

今回の文フリで頒布された『ウィッチンケア』第14号に小説、『チャリティー百人一首』に短歌を寄稿している(いずれも文フリでしか販売されないわけではない。前者は書店やAmazon、後者は通販と電子版もあります)。文フリには2018年に寄稿した『失恋手帖 vol.2』(エッセイ「雪の定義」。後に『シティガール未満』に収録)を受け取りがてら行って以来行けていないので、次回の初出店に向けた調査も兼ねて、行く

もっとみる
日記 5月1〜4日 ずっとスタートラインを目指してるみたいな人生

日記 5月1〜4日 ずっとスタートラインを目指してるみたいな人生

1日 剃ったすね毛の行き場がない昨日小説を脱稿した直後に生理が来た。友人と宇野亞喜良展へ行く約束をしていたが、その時間は生理のピークにあたると予想され、集中できる自信がないのでリスケしてもらった。朝、リスケしようか迷いながら剃ったすね毛がもったいないなと思う。
結局、生理が一番重い日のルーティンである、一日中家でファッション誌のWeb版(GINZA、SPUR、GIRL HOUYHNHMN)の巡回を

もっとみる
日記 4月上旬 好きな人の幸せ

日記 4月上旬 好きな人の幸せ

4月某日 雑多なリサイクルショップリサイクルショップでジーンズを試着していいか聞いたら「試着室とかないから2階の隅でやって」と何食わぬ顔で言われ、誰もいない2階売り場の隅で試着して買った。折り畳み椅子も買った。

4月3日 誰もが結婚しなくても生きられる時代になんてなってない

日記 3月30・31日 奢り奢られ問題は性別ではなく経済力

日記 3月30・31日 奢り奢られ問題は性別ではなく経済力

3月30日 映画『四月になれば彼女は』と本当の恋小説を寄稿したウィッチンケアが届いたので、物撮り。もっとおしゃれに撮れるようになりたい。
これが私の小説発表としては最初になる。エッセイでも評論でも何でも書きたいことを書ける「試しの場」というコンセプトの文芸誌なので、原稿用紙10枚くらいの掌編を初めて書いてみた(未発表だが50枚くらいの短編は過去に書いたことがある)。

ここ数年、ずっと小説を書きた

もっとみる
日記 3月8〜23日 本を中古で買う是非

日記 3月8〜23日 本を中古で買う是非

3月8日 終電を逃した夜六本木の21_21 DESIGN SIGHTの「もじ イメージ Graphic展」滑り込みのち青山ブックセンターでの世良田波波『恋とか夢とかてんてんてん』1巻刊行記念原画展へ。今日もちゃんとカルチャー活動したな。
そのあと22時に新宿で友達と合流し、大谷翔平結婚記念ということで(?)初めて歌舞伎町のバッティングセンターに行った。六本木と青山を歩いたあとに新宿に来ると、新宿が

もっとみる
日記 2月最終週 性愛至上主義の弊害

日記 2月最終週 性愛至上主義の弊害

2月22日 チームでの仕事の楽しさYNKsの取材。就職したこともない私は、長らく基本的に一人で仕事をしてきて、せいぜい編集者さんと二人でしか仕事をしたことがなかったため、前回の寿司屋の取材に引き続き、チームで仕事してる感が新鮮で楽しい。

これまで私が書いてきたエッセイは主に私の日常の中から書きたいことを書いたり、テーマに合わせて書いたりだったが、この連載は毎回編集さんに企画を立ててもらって取材を

もっとみる
日本橋散策日記(全文無料)

日本橋散策日記(全文無料)

2023年7月29日 気の利いた手土産をさらっと買える大人になりたい行きたいです、と自ら申し出たパーティなのに、自分が4人以上の雑談が苦手だということを思い出して憂鬱になっていた。なぜだかそのことを忘れたまま勢い余ったのだ。
だがそれでも、外に出て人と関わらなければ人生は面白くならないし、面白いものは書けない。そう唱えて左右の足を前へ一歩ずつ動かす。こういう時は手土産を持っていくものだ、というマナ

もっとみる