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"まあ。セレプロなので。"#24 人生初の同人誌即売会(COMITIA141)一般参加&「セレプロちゃんっ!」の作者に会って来た件

8月末のアニサマに行って来たので矢野 妃菜喜さんと花井 美春さんが出演したウマ娘について書こうと思ったんですけどね。
私の席はアリーナF6ブロックということもありステージめちゃくちゃ遠いしそもそもウマ娘よく知らないし(ライスシャワーちゃんが可愛いことは知ってる)ということでそちらの感想記事はお蔵入りとなりました。
ちなみにStylipSの復活はマジで熱かったです。ぼくは松永 真穂さんのファンだったんですが……(遠い目)。

そんなこんなでこんにチアーズ!
9月4日に自主制作漫画誌展示即売会であるCOMITIA141が東京ビッグサイトにて開催され、そちらにチアーズにはお馴染み「セレプロちゃんっ!」の作者であるもけお先生が参加されるということだったので「これは千載一遇のチャンス!」と張り切って馳せ参じました。

私自身はこういった同人誌即売会に行くのが初めてで(コミケも行ったことない)色々と興味深い経験ができました。せっかくなので体験記も兼ねて記事にしたいと思います。

1.準備編~準備は一任するわ~

そもそもどうやって会場に入るのかもわからない私。同人誌即売会といえばアニメ「らき☆すた」でこなたたちがコミケに行った回を見た程度の知識しかないので…。

公式Twitterを見てみるとどうやらカタログと付属している連絡先カードなるものが必要らしかったので池袋の書店で購入しました。前売りで1,300円也。なおこのカタログは一般流通していないらしくバーコードがついていません。ほへー。

このカタログには参加するサークル一覧と会場の配置図が掲載されているのでもけお先生のブースに目印を付けたり「このイラストレーターさん知ってる!」などと事前準備で盛り上がっていました。

そして同人誌即売会といえば定番(と私が思い込んでいる)の「差し入れ問題」。コミケなどでは多くの作家さんによる「差し入れありがとうございましたー」というツイートが乱れ飛んでいるため、ご挨拶がてら自分も何か持って行った方がいいのだろうか…?と無駄に社会人スキルを発揮しようとしていました。
しかしよくよく考えたら初対面の野郎からいきなり何かもらってもマイナスの意味で驚かせてしまうかもしれないし、差し入れを買う予算を頒布品購入に回して「売上で美味しいもの食べてくれ!じゃあな!」と某アニソンシンガー的な捨て台詞を言った方がスマートなのではないかと思い至りました。まあ実際はそんな気の利いたユーモアを発揮する余裕はなかったんですが…。

2.当日編~ビッグサイトは燃えているか~

前日である9月3日は渋谷某所のライブに参加して飛び跳ねまくっていたのですが、その影響か4日朝は左脚が攣った激痛で目覚めるというなかなか厳しいコンディション。

開場は11時だったので受付なども加味して1時間前に着けば余裕だろ!とたかを括って10時に東京ビッグサイト駅到着。
てっきりゆりかもめの乗客はほぼお台場で降りると思ったら逆にほとんどの人が自分と同じ目的だったらしく。ぞろぞろと続く人の流れに脳死で付いて行くとビッグサイト入り口には既に多くの人がいました。

ビッグサイトに入るとさらに人混み度合いは増し、軽く数千人はいるであろう人流が奥の東8ホールに向かいます。
入り口からかなり歩かされ東8ホールで検温やリストバンド交換を済ませた段階で10時30分。ようやく一息ついて隅で休憩していると係員から「駐車場の待機列に並んでくださーい」というアナウンス。
外に出てみると炎天下のコンクリートで日干しにされている犠牲者参加者の列が。

日傘持ってくればよかった

30℃を軽く超える屋外、容赦なく照りつける日差しでかろうじて意識を繋ぐこと約30分。コミケがこれ以上の過酷さだというなら絶対行きたくねえ…と弱音を吐いていると11時になりようやく列が動く。受付自体は既に済んでいるので開場後はすんなり入れました。

建物に沿って地の果てまで続く巡礼者の列

会場内に入りまずは目的のブースを目指すものの早速迷う。というか現在地はどこ?
何せ展示場3つ(東1〜3)を使ったイベントなのでとにかく広い。手元の地図と近くのブースに掲示されていた番号を照らし合わせようやく行くべき方向が判明。

設営された沢山のブースを物珍しげに眺めつつ歩くこと数分、ついにもけお先生のブースを発見。
あの人がもけお先生本人なのか…!!感激だ…!!と感慨に浸るものの緊張でなかなかブースに行く踏ん切りがつかない。
自己紹介とかした方がいいのか?セレプロちゃんっ!のことを話しても大丈夫なのか?そもそも売り買い以外の会話をして迷惑にならないだろうか?

…そんなことを逡巡しながらブースの近くをうろつくこと実に15分。これ以上は不審者と思われかねなかったので意を決して買い物客の列に並ぶことに。
前のお客さんである若い女性がもけお先生と雑談をしているようだったので内心で少し安堵する。

いよいよ自分の番。あまりの緊張で開口一番の「こんにちは〜…」という声が震えてしまう。

syu「冊子を一通りとアクリルバッジを…」
もけお先生「アクリルバッジはどれか目当てとかありますか?」
syu「全種(17種)欲しいんですけど」
もけお先生「全種?!!」

そんなやり取りをしつつアクリルバッジは既に売り切れの種類があったので目についたやつをピックアップして8個買いました。躊躇せずさっさとブースに並ぶべきだった…!と早くも後悔。
そして支払いの際に、お話するチャンスはここしかない!と意を決して用意していた言葉をまくし立てる私。
たまにもけお先生のTwitterにリプしていること、セレプロちゃんっ!で先生を知ったこと、他にも個人的な諸々を(その節は本当にありがとうございました🙇‍♂️)。

オタク特有の早口になってしまい若干引かれたような気もしないではないですが今でもセレプロちゃんっ!は何度も読み返していますし、セレパではもけお先生が描いたキャラたちが「チアーズにエールソングを歌いたい」と言ってくれたことを鮮明に覚えています。

アニメ本編では描かれない9-tieの(エキセントリックな)魅力を引き出してくれたもけお先生に、短い時間ながらも直接感謝と応援の気持ちを伝えることができて本当に良かったです。
それだけで死にそうになりながら待機列に並んでいた苦行が報われました。

3.感想編〜兵どもが夢のあと〜

目的の買い物を済ませたあとはレストランで昼食をとりつつ会場内を一通り回ってきました。

大手サークルが並ぶ通称「壁サークル」は界隈に疎い私でも知っているような作家さんがいて驚きましたし、企業ブースの出版社コーナーでは作品の持ち込みも受け付けていたようでプロを目指す皆さんの真剣な眼差しが印象的でした。

そもそもコミティアはオリジナル作品のみなので並んだ作品自体も非常にストイックというか、流行なんて知らねー!わたしの好きなものはこれだー!という作り手の圧が伝わってくるようでした。

私自身もこのnoteを書き続けてもうすぐ1年になりますが即売会にサークル参加するような人たちの熱意には圧倒されます。机に並んだ作品を見ただけでどれだけの労力がかかっているか何となく想像できますからね…。

今までは9-tie声優さんが出演しているイベントのレポートが主でしたが今回は少し違った観点からセレプロ絡みの記事を書いてみました。
ちなみに購入した本を一通り読んでみたんですがセレプロちゃんっ!で垣間見えていたカオス感はここから生まれてたんだなーとわかるような作品でした。私のように走るお肉マンやケーキ舐め犬が好きな方はぜひ購入をオススメします。

アクリルバッジどこに飾ろうかな

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