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神様は誰の味方!?


世の中で神様は一体誰の味方なのか



立場もはっきりさせないまま



もし私の味方なら、見えないように不遇なこの環境から立ち直れる応援をして欲しいーーーーー





どうも○○です。突然ですが皆さんのクラスにはカーストという制度はありますか?
僕のクラスにはあります。僕は下でもなく、
上でもない、本当に真ん中。だから男子にカーストはないに等しい。
だが、女子には激しいカーストが存在している。いわゆる陽の人がクラスを牛耳っている。
陰の人はパシリにされている。男子もそれに絡まれたくないから、見ないふりをしてしまう。



女1:ほらはやくパン買ってきなさいよ!ドスッ


クラスの女がパシリの人たちを蹴っている


大園:あっ、ご、ごめんなさい、、、


女2:こいつら、舐めてるよな最近


与田:な、なめてない、、、


女3:ほらはやく飲みもんも買って来いって!ドス


久保:な、なんでこんな酷いこと、、、

女4:なんでって、そんなのあんたたちがゴミだからよ


僕のクラスではこんな風景が毎日続いている

○○:(なんで毎回僕は助けないんだ、、、!見てもいられないって言うのに、、、!)


○○は恐怖からか動けない


友達:おい○○、今はやめとけボソッ


○○:、、、本当は今すぐに助けたいよ!ボソッ


友達:俺だってそうだ、、、でも向こうに社長令嬢がいるってなったら俺もびびっちまう、、、ボソッ


○○:くそっ!力になれない、、、!ボソッ


ガラガラガラ


担任:よしみんな座れー、今日は転校生を紹介する。


女1:えー先生それってイケメンですかぁ?♡


担任:あー、残念だが女の子だ、お前ら仲良くしてやれよ


女2:先生当たり前だって!うちらこんなに仲良いのに!ね!与田さん?


与田:そ、そうだね、、、


与田はカーストクイーンからの圧に逆らえない


そう、今与田さんに話してたこの女たちこそがクラスのカースト1位と呼ばれる社長令嬢率いる女軍団だ。先生の前では甘い声使って騙してる。
はっきりいって社会のクズだ。


担任:それじゃあ、入っていいぞ


??:失礼します

転入生はその美貌から男子から大喝采を浴びる


男:おいめっちゃ可愛いじゃん!


男:えー、付き合いてー!


ただし、この2人を除いては


友人:おい、あの子綺麗だけど、狙われないか?


○○:やっぱお前もそう思う?同感だ


山下:今日からこの学校に転校してきました、山下美月です。よろしくお願いします。


パチパチパチ


クラスから大喝采をまた浴びる


女1:ふーん、なんか自分が綺麗って偉そうねボソッ


女2:あいつもしめてやりますかボソッ


女3:当たり前でしょ!ボソッ



そんな会話を聞いていた○○たち



○○:もう絶対に誰も悲しませない、、、!


友人:俺も手伝うぜ、親友


○○:ああ、俺らの手でこのクラスの平和、掴もうぜ



自己紹介も終わり


女1:ねえねえ山下さん?お昼一緒に校舎裏で食べないかしら?


山下:あ、ごめんもう○○君たちと約束してるんだ、ごめんね


女2:は?なんであんな陰キャみたいな奴らと食べるの?うちらと食べた方が楽しいよ?


山下:今日はもう約束してるから、明日ね?


女1:、、、ちっ!ほら与田たち!行くぞ


与田:は、はい、、、


大園:わ、わかりました、、、



あの軍団が去った後



山下:ふうっ


○○:あ、あの山下さん?なんでここに


山下:あいつらに言っちゃったから、ごめんね?聞きたいこともあるから良いかなって


友人:べ、別に俺らはいいんだけどよ笑


○○:それで、聞きたいことって?


山下:あの社長令嬢みたいな奴らって、このクラスをしめてるってほんと?


○○:な、なんでそれを?



山下:知ってるに決まってるじゃん。だって私、ーーだもん


○○・友人:、、、、、、、は?


この山下の発言から、○○たちは動き始める




○○:ほんとに大丈夫なの?山下さん


山下:まあ大丈夫か大丈夫じゃないかで言ったらもちろん被害は食らうけど笑


友人:強えな、さすがーーだな



○○たちはお昼を食べ終え、校舎裏にやって来ていた


山下:それにしても広いね校舎裏とはいえ


友人:まあ、一応私立だからな


○○:だから先生たちにもばれてないんだよね


山下:あっ、あれかな?



山下が見つけたのは与田たちが蹴られているところだった

○○:あれが毎日行われてるんだ、ほんとに酷い、、、


友人:いざこの目にすると、ほんとにえぐいな、、、


山下:じゃっ、私行ってくるわ


スタスタと歩いていく山下


○○:えっ!ちょっと、山下さん!?


山下:ねえねえ、みんな校舎裏で何してるのー?


女1:あ、山下さん、何って、しつけしてあげてるの

女2:こんな私たちの手伝いもできないなんて将来不安だからね


山下:ふーん、そうなんだ。


女1:ところで山下さんは何でここに?


山下:なんで?そんなの与田さんたちとお話しに来たからだよ笑


女1:いやいや笑今私たちが使ってるんですけど?


女2:そうだよ、早く帰りな


与田:や、山下さん、後で話さない?


山下:いや、無理。今話したいから


女3:、、、チッ!はやく済ませな!


大園:そ、それで話って、、、


山下:あぁ、この人たちと絡むのやめた方がいいよ


久保:っ!?な、なんで?

山下:だって、いじめられてるじゃん、どう見ても


女1:あんた、何言ってんの?



大園:や、山下さん、、、



山下:ほら、私と戻ろ?


久保:で、でもそしたら私たち、、、


与田:そ、そうだよ、、、このまま戻ると、、、


山下:大丈夫、クラスのみんなは味方だよ


山下:いい、3人とも。私、ーーだからもう大丈夫だよボソッ


大園・久保・与田:、、、、、えっ!?


女1:ちょっと、何言ってくれてんの?


女2:はやく私たちの返してくれない?


山下:え?嫌だよ、なんで返す必要があるの?


女1:ずいぶん生意気じゃん、どうなってもいいの?


山下:3人が解放されるなら私はどうなっても構わないよ、どうせあなた達負けるんだから


山下:ほら、行くよ?


大園・与田・久保:う、うん!

山下は3人を連れて校舎に戻る


女2:あ、待てよ!


女1:チッ!あの女、どうしてやろうか?


教室に戻る道中


○○:や、山下さん!大丈夫?


山下:うん!今は全然大丈夫だよ!


友人:やっぱ強えな


久保:や、山下さん、ありがとう


大園:ほんとに感謝してる!


与田:け、けどこれからは山下さんが狙われるんじゃ、、、?


山下:大丈夫、クラスが救われるならなんだってするよ


友人:だって、ーーだもんな


○○:それについて、話してくれないかな?


山下:ああ、それはもちろん。明日ね


山下:けど見せる条件は、久保たちがもう怯えずに過ごすこと!いいね?


久保:う、うん!


大園:それでいいなら、頑張る!


その後6人は何事もなく過ごした



翌日、山下が学校に来ると


○○:や、山下さん、、、


山下の机には、「学校来んな!」「善人ぶるな!」「お前は死ね!」などと言ったことが書かれていた。


友人:こ、これは、、、


山下:早速仕掛けてきたね


与田:だ、大丈夫?


久保:な、なんでそんな余裕なの?


山下:大丈夫、もうすぐ終わるよ


女1:おっ!なにのこのこと来てんだ?人のもん奪っておいて


女2:もうあんたの未来、終わったね


女3:お父さんに言ったもん、ね?


女1:当たり前じゃない!転校して来ても今すぐ終わらせてあげるから


女2:与田たちはうちらと一緒がいいよね?


与田:、、、、、


久保:や、やま!


山下:うん!もう大丈夫


女1:チッ!どこまでも癇に障るやつだな


ガラガラガラ

先生:よし、じゃあ出席とるぞー


先生は何事もなく出席を確認していく


先生:えー、全員いるな


出席を終えた瞬間山下が手を上げる


バシッ✋


山下:先生コクッ


先生:そうだな、女1、女2、女3、お前ら帰れ


女1:え!?何でですか?


女2:急に冗談きついですって〜


先生:山下から話は聞いている、帰れ、お前らに用はない


女1:てめえ!


女1たちは山下に殴りかかろうとする


すると


○○:危ない!


ドゴッ


山下:ま、○○君!


鈍い音が響く教室


○○:、、ってぇ、女子が女子に殴りかかるなよな

友人:○○!大丈夫か!

○○:おう!余裕余裕


女2:チッ!帰るか!


文句を言いながらしぶしぶ女軍団は帰る


友人:ほ、ほんとに山下さんが?


○○:だったっぽいな


久保:ーーっていうのは、ほんとだったんだ!

○○:久保さんたち、良かったね


与田:うん!

大園:すべては美月のおかけだよ!


先生:えー、○○、友人、大園、与田、山下、久保、放課後、話をしてもいいか?


山下:はい、大丈夫です。


朝から色んなことが起こった○○のクラス


お昼


久保:○○君、みんなで一緒に食べない?


○○:うん!食べよ食べよ!


山下:早く食べよ!


他愛のない会話をしながら


久保:ねえやま?そろそろ教えてくれない?


与田:それ祐希も気になるだっちゃ!


山下:そうだね、じゃあ話そうか!


山下は自分のことを話し出す


山下:何回も言うけど私の正体は、


「神様」だよ


友人:それは何回も聞いてるけど、何してくれたんだ?


山下:まあ簡単に言ったら私がみんなの記憶とかみて、それを文面とか映像化して先生の自宅とか、学校に置いておいたって感じかな笑


久保:そ、そんなことが可能なんだ、、、


○○:やっぱ神様って凄いな、、、笑


山下:まあ役目終えたからもう来ないけどね


一同:、、、えっ!?


山下:私の役目は平和な世の中を過ごさせること、学生なんて尚更助けないとね


大園:だ、だとしてもそんな急に、、、!


山下:いい?今学生がいじめられて死ぬケースが増えてるの、私はそれが悔しい。分かってて何にもできないなんて悔しすぎるじゃん、ねえ?○○


○○:、、、、、ああ、確かにね


与田:な、なんで○○君が?


山下:○○君は与田たちがいじめられてるのが悔しかった、助けたいのに助けられなかった


○○:うん、本当は今すぐにでも助けないと!って思ってたけど、もう少し早く言えたら、、、


久保:ううん、そんな事ない。○○君が悲しい顔してるの知ってたもん。


友人:なかなかあの雰囲気には突っ込む勇気出なかったからな、、、


山下:まあそういうことだね


大園:そんなすぐにいなくなっちゃうの?


山下:まあ明日にはいないね


与田:は、早いよ!


山下:みんないい?今助けを必要としてる人がたくさんいるの、本当は今すぐにでも行きたいんだけど、1日1校って決めてるんだ


久保:そうなんだ、、、


友人:それはそれで申し訳ないな


大園:ならもう少しいて欲しい、、、


○○:仕方ないよ、数が多すぎるが故にだから。


山下:私の信念だからね。若人から青春を取り上げるなんて許されていないんだよ。何人たりともね。ってね


友人:まあ今を楽しもうぜ!


○○:そうだな!


みんなお昼を食べ終え


久保:それにしても学校がこんなに楽しいって思えるのいつぶりだろう


大園:確かに、、、


山下:今思うこと?笑

久保:いいじゃん別に!楽しいんだもん!


○○:久保さんってそんな大声出すんだ笑


与田:ねー、意外笑


そんなこんなで一日を過ごし



○○:じゃあみんな、帰ろっか


友人:そうだな


久保:やま、ほんとにお別れなの?


山下:うん、もう行かないとね


与田:寂しくなるっちゃ、、、


大園:またどこかで会おうね!


山下:もちろん!またこのみんなで会いたいよ!


○○:最後に、山下さん、ありがとう。


山下:○○君?急にどうしたの笑


友人:らしくないな笑


○○:うるせえ笑、、、山下さんに出会って、クラスも変わった、山下さんのおかげでその事実に自分が関われたって言うのがとっても嬉しいんだ。


山下:、、、そう、良かったよ!


久保:絶対にまた会おうね!

与田:約束するだっちゃ!

大園:私も!

山下:みんな、、、勿論だよ!それじゃあ、じゃあね!


全員:じゃあね!神様!


すると山下は天に昇っていった、、、


○○:なんか不思議だね


久保:まさかほんとにいたなんてね


○○:でも、山下さんのおかげで久保さんに話せたから良かったよ笑


久保:もうっ!///なにそれ!///

友人:ありゃりゃ、あれは二人の世界入ってるな笑


与田:羨ましいよ笑


大園:私たちも帰ろっか笑


その後山下を除いた5人は、平穏な暮らしを過ごしていき、いつしか大親友になったという、、、






ここまでま読んでくださりありがとうございます!
本日は言霊砲の4人です!
自分が乃木坂にハマるきっかけでもある楽曲なので、かけて嬉しかったです!

物語の中で「いじめ」について触れていますが、
ここ最近の世の中は周りの人はいじめを見るだけで助けない、助けられない、といった風に見えます。
助けない、と助けられない、ではだいぶ意味が違ってくると思うので、少しでも後者の考えを持つ、そして行動に移せるような心でいたいですね


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明日はさくたんです!それでは!
いや、やっぱりあーやかも!



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