2024年 アジアの気候危機
日経新聞が FINANCIAL TIMES (https://www.ft.com/)の記事を紹介しています。
この記事によりますと、国連の世界気象機関(WMO:World Meteorological Organization)はアジア地域に気候変動の深刻な影響が表れていると警告を発したとのこと。
なんか、今年も気候危機は確実に進行していくようで恐ろしいです。記事ではアジア各国の気候危機の現状と予測を紹介しています。
中国の広東省では豪雨による洪水で10万人以上が避難
パキスタンでは数週間に例年以上の降雨があり、多くの死者が出る恐れがあると当局が警戒を強めている。
インドでは多くの地域で気温が40度を超えると予想されている。
バングラデシュやタイ、ラオス、フィリピン、ミャンマー、インドネシアの一部地域ではすでに40度を上回っている。
すでに、バングラデシュ政府は先日、全土を襲った「すさまじい熱波」を理由に一部の学校に休校を命じたと言いますし、インドの一部地域では、猛暑で気温が45度まで上昇すると見込まれることから、学校の夏休みを前倒ししたとのこと。
フィリピン大気地球物理天文局も乾期で暑さが厳しくなれば、気温が52度に達する可能性があると予測しているとのこと。
WMO は、アジアは2023年、合計79件の自然災害で2,000人以上が命を落とし、900万人が被害に遭ったとしています。
2025年も酷いことになりそうで怖いです。
それでも資本主義は驀進していくのでしょうか?
資本主義は経済体制だけではなく、社会体制、イデオロギーであり、人々の考え方、生き方、感性も含めたものだとすれば、いま人類、特にグローバルノースの人々は、生き方、想像力が問われているのだと思います。
より深く気候危機を考えるためには、斎藤幸平さんの『人新世の「資本論」』はもっともっと読まれなくてはなりませんね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?