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Native Nation サビ前

サビが決まればサビ前に着手します。サビ前重要です。SynNightPはサビ頭の1拍目に全集中です。これには効果的なサビ前が必要です。

単純にはセカンダリードミナントが良き。じゃあそれでいいじゃんと思われがちですが、これも4拍伸ばすのか、1拍でさらっといくのかでテイスト全然違います。サビ前をあれこれしたくて作曲してるようなもんです。美少女アバターに色々服を着せるようなもんです。

まずはセカンダリードミナント試します。ダークでいいですね。イメージには合いますが今回はGet Wild感で行きたいです。
Get Wildの転調は突然世界観が変わるようなダイナミックな動きが魅力です。転調を予感させるセカンダリードミナントの4拍伸ばしなどもっての外です。
実際Get Wildはセカンダリードミナント使わず、Ⅵmのしかもパワーコードでいたって普通に4拍伸ばしてます。まさか次の瞬間に短三度下転調するとは思わなんだ。サビなんだからむしろ上目線でないのか。この感覚を再現したいです。これが決まればGet Wildを彷彿させられると思いました。

それに倣ってサビ前はⅥmの4拍伸ばしを採用します。おーっぽいっぽい。しかし、ここでこの曲最大の選択問題が発生します。アウフタクトです。

アウフタクトってのは小節頭より少し早めに始めるやつ。SynNightPは16分音符2つを多用します。迷ったらアウフタクトつけとけが座右の銘です。

今回も16分音符2つで華やかになります。しかし、これが転調を予見させるんですよね。通常ならそれが効果的なシーンもありますけど今回は突然の転調をテーマにしてますので。とはいえGet Wildも8分1つ入れてんですけどね。

数字はアウフタクトの数です。
0 突然感はあるが物足りなさも
2 華やかだが次の転調がバレバレ
1 突然感、華やかさどちらもあるっちゃある

どれも悩ましいレベルです。どれ選んでも間違いではないでしょう。それがさらに悩ます。
そして歌詞も絡むしなぁ。アウフタクトの数指定して歌詞に無理やり感が生じたら困ります。どれも許容範囲レベルなんだから拘って無理されても。この時点で歌詞投げる気です。

決め手がないため最終的には作詞さんの歌詞の流れで自然になるやつにしようと思いました。サンプルとして1サビ0、2サビ1、ラスサビ2としました。結果的にこれが最終となりました。つまりアウフタクトは各サビで全部違いますので注目して聴いて頂けたら幸いです。







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