ネガとポジ、男らしさと女らしさ、対極は両立が可能、或いは表裏一体


「気分の上がり下がりなんて誰にでもあるよ」


そう言ったのはそっちの方じゃん。


それなのにその程度は人それぞれだとか、中には極端な人もいて、生活に支障をきたすこともあるってことはどうして考えられないのかな。

例えばさ、他人に「死ね」って言われたとしたら、「人間みないつかは死ぬんだからそれまで待っとけや!!!!」って思う時もあれば、「やっぱり自分は死んだ方がいいんだ、早く死ななきゃ……。」って思う時もあるよ。

コンビニのレジでの接客みたいな些細な他人との関わりでさえ嫌で避けることもあれば、素敵な古着屋さんで他のお客さんが履いていた靴が可愛かったから「その靴可愛いですね!」って、初対面の人に自分から話しかけることもあるよ。

しかも私は1時間もすれば気分が切り替わることがあるよ。
自分のことなのに自分が明日、いや数時間後、なんなら3分後、どんな気分なのかだなんて予想すら出来ないよ。



男らしさとか女らしさとかもさ、生物学的に私は女として生まれたけど、その日によってレースたっぷりのワンピースが着たい日もあれば、その辺の男よりかっこよくなってやる!ってコーディネートを組んだり、化粧をする日もあるよ。

仕草だってそれに左右されるよ。

カート・コバーンになりたい日もあれば、コートニー・ラブになりたい日だってあるよ。

今はペーパードライバーになっちゃったけど、もしまた車を運転することが出来たとしたら、日産のパオに乗りたいなっていう日もあれば、フォードのマスタングに乗ってかっ飛ばしたいって妄想する日もあるよ。


「気分の上がり下がりなんて誰にでもあるよ」


それならさ、私のこと気分屋とか、気まぐれとか、そういう可愛らしい言葉で片付けてよ。

変だとか、頭おかしいとか、そんなこと言わないでよ。

危なそうな人だから近づくのやめようだなんて、そんなの悲しいし寂しい。




とはいえ私は、来るもの全て拒まずなんてことはないけれど、去るものは決して追いません。


なんだかんだ、自分の気持ちより大切な人の気持ちを何も言わずに優先させる方が、自分にとって楽みたい。



でもそれってやっぱりちょっと虚しいや。



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