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地道さを味方につけること。

少し前に、赤と白のガーベラを2本ずつ買った。
取り混ぜて花瓶に挿すと、さながら源氏と平家のよう。
10日あまり机の一角を華やかにしてくれて、先に赤い方の2本がくにゃんとくたびれた。
やはり平家が先に衰えるのか、なんて思ってしまった。

源平

あれこれやりたくて、追いつかない。気を抜くとぐっすり寝てしまう。
日付の変わった頃に起きて残ったタスクを片付け、丑三つ時に寝直す。
体力のなさを痛感する。それと、転換期の不慣れもきっとある。
そもそも欲張りすぎなのかなあ、と気弱になったり。

伸びていくToDoリストを眺めながら、私は空虚が怖いんだな、と改めて思った。
あえてぼーっとする時間、というような豊かな空白ではない。
やることがわからず、生きている意味も。仮の死のような怠惰な眠りに耽っていた日々。振り返ればそれも一つの休養だった、という見方もなくはないけれど。
ただただ虚しさの立ち込める、空っぽの冷蔵庫の立てる音が怖いのだ。

できなかったことを数えがちなので、three good thingsを再開した。
その日あった三つのいいことを挙げて、手帳につける。
これが不思議と、元気になる。
昼寝最高、とか。読み始めた本が面白くて嬉しい、とか。
小さなことでいい。今日もいいことあったじゃん、と安心して寝付ける。

何はともあれ、始めたばかりのこともある。もう少し続けてみよう。
それでも無理を感じたら再検討するのがいい。無闇に焦らず、悲観せず、地道さを味方につけること。

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