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日本酒を偏愛する通訳案内士。 SAKE DIPLOMAを取得し、外国人に日本酒をプレゼ…

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日本酒を偏愛する通訳案内士。 SAKE DIPLOMAを取得し、外国人に日本酒をプレゼン。noteでは、日本酒、ビール、音楽、ギター、英語について書きます。noteで人と繋がることを楽しみにしています。

記事一覧

TIMEの定期購読で得たブレイクスルー。

今週のTIME。久しぶりに心躍る記事が満載。世界の医療を支える100人を紹介するTIME HEALTH100が圧巻だが、最も印象的だったのは、4人の強い女性に注目した記事。これが今…

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2日前
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1日3時間しか営業しない札幌ジンギスカン「のざわ」の美味なること。

1日3時間しか営業しないジンギスカン屋さん。炭火焼き生ラム「のざわ」に念願の来訪。 ススキノの外れにあり、このディープな外観からか、観光客はほとんど来ない。が、…

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13日前
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凄いぞ、土木偉人かるた。

最近親しくしていただいた方から「土木偉人かるた」をいただいた。日本の土木技術に貢献してきた48人を選出した教育ツールである。範囲は多岐にわたる。空海、織田信長か…

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1か月前
14

なぜ僕はドトールを選んでしまうのだろうか。

ドトールの凄い所は、珈琲よりも喫煙ブースからのタバコの匂いを完全カットしているところだと思う。ずっと不思議だったが、からくりがわかった。ブースのドアが開いた瞬間…

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1か月前
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焼肉トラジの「焼肉大学」

かの焼肉トラジには、「焼肉大学」という社員教育カリキュラムが存在する。そこで焼肉の歴史、材料、酒、調味料等を体系的に学ぶことができる。そのテキストを要約したのが…

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2か月前
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ケルン大聖堂という規格外の世界遺産。

ケルン大聖堂。初めて見たが、想像以上のスケールだ。4世紀に初代が建築され、戦争の混乱を経て、現在は3代目だという。しかし・・・これほどの大きな建造物を建てたことに…

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2か月前
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日本人よ、Linkedinをやってみようよ。

Linkedinにハマっている。FBとは異なり、ビジネスに完全特化したSNSなのだけど、とても面白い。登録は実名で、会社名、自分のビジネスキャリア、スキルを記載し、世界のあら…

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4か月前
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日本のお菓子こそが日本の誇る技術を体現している。

来週のドイツ視察に先立って、訪問先への日本土産を買い揃えた。当初同伴する部下から、「マルセイバターサンドか白い恋人でも〜」という提案はあったが、即却下w そんな…

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4か月前
7

TIME誌によるTaylorSwift解釈。

今年のPerson of The Year はテイラー・スウィフト。やったね。で読んでみた。圧巻・濃密の13ページだ。テイラーの存在は、もはや音楽の枠組みを飛び越え、1つのアイコンと…

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5か月前
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ススキノには、山わさびをこれでもか、と食べさせてくれる名店がある。

「サーモンと山わさびの店ジョニー」 名前が奇天烈で素晴らしい。店名の如く、鮭と山わさびをこれでもか!と食べさせてくれる料理屋さん。ススキノの風俗街ライラック通を…

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5か月前
9

綾瀬のディープなモツ焼き店「大松」が美味しかったという話。

東京、綾瀬の「大松」。ずっと来たかった下町酒場。18時前に到着したというのに、もはや行列。立ち並ぶお客さんのほとんどが地元の方達。ジャージ率が約30%という、まさし…

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6か月前
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トラベルギターの楽しみは、やはり旅先にある。

仕事で出張に行く時がある。その際僕は体のサイズに少し不似合いなリュックを背負う。その大きなリュックを見つめ、随行してくれる方々から「大変な荷物ですね~お持ちしま…

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6か月前
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悪魔のビールを飲もうじゃないか。

デュベルというベルギービール。 訳すと「悪魔のビール」 この長期熟成の上面発酵ビールにはまって数年が経つ。果実を彷彿させる香り。しかし飲むと一転、香りとは全く別の…

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7か月前
18

50年ぶりのキュビズム展は、素晴らしいの一言。

国立西洋美術館の「キュビズム展」。 キュビズムって言葉、馴染みが薄いかもしれないが、例えば、ピカソのヘンテコな絵がある。目がおでこの位置にあったり、鼻が変な方向…

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7か月前
10

タイムズスクエアを劇的に変えた1人の女性。

ニューヨークのタイムズスクエア。 カフェに人があふれ、その横を自転車が快適に走る。 悪名高い交通空間が、こんなに変わった。 人と車が混在するカオスから、洗練された…

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7か月前
8

浅草で名酒場を放浪してみた。

浅草で居酒屋放浪。 まずは赤垣。老舗も老舗。その歴史は100年を超える。ここはなんと言っても魚介。マストのシメサバ&マグロのブツを肴に、女将さんの生誕地、秋田の高清水を…

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8か月前
7
TIMEの定期購読で得たブレイクスルー。

TIMEの定期購読で得たブレイクスルー。

今週のTIME。久しぶりに心躍る記事が満載。世界の医療を支える100人を紹介するTIME HEALTH100が圧巻だが、最も印象的だったのは、4人の強い女性に注目した記事。これが今も記憶に残っている。

1人は表紙を飾るココ・ガウフ。10代で数々の偉業を成し遂げた彼女の特集。テニスだけではなく人種差別にもに声を上げる彼女のスタンスは魅力的だ。2人目は、ユリア・ナワルヌイ。プーチンを糾弾し続け刑務所

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1日3時間しか営業しない札幌ジンギスカン「のざわ」の美味なること。

1日3時間しか営業しない札幌ジンギスカン「のざわ」の美味なること。

1日3時間しか営業しないジンギスカン屋さん。炭火焼き生ラム「のざわ」に念願の来訪。

ススキノの外れにあり、このディープな外観からか、観光客はほとんど来ない。が、知る人ぞ知る名店。僕の友人がここを推しており、「ここの生ラムと鹿肉を食べたら、他で食べられなくなるぞ」と言うのだ。なら食べたくなるといのが人間の性というもの。

来店。外観内装ともに趣がある。カウンターもあり1人で肉を焼いている人もいる。

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凄いぞ、土木偉人かるた。

凄いぞ、土木偉人かるた。

最近親しくしていただいた方から「土木偉人かるた」をいただいた。日本の土木技術に貢献してきた48人を選出した教育ツールである。範囲は多岐にわたる。空海、織田信長から後藤新平、廣井勇といった日本の先駆者から、ベルヌーイ、テルツアッギー、ハワードといった外国人技術者まで、幅広い偉人たちをピックアップし、「かるた」とした。

さすがに48人の選出となると、土木の世界に長居する僕でも、初めて名を聞く偉人が結

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なぜ僕はドトールを選んでしまうのだろうか。

なぜ僕はドトールを選んでしまうのだろうか。

ドトールの凄い所は、珈琲よりも喫煙ブースからのタバコの匂いを完全カットしているところだと思う。ずっと不思議だったが、からくりがわかった。ブースのドアが開いた瞬間、天井から大量のエアが噴出する。謂わば入口で空気の壁を作り、煙を外部に漏れなくする仕組み。

ジャーマンドックのソーセージは湯煎が基本。しかし羽田空港第一ターミナル地下のドトールは鉄板で焼いたソーセージをを入れてくれる数少ない直営店。ここは

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焼肉トラジの「焼肉大学」

焼肉トラジの「焼肉大学」

かの焼肉トラジには、「焼肉大学」という社員教育カリキュラムが存在する。そこで焼肉の歴史、材料、酒、調味料等を体系的に学ぶことができる。そのテキストを要約したのが本書。

殺生のできない仏教国家の朝鮮が北から蒙古民族に侵略されたことによって、焼肉という食文化が根付いたという。冒頭の数ページから、あまりにも面白くて止まらなくなった。

ロースとカルビ、ユッケといった基本食材のルーツやおいしく食べる方法

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ケルン大聖堂という規格外の世界遺産。

ケルン大聖堂という規格外の世界遺産。

ケルン大聖堂。初めて見たが、想像以上のスケールだ。4世紀に初代が建築され、戦争の混乱を経て、現在は3代目だという。しかし・・・これほどの大きな建造物を建てたことに驚く。全貌を眺めようとすると、首がバキバキ痛くなる。写真を撮ろうにも、大きすぎて1枚に収めることができない。

そして細部を見ると、聖母像やステンドグラスが非常に精巧にデザインされていて、この上なく美しい。中に入ったが、来場者の誰もが口を

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日本人よ、Linkedinをやってみようよ。

日本人よ、Linkedinをやってみようよ。

Linkedinにハマっている。FBとは異なり、ビジネスに完全特化したSNSなのだけど、とても面白い。登録は実名で、会社名、自分のビジネスキャリア、スキルを記載し、世界のあらゆるジャンルの人達と交流を深めていく。もちろん、リクルート的色彩も強く、海外の学生達はLinkedinに登録して、企業とのマッチングを求める作法が、世界基準となっている。

僕が絡む土木や建築、環境と言った分野において個々のコ

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日本のお菓子こそが日本の誇る技術を体現している。

日本のお菓子こそが日本の誇る技術を体現している。

来週のドイツ視察に先立って、訪問先への日本土産を買い揃えた。当初同伴する部下から、「マルセイバターサンドか白い恋人でも〜」という提案はあったが、即却下w

そんなデフォルトをドイツに持ち込んでも、何も面白くない。あらありがとう、で終わるのが関の山だ。仕事も大事だが、日本文化をアピールするのも重要なタスクでもある。

身近に日本の誇る技術を体現するものがあるではないか。そう、日本のお菓子である。前述

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TIME誌によるTaylorSwift解釈。

TIME誌によるTaylorSwift解釈。

今年のPerson of The Year はテイラー・スウィフト。やったね。で読んでみた。圧巻・濃密の13ページだ。テイラーの存在は、もはや音楽の枠組みを飛び越え、1つのアイコンとなっている。TIMEは、彼女はもはや、ボブ・ディラン、ポール・マッカートニー、ジョニ・ミッチェルといったレベルの音楽家と同等の存在感だ!と賞賛する。

海外の大学では、テイラーを社会現象と捉え、文学のみならず、経済学、

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ススキノには、山わさびをこれでもか、と食べさせてくれる名店がある。

ススキノには、山わさびをこれでもか、と食べさせてくれる名店がある。

「サーモンと山わさびの店ジョニー」

名前が奇天烈で素晴らしい。店名の如く、鮭と山わさびをこれでもか!と食べさせてくれる料理屋さん。ススキノの風俗街ライラック通を毅然と突き抜けて到着。店の前の看板「ジョニる?」がキャッチー。わかりにくい裏通りにあるのだけど、裏通に名店有りである。

何はともあれ、この料理の写真を見てほしい。鮭の生・炙り・漬けに大量の山わさびが降りかかっている。度肝を抜かれ思わず声

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綾瀬のディープなモツ焼き店「大松」が美味しかったという話。

綾瀬のディープなモツ焼き店「大松」が美味しかったという話。

東京、綾瀬の「大松」。ずっと来たかった下町酒場。18時前に到着したというのに、もはや行列。立ち並ぶお客さんのほとんどが地元の方達。ジャージ率が約30%という、まさしく地元民のための憩いの場。若いヤンキーな女の子は、彼氏とおそろいのグレースウェットである。リラックス加減にも程がある。

この店を知ったのは数年前。BS「居酒屋放浪記」にて。吉田類氏がモツ焼きと焼酎ハイボールを楽しんでいた光景が妙に印象

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トラベルギターの楽しみは、やはり旅先にある。

トラベルギターの楽しみは、やはり旅先にある。

仕事で出張に行く時がある。その際僕は体のサイズに少し不似合いなリュックを背負う。その大きなリュックを見つめ、随行してくれる方々から「大変な荷物ですね~お持ちしますよ。」と言われる。絶対持たせない。持たせるわけにはいかない。

もう心が痛むのである。何しろ仕事道具がほとんど入っていない。8割はギターとアンプとタブレットと本。仕事をしているのか本を読んでるのかギターを弾いてるのか、正直よくわからなくな

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悪魔のビールを飲もうじゃないか。

悪魔のビールを飲もうじゃないか。

デュベルというベルギービール。
訳すと「悪魔のビール」

この長期熟成の上面発酵ビールにはまって数年が経つ。果実を彷彿させる香り。しかし飲むと一転、香りとは全く別の顔を覗かせる。ここで、ご注意。日本の量産ビールのように楽しんではいけない。ごくごく流し込まず、舌と喉をゆ~っくり通過させる。賛否はあるだろうが、上面発酵愛好者にはマストに近い作法だ。それにより、この麦酒特有の芳醇で複雑な味を堪能できる。

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50年ぶりのキュビズム展は、素晴らしいの一言。

50年ぶりのキュビズム展は、素晴らしいの一言。

国立西洋美術館の「キュビズム展」。
キュビズムって言葉、馴染みが薄いかもしれないが、例えば、ピカソのヘンテコな絵がある。目がおでこの位置にあったり、鼻が変な方向を向いていたり。簡単に言うと、あれがキュビズム。堅苦しく説明すると、人物や静物の形を幾何学的な形体に見立て、いったん解体する。そして解体したピースを画面上で再構成する。そうなると様々な視点からの画像が二次元で復元された絵画が完成する。

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タイムズスクエアを劇的に変えた1人の女性。

タイムズスクエアを劇的に変えた1人の女性。

ニューヨークのタイムズスクエア。
カフェに人があふれ、その横を自転車が快適に走る。

悪名高い交通空間が、こんなに変わった。
人と車が混在するカオスから、洗練された歩行者天国へ。驚くことにお金はほとんどかかっていない。道路に色を塗ったり、車道の一部を歩道に変えたり。まずは、それを1ヶ月だけやってみた。うまくいった。ならそのままで行こう。

手がけたのは、市の交通局長ジャネット・サディクカーン。数年

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浅草で名酒場を放浪してみた。

浅草で名酒場を放浪してみた。

浅草で居酒屋放浪。

まずは赤垣。老舗も老舗。その歴史は100年を超える。ここはなんと言っても魚介。マストのシメサバ&マグロのブツを肴に、女将さんの生誕地、秋田の高清水を飲む。雰囲気も料理も最高。吉田類が愛する理由がよくわかった。

二軒目、浅草サンボア。当然飲むのはハイボール。氷が入っていない。酒瓶自体を冷やす。冷凍技術がなかった名残だと言う。材料はただの角ハイである。しかしだよ、これがメチャ美

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