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「マケブラ夏祭り」のフォローアップ

2021年8月17-20日に開催された「マケブラ夏祭り」にてDAY 3の前半『ブランディングに不可欠なデザインの基本素養』を担当しました。

当日のコメント、Clubhouseのアフタートークや、Twitter/Facebookでいただいた質問についてまとめました。


画面上の絵文字や弾幕コメントは何を使って実現していますか?

「CommentScreen」というアプリです(有料)。つくば(茨城)で開発されているそうです。


自分のパソコンに入っているフォントでは“世界観を表現”できそうにありません。フォントは購入する必要がありますか?

無料のフォントでも、素晴らしいものがたくさんあります。まとまっている記事を紹介します。

その際のポイントが「ウェイト展開」の有無です。太字機能(Bボタン)で太くするのでなく、あらかじめ太めにデザインされたフォントが用意されているものが望ましいです。

無理やり太らせるため画数の多い文字や濁点では、各パーツがくっついてしまい視認性が低下します。

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オンラインで講師(プレゼン)をしているので、いろいろ学びたい!!

これぞ!というオススメ講座が8月31日に開催を予定されています。

私(鷹野)のプレゼン師匠でもあります。ちなみに、年に4回ほど開催されていますが(ほぼ同じ内容にもかかわらず)ベンチマーク的に毎回参加しています。


スライドの枚数が多い割に、そのようには感じませんでした。

枚数的には220ページありました。1枚にたくさんの情報を入れて「いま、ここを話しています」を強調するのでなく、1枚あたりの情報を減らすスタイルです。

耳で聞いている内容と見ているものが一致すると、スピーディに理解できます。プレゼンに限らず、マンガでも一緒だよという参考記事を紹介します。

また、「スライドが主」にならないように、1枚あたりの情報量を極力、減らしています。


非デザイナー向けの本って、どれでしたっけ?

『ノンデザイナーズ・デザインブック』です。20年以上にわたり長く読まれている書籍です。

素晴らしい本ですが、いかんせん、サンプルが英語圏のものですので、その他のオススメ本を2冊紹介します。


文字などを浮かすのはどうやっているのですか?

「全面グリーンにしたスライド+テキスト(や画像)」をカメラよりも前面に配置し、グリーンバック合成処理しています。

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ちなみに、この手法は発明された方(田口 真行さん)にちなんで「田口ブラック」と呼ばれています。実は、普段使いでは「田口ブラック」手法は使っておらず、本番での導入は初でした。

「田口ブラック」ができるまで、というか、これが究極のカタチであることを体系的にまとめた記事です。

なお、スイッチャー(画面切り替えや合成)はATEM Miniなどのハードウェアでなく、Ecamm Liveというソフトウェアスイッチャーを使っています。


オススメされていた『AEMRICAN UTOPIA』を観ようと思います!

素晴らしい!(本編と関係ないですが…) ぜひ、観る前に『STOP MAKING SENSE』(1984年)をご覧になってください! この延長線上、37年後にコレなんだ!!! で2倍楽しめます。

ちなみに『STOP MAKING SENSE』の監督は『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミです。

た後には、こちらで遊ぶところまで。


フォントや色などにもトレンドがあるのですか?

グラフィックやウェブのデザインにはトレンドがあり、年末年始あたりにいろいろとまとめられています。「今風」のテイストを取り入れるためには必要ですが、取り入れれば入れるほど陳腐化し、賞味期限が短くなります。

世界的に使われている色見本帳「パントン・マッチング・システム」を作っているPANTONEが毎年、パントン・カラー・オブ・ザ・イヤーを発表しています。話題にはなりますが、仕事には関係ない感じ。

フォントにもトレンドがあります。


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