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安野光雅展

あべのハルカス美術館で「安野光雅展」を見ました。

とてもたくさんの絵本を出されている安野さんですが、それらの絵本原画を中心に、最後の方では井上ひさしさんの本の装丁原画や、こまつ座ポスターなど、仲の良かった井上ひさしさんとコラボした仕事の展示もありました。
安野さんの生前2020年春に開催する予定だった展覧会がコロナ禍で中止になっていたもので、改めて今回の開催となったそうです。

美術館チケット売り場横

会場内は基本的には撮影禁止となっており、「もりのえほん」の複製展示のみが撮影可能でした。
1968年の「ふしぎなえ」、1969年の「さかさま」に始まり、ふしぎな内容の絵本、科学について描いた絵本、空想と旅の絵本、物語の絵本などのテーマ別に進んでいきます。よく知っている絵本もありましたが、「天動説の絵本」というのは初めて見ました。とても印象的な内容でした。

もりのえほん より
もりのえほん より

展覧会の一番最後のスペースでは今回原画を見ることのできた絵本の閲覧ができるようになっていて、子供の頃に読んだ絵本を懐かしく眺めたり、初めて原画で出会ったものを改めて読んでみるということもできました。

繪本 三國志 (絵ハガキ)より
「孫権決断」 湖北・赤壁

繪本三國志の原画も素晴らしいものでした。細かい描き込みや、時代の古さを色合いで表現しているところなど、とても気に入ったのでショップで絵ハガキセットを購入しました。
今回の安野光雅展では、いろいろなイベントが用意されていて、10月16日(月・休館日)は妊婦さんや小さいお子さん連れの方を対象に、おしゃべりOK泣き声OKの鑑賞日、その他本の修理のレクチャーがあったりジュンク堂とのタイアップがあったり盛りだくさんです。下記をご覧くださいね。

今後の展覧会のフライヤー

次回以降の展覧会のフライヤーが置いてあったのでいただいてきました。今年は11月23日からコシノジュンコ展、来年2月2日からは円空仏が、さらにその先7月からは広重--摺の極-- だそうです。どれも楽しみです。

あべのハルカス17階で休憩

展覧会のあとは、美術館の出口からエスカレーターで1階上へ上がり、チャオプレッソで休憩です。こちらからは天王寺周辺の街が良く見えて、気に入っています。展覧会の絵の入ったカプチーノを注文することもできます(ケーキセットのみですが)。今日は暑かったのでアイスカフェラテにしました。

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