見出し画像

レンズのこと2024年2月版

カメラのお話しは前回ざっくりしたので、今回は使用レンズのご紹介。1本ずつ書こうかと思いましたが一気に。

カメラのボディとレンズのメーカーは純正×純正でそれぞれの最大性能が発揮されますので、業務では基本的にNikon製品で揃えています。

また、大前提でNikonを使い続けていて、FマウントからZマウント移行派ですので、基本的にはFからZへの進化のご紹介になるかと思います。

私生活ではAPSセンサーのSONYも使っていますが、比較対象としては記載しません。また別の機会にAPSの良いところもご紹介できればと思います。

それではレンズの話題に


NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

建築物の撮影に必須のレンズ。写真撮影ではF8~で使用することがほとんどです。レンズの歪みもボディ内の処理後に書き出ししてくれるのでほぼ無く(ほぼ)、Fマウント時代には必須であった撮影後のレンズ補正の作業が1つ減って仕上げの作業効率があがります。

14mmで前玉にレンズフィルターを装着できるのは画期的でした(当時)

四隅の解像度も充分にあり、見事な描写を見せてくれます。F2.8の14-28mmも純正品でありますが、明るさは撮影用途で必要が無いため、超広角はこの1本で足りています(2本ありますが)

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

持ってて損はない純正大口径F2.8の標準ズームレンズです。まずはここからということになるかと思います。この焦点域の写真撮影では単焦点を多用するので使うことはほとんどなく、9割が動画撮影用として活用しているレンズです。また、なにかのための予備としてバッグの中には必ず入っている一本です。

レンズのファンクションボタンや情報パネルはほとんど使わない

ミラーレスになってから、レンズに色々なボタンや情報パネルが付くようになりましたが、これらをがっつりと活用している人はいるのでしょうか、私はほとんど使うことがありません。Fマウントの標準ズームレンズよりは少し小さくコンパクトになり、取り回しもよくなりました。

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

ニコン大三元(言い方がもう古い?)の一角、70-200mmです。200mm+コンバーターが必要な場面と絞らないといけない時の写真撮影とこちらも標準ズームレンズと同じく動画撮影用としての頻度が多く使用しています。

Fマウント時代のレンズと大きさが変わらない

標準ズームはFマウントレンズからサイズダウンしましたが、Zマウントの70-200mmはサイズ、重さともそれほど大きく変わらなかったのが残念ですが、Fマウントとは比較にならない余り有る解像感は、マウント口径が多くなったにもかかわらずレンズのサイズが変わらなかった結果得られた画質だと思えば我慢できます。

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

F1.2の35mmが発売されるまでは使うレンズです。動画では稀にジンバル撮影時に使用していますが、ほぼ写真撮影専用レンズです。

Fマウント時代には開放で取ろうものならパープルフリンジが盛大に出るわ、ピントは甘いわ、開放は怖くて使うことができなかったので一段は絞って使っていましたが、このレンズにかかわらずZマウントの純正レンズは開放から使えるのが大きな特徴です。開放で撮影してもピントは目に来る、倍率拡大して撮れば欲しいところにピントがきてシャープな写真になる、よっぽど光源を無視して撮影しない限りパープルフリンジも出ないという、今の時代だと「ピントが合わないってどういうこと?」「パープルフリンジなにそれ?」くらいカメラとレンズの性能が上がっているので、本当良い時代になりました。

コンパクトさが最大の魅力

35mmは七五三の子どもさんの撮影、室内撮影でぼかしたい写真の撮影時に使用します。ジンバルに載せて開放で動画を撮ると楽しい映像になるのですが、Z8を載せないとピントの抜けが出ることがあるので、Z8のAF性能でZ6のサイズ感のボディが出ると嬉しいです。あとはF1.2のレンズが早く出て欲しいです。

NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

FマウントからZマウント移行の中で購入したレンズの中で一番感動したレンズです。そもそもニコンには純正F1.2は長らくアップデートされておらず、Fマウント時代はその明るさの恩恵に与る事もなかったので、FマウントからZマウントへ、F1.4からF1.2へ、という2つの要素が重なった結果で感動も2倍になったのかもしれません。

とにかく写りがシャープで美しい

まずその明るさはこれまでのFマウントでは受け取れなかった光の世界が一気にやってきたわけですから、それは感動的。この場面でこのISOでこのシャッタースピードが手に入る、なんのこっちゃわからない感動がニコンユーザーにはあったのではないでしょうか。私はありました。

次に、開放1.2のボケはとにかく美しい、下手くそ写真もキレイになるんじゃないかと言うほど抜けてくれます。そしてやはり開放で撮影してもピントがしっかり被写体に合います、これはカメラ側の性能でもありますが、よくもまあF1.2でここまでバリバリにピントが来るもんだと関心しかありません。

一眼レフ時代にはレンズを買うたびにカメラボディにレンズを取り付けてはピントの微調整を行っていましたが、もはやこんな機能も今は知る必要もなくなりました。

標準単焦点レンズということで、写真撮影では多岐に渡り活躍してくれています。

AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

唯一残っているFマウントの中望遠レンズです。すでにZマウントの85mmF1.2が発売されていますが、私の使用用途では大人の人物撮影で使うだけのレンズで、かつ被写体との距離も若干離れ気味になることもあり、Zマウントの85mmを購入するところまではいかないため、現在もFTZを介してこのレンズを使用しています。使用時には最新のカメラボディを使っても開放F1.4はやはりフリンジが出て線もぼやけてしまうので、F1.8程度に絞って撮影することになります。もう少し使用頻度があがればZの85mmも欲しいところです。あくまでも業務用途で間違いのない写真を収めるために細かなところのお話しをしていますが、私用の趣味で使うならF1.4でガンガン撮影して楽しみたいレンズです。

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S

マクロレンズです。使用用途はただ一点、等倍撮影のためです。それ以外の撮影での出番はありませんが、これがなければ工業製品のネジや小さなパーツを等倍で撮影することができないので機材として持っています。

花の花弁や水滴なども撮影してみたい

趣味で風景や昆虫、花の花弁や水滴など、そんなミクロの世界感に使うのが良いのでしょうが、趣味の世界ではそこに興味が無いので、今のところ業務の際だけ使っているレンズです。


2018年ごろのカメラ清掃風景

少し探したら今から5年前のカメラを掃除している時の写真が出てきました。Fマウントレンズに、D750。見事に今は全部ありません。誤解のないように記載しておくと、時代が変わりどんどんと良い製品が出てくるだけで、これらのカメラも当時どれも本当に良いカメラ、レンズでした。

だって未だにD40は現役ですから

なで肩D40

私生活では未だにNEXシリーズを

このあたりの話しはまた後日に

仕事ではよりよい性能、より良い描写を追求して最新のカメラやレンズを追いかけていますが、私生活ではとにかく小型軽量、多少の歪曲やフリンジなんてなんのそので未だにSONYのNEXやα6500を使っています、その辺りもまたいずれ記事にしてみたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?