女風と乱れた化粧

セラピストさんに会う前

いつもより、気合を入れて鏡の前の自分を見つめる

下地しっかりナチュラルメイク
今日の私はいつもより可愛いかな？



駅前で待つ私
これから秘密のお遊び


笑顔で出迎えてくれた貴方と手を繋ぎながら
ゆっくり歩き出す

心拍数が上がり、身体が熱くなる


「汗でメイクが落ちないかな…」


ホテルに入り、暗い部屋
少し涼しい…
おかげで汗が引いてきた


準備が終わり
2人はベッドの上

人肌のオイルが私を包み
背中で貴方の温かさを感じる


「枕に擦れてメイク崩れてないかな…」


そんな心配をよそに貴方の手は、私の恥部へ
伸びてゆく


荒くなる呼吸　
火照る顔
混ざるオイルと汗

「お顔みせて…」
と低い声

仰向けになり、向き合う2人


「どうしよう、もうメイク崩れて…」

と考える暇もなく熱いキス



もうどうでもいい




2人は動物の様にお互いを求め合う

髪も顔も乱れてしまったが、貴方になら特別に見せてもいい姿


隠していたものを解放した時って、なんでこんなに気持ち良いんだろう…