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上京して中退して、編入して京都の大学に行った私の【大学生活】

 令和3年3月15日、大学を卒業しました。

 どんな大学生活だったか?
「自分自身と向き合った大学生活」でした。
4年制大学を2年次で辞め、編入し、2つの大学に通い、東京と京都で暮らした4年間。
「自分は何がやりたいのか?」「どんな人間になりたいのか?」行動し続けました。

 きっかけは、高校卒業時。
将来の夢とか全くなく、やりたいこともわかりませんでした。高校生から、今の環境から、抜け出したいとばかり思ってました。でもクラスメイトや友人は、この職業に就きたいからこの学部!のように夢が決まっていました。
自分には何もないな、と思って悔しかったのを覚えています。
 そんな感じで始まった大学生活。あまり期待していませんでした。

 最初の大学に行って、本当に良かったです。
個性豊かで、優しくて、自分を持った、そんな友人に恵まれました。大学の勉強もすごく楽しかったです。学ぶってこんなに面白いんだ!って気付かされました。教授のキャリアに驚いて、将来の可能性なんて自分次第でいくらでも広げられると思いました。
 でも、なんとなく悶々としていました。
本当は京都の大学に行きたかった自分がいて、どうしても心に引っかかっていたからです。大学入学時に2つ上の先輩が編入学をしていて、そういう道もあるとは知っていました。だから、1年の6月には編入の予備校の説明会に行ったり、英語の勉強をしたり、コツコツと準備はしていました。
 編入しよう、と思ったのはいつだったんだろう。なんとなく編入するもんだと思ってました。1年生の年末からは本格的に勉強してました。誰にも言ってなかったけど、全然苦じゃなかったです。合格して編入して、自分の可能性広げたい!過去の目標をなんとか達成したい!そんな強い気持ちが自分の中にあって、ただそれだけがモチベーションでした。

 2年生の6月に受けた国公立の試験。
不合格でした。受かる気しかしてなかったです。それだけ勉強して、対策したから自信はありました。でも、受けた学科からは一人も合格者が出なかったのです。どこに怒り?悲しみ?をぶつけたらいいかわかりませんでした。幸いにも、大学の授業は忙しく、資格取得の勉強もあったので、何もしない、状態には陥りませんでした。でも、心は死んでいて、楽しいと思えていたことがそれほど楽しいと思えなくなっていました。結果が出なくて終わった2年生の夏。これからどうしようか、といった感じで始まりました。

 2年生の夏は、語学研修で1ヶ月をシアトルで過ごしました。行って本当に良かったです。本当はシアトルになんて行くつもりなかったのだけれど、ご縁があったのでしょう。
 ホームステイして、授業を受けて、観光して、新しい出会いがあって、、。すごく楽しかったです。
 1ヶ月間で英語は習得できませんでしたが、ここで得たことは「目の前のことに全力を尽くす大切さ」でした。他の国から来ている留学生は、日本人より積極的で、目の前のことに自分自身のベストを尽くそうとしているな、と感じました。もちろん自分もそうして来たつもりでしたが、パワーが違いました。
 チャンスがあるなら、挑戦しなきゃ!と前向きになれた語学研修でした。

 それから1ヶ月後、ギリギリまで悩んで、編入試験を受けることにしました。前年度は合格者が出ていなくて、受かる可能性も低かったです。
 結果、合格。
3年生から編入し、京都で学生生活を送ることになりました。

 編入前、大学を辞めることを親しい友人に伝えると、泣かれてしまいました。それだけ自分を思ってくれて、応援してくれる友人が最初の大学でできて本当に恵まれているなと感じたのを覚えています。編入はあくまで、スタート。

 編入後は、まあ大変でした。笑
でも、編入して良かったです。今の自分があるのは、編入して、2つ目の大学に通えたからです。

 こう振り返ると、大学生活は「選択」の連続でした。どの選択も間違っていなかったです。
本当に充実した大学生活を送ることができました。

 卒業時に思ったことは、『感謝』
すごく当たり前のことかもしれない。けれど、自分一人ではここまでこれなかったです。
本当に多くに人に支えられて大学生活を送れました。
 次はこの感謝を返していけるように。
社会人でも、自分と向き合い、自分に正直に、努力して、感謝して、、、。自分の夢を叶えていこうと思います。



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