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コーヒーからつながる輪

10時開店のコーヒー屋さんに並んでいた時のこと。
前に並んでいた方と海外からの観光客の方が話していました。
なんだかうまくコミュニケーションができていなそう。
観光客の方が去って行ったので、大丈夫だったのかなと思い
自然と声をかけていました。

その方は金沢から来られたおばあ様で、2年前のガイドブックを読んでそのコーヒー屋さんを訪れたとのこと。
手帳に挟んだメモを見せてくれました。
私は行きたいところはGoogleマップの「行きたいところ」にまとめているのですが、きれいにメモされていることに関心!
素敵な方だなと思います。

秋晴れの京都

そのコーヒー屋さんは焙煎所とショップと2か所あり、私たちは焙煎所の方に並んでいました。
観光客の方はショップの方に行きたかったのですかね、なんて話をしながら開店時間を待ちます。

WEEKENDERS COFFEE

訪れたのはWEEKENDERS COFFEE

私は浅煎りのフルーティーなコーヒーが好きなので、このお店は2度目。ただ前回はショップに行ったので焙煎所は初めて。
コーヒーの話をしながら待ちました。

10時、開店。
今日のコーヒーを注文して、中庭で待ちます。

庭を見ながら飲んだコーヒーは爽やかで、でもコクがあって朝の1杯にぴったりでした。

畳に腰掛けて飲んだ1杯。

となりには京都マダムたちがいたのですが、近所に住んでいるとのこと。
「いっつも混んでいるのよ。ベランダから見て空いてたら来るの。」
と言っていました。

こんな素敵なカフェが近所だなんて・・最高じゃんと思いながら話を聞くと

「数年前はすごく荒れていたのよ。
こんな素敵なお店ができて、海外の方も来てくれて素敵よね。」

と。お店ができることで、町が明るくなっていく。
1杯のコーヒーが多くの人や街を繋げてくれるんだなと思いました。

その日は朝から気持ちがよかったのを思い出します。
ホテルをチェックアウトするとき同じフロアの他の部屋を清掃しているスタッフの方がいて、
「おはようございます」
と挨拶をしてくれたこと。

しかもエレベーター前で
「いってらっしゃいませ」
とお見送りをしてくれたこと。

自分も話を繋げられる人になりたいな、なんて。

同じタイミングでお店を出たおばあ様が
「あなたに会えてよかったわ」
と言ってくださり、
こちらこそ。と思った1日の始まりでした。


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