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個人技が残る分野

私たちは

物事が出来るようになる

と言うと、どのようなイメージを持つでしょうか。人によりますが

  • 勉強して知識を得る

  • 練習して出来るようになる

の二つのイメージがあるでしょう。確かに、知識がないと、モノは出来ません。極端な事例では

モーターの制御には三角関数の知識は必須

です。さて、練習して出来ることは

スポーツの技法

等のイメージもあるでしょう。しかしながら、モノ作りの世界では

ネジ締めでもトルクを一定にする

為にも、きちんとした訓練が必要になります。これが出来ないと、ネジが緩んだり、強く閉めすぎてネジ山を壊します。但し、この分野は

技術進歩による自動化

が急速に進んでいます。ネジ締めにおいても、しっかりしたセンサーからのフィードバックを使って、最適なトルクで、緩まずしかもネジ山も壊さない、最適な作業がロボット化して出来ています。

こうした

属人的要素の排除

が、現在のモノ作りの一つの目標になっています。

しかしながら

知識をどのように使うか

等の分野では

個人の技が必要

になります。モーターの制御においても

モーターは発電機の働き
振動による変動
発熱による機構の変化
果ては太陽から来る磁気嵐

等色々と関連する事項が出てきます。それを全て入れ込んだ、設計支援システムは、いくらAI技術が発展しても、まだ実現しないでしょう。そして実現しても、結果が出るまで時間がかかりすぎるでしょう。そのため割り切りが必要です。

こうした

必要事項を判断する

力は個人技として必要です。

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