粉雪の天使 #会費制の粉雪 #会員制の粉雪 #毎週ショートショートnote
※ヘッダーのイラストと
本文は全く関係ありません。
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会費制の粉雪会員となり数年。
俺は粉雪を手にした。
俺はこの仕事で、
人が落ちていく姿を
見るのが快楽になっていた。
まぁ、上手く商品を扱えず
消えた奴がいない訳じゃない。
大抵、粉雪の魅力に負けて
自分に使った奴が落ちていく。
ただそれだけだ。
俺は『粉雪の天使』って
言われてるんだ笑えるだろ？
今日も、粉雪を仕入れたと
会員制の粉雪名簿から
連絡を入れれば
顧客から連絡がスグに入る。
日時を合わせ
数人との約束を終えた。
顧客は、この世に面白みを持てず
自らの快楽より
他人を落とす事が楽しみな
奴らばかりだ。
要するに同類だ。
顧客の会社でターゲットの
珈琲に粉雪を溶かす。
コレを秘書に持って行かせれば成功だ。
なんの疑いも持たず
珈琲を口にするターゲット。
顧客から、奴は
仕事ばかりで周りが見えていない
堅物で困っていると聞いていた。
ターゲットが間近で落ちる瞬間に
立ち会えるのが俺の特権だ。
奴は、珈琲一口で
秘書と恋に落ちた。
恋に落ちるなんて滑稽だと、
顧客と笑いあった。
【412文字】
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コメント欄で
自ら種を撒いてしまったので
回収しました。
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