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エンディングでこの曲はやられる。(虎に翼20240531)

エンディングでこの曲はやられる。(虎に翼20240531)

#虎に翼

土曜日の総集編を見るつもりだったんですけど、水曜日のxの盛り上がりに水曜回を見て、そのまま木金と行ってしまいました

水曜日はね〜
主人公の父親の死を描く回で、このグダグダ感は何ともはや…
でもあの父親があったからこそ、主人公の自己肯定感が育まれたっていうのは確かにあるよね

そして第一回につながる木曜日金曜日の回
第一回で日本国憲法が発表された新聞を読む主人公の姿を見て、彼女が喜ん

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小ネタが結構好きです:映画評「アトラス」

小ネタが結構好きです:映画評「アトラス」

ジェニファー・ロペス主演のNetflixオリジナルSF映画

AIのハーランが人類に対して反乱を起こし、地球から去って28年。
ハーランを作った科学者の母を殺されたアトラスは、分析官としてハーランが潜伏している惑星を見つけ、その確保のために送られる部隊に同行した
ハーランの仕掛けた罠によって、部隊は壊滅し、アトラスは、AI搭載のロボットスーツと惑星に取り残されることになる
AIに対して強いい拒否感

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#光る君へ第二十一回

#光る君へ第二十一回

伊周くんのマザコン・駄々っ子ぶりとか、実資のおもろい夫婦コントとか、名探偵・倫子の仄めかしとか、宣孝の心の揺れとか、色々ありましたが、やっぱり今回は
「枕草子」
清少納言/ファーストサマーウイカが魅せてくれました。
配役の発表の時、
「ファーストサマーウイカ?Who?」
でしたが、これはもう脱帽。
最近になって、
「ああ、<枕草子>って、今はない定子サロンへの追悼なんだ」
ってことを知ったのですが

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おや?「アジョシ」の女の子じゃん:映画評「守護教師」

おや?「アジョシ」の女の子じゃん:映画評「守護教師」

2018年公開の少し前のマブリーの映画。
Netflixに流れてきたので見てみました。

八百長のボクシングに反対して、追い出されたギチョルは田舎の高校の体育教師になる。
その学校では少し前に1人の女子生徒が行方不明になっており、彼女の親友が独りで行方を探していた。
ひょんなことから、その捜索に協力するようになったギチョルは、その田舎町にはびこる悪と向き合うことになる。

まだこの頃のマブリーは、

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泣かすなよ。

泣かすなよ。

#虎に翼

「虎に翼」は基本的に毎週のダイジェスト見るようにしようかなぁと思ってるんだけれども、金曜日の放送の反響があまりにもX上で騒がしかったので、その回は夜にNHK+で観ました。
ソファーでiPadで観てたんですが、あまりの号泣にソファーで寝ていたこふく(犬)が飛び起きました。
これはずるいよ。

へえー、こんなクラシカルのハードボイルドタッチのドラマやるんだ…と思いきや:ドラマ評「シュガー」

へえー、こんなクラシカルのハードボイルドタッチのドラマやるんだ…と思いきや:ドラマ評「シュガー」

コリン・ファレル主演Apple TVオリジナルのドラマシリーズです(全8話)。

私立探偵のシュガーは、大物プロデューサーシーゲルから失踪した孫娘の捜索を依頼される。
だが、彼女の父も、継母も、異母兄も、なぜか妹の失踪を真剣に取り合わない。
捜索を進めるうちに、シュガーはシーゲル一家の隠された謎を明らかにし、権力者の影にも気がつく。
そして自分自身の謎にも…

まぁ大きな話はハードボイルド小説には

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レースシーンの迫力に魅せられます:映画評「グランツーリスモ」

レースシーンの迫力に魅せられます:映画評「グランツーリスモ」

PlayStationのゲームソフト「グランツーリスモ」のエリア別のトップを集めて、ドライバーとして育て日産のレーシングチームのドライバーにする。(GTアカデミー)
…と言う冗談みたいな実話をベースにした映画

まぁ「どこまで実話に忠実なのか」と言うのはあるようですが、(そもそもチームのトップであるデヴィッド・ハーバーが演じるジャック・ソルターは架空の人物)大筋のアウトラインは事実ベースのようです

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話が進んでいるような、進んでないような:映画評「名探偵コナン 黒鉄の魚影」

話が進んでいるような、進んでないような:映画評「名探偵コナン 黒鉄の魚影」

「名探偵コナン」が連載開始されたのは、1994年のようです。
僕はもうサラリーマンになってますね。
ただ当時はまだ喫茶店とかで少年サンデーを読むことも多かったので、割と初期の話はフォローをしています。
1番のお気に入りだったのは「灰原哀」。
ということで、コナンの映画なんか1本も見たことないのに、本作は見てしまいましたw。
(テレビスペシャルか何かでルパン三世と共演したやつは見たことがあるんですけ

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反社と付き合ってはいけません:映画評「カラオケ行こ!」

反社と付き合ってはいけません:映画評「カラオケ行こ!」

原作 和山やま(女の園の星)
監督 山下敦弘(リンダ リンダ リンダ)
脚本 野木亜紀子(逃げるは恥だが役に立つ)
主演 綾野剛(MIU404)

…と言う狙った座組で制作された映画で、狙った通りの出来になってますw。
僕はもともと和山やまさんのファンなんですよね。
(「女の園の星」は、傑作です)

合唱団コンクールで3位になって全国大会を逃した聡美。
なぜかヤクザの成田に見込まれて、カラオケの指

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#光る君へ第二十回
「長徳の変」に端を発する中関白家の没落。
伊周だけじゃなくて定子も結構な激情家なのね。
名探偵倫子やら、公私で引き裂かれる一条天皇やら、思わせぶり晴明やら、今回も満載回でしたが、平安大女流作家のコントが全部持っていきました。

まひろのことを一条天皇は、
「男であれば」
と評しましたが、
1000年後には初の女性弁護士となった寅子が、
「女性というだけで…」
と悔しがる。
第一回では第14条を読む寅子の姿があったけど、男女同権の実現(ーを見た彼女は、喜んだのか、自らの手で成し得ない国を悔しく思ったのか…

韓国版「十二人の怒れる男」なのは確かなんですけど…:映画評「8番目の男」

韓国版「十二人の怒れる男」なのは確かなんですけど…:映画評「8番目の男」

韓国で裁判員制度が導入されて、最初の裁判。
裁判員として8人の市民が集め集められる。
対象となる事件は、貧しい家庭の障害のある男が、自分の母親を殺したと言う尊属殺人事件で、自白も証言も、証拠も揃っている簡単だ裁判であった。
だが、審議が続く中で、8番目に選ばれた裁判員が、事件の経緯に疑問を抱く…

実際の韓国の最初の裁判員制度の裁判をベースにしている映画のようです。
しかしまぁこんな感じで進んだ

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よくも悪くもアトラクションムービーですなぁ:映画評「アクアマン/失われた王国」

よくも悪くもアトラクションムービーですなぁ:映画評「アクアマン/失われた王国」

結局のところ、「DCエクステンデッドユニバース」の最終作品になったアクアマンの第二作品。
公開前は興行成績を危ぶむ声もあったようですが、結果的にはまあまあの成績だったようです。

前作でアクアマンに父親を殺されたブラックマンタは、その復讐のために古代帝国の秘宝探し求める
彼を止めるためにアクアマンは幽閉されていた弟のオームと手を結ぶことにする。
古代の王を復活させようとするブラックマンタを兄弟は阻

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#光る君へ第十八回
一条天皇の迷い、中宮定子の苦渋、藤原詮子の術数、伊周の惑乱、さわとの別れ、宣孝の再登場etc、etc…
しかしまあ、今回は「道兼」退場。
まさか彼の着地点がここになろうとは…
改心し、良い政治を行おうと決意したところからの暗転を自嘲う。
見せてくれました。