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グーグルマップに惑わされ。


グーグルマップをどうしても使いこなすことができないでいる。
これまで方向感覚は人並みに有ると自負してきたのだけど、スマホの中のグーグルマップを使ってどこかを目指そうとすると、たいがい反対方向へ進むことになる。



先日、知人の誕生日の贈り物を求めて初めて合羽橋を訪れた。目指すお店で目的の品を手に入れた後、ネットで見かけたプリンが美味しそうなオサレカフェを訪ねてみようと思い立った。
ここで取り出したるは現代の神器、グーグルマップinスマホである。目的地の店名を入力し、グーグルマップ上で現在地と目的地とのおおよその位置関係を確認した後、道すがら写真を撮りつつ目指す方向へ歩いてゆく。
しかし、目指す方向へ歩いているつもりが歩けども歩けどもそれっぽい感じがしてこない。そこここに代わる代わる現れる被写体に引きずられて歩き続けているうちにやがて見えてはいけない駅のサインが視界に現れ愕然とする。

こんな間違い、紙の地図の時代にはあり得なかったのに。これって年齢のせいなんだろうか、教えてアルムのもみの木よ。。。


教えておじいさん


仕方が無いのでカメラを脇によけ、スマホを手に今度は真剣にグーグルマップと向き合いつつ軌道修正。なんとか無事目的地へと辿り着くことができたのだった。
結局今回も反対方向へ歩いてしまっていた。

最初っからグーグルマップに目を配りつつ歩き続けていればそれほど大きく間違うことはないのだろう。しかしカメラを手にして撮影目的で歩いていればスマホの存在など忘れてしまう。そもそもグーグルマップを見ながら歩くのってどうにも無粋な気がしちゃうんだなあ。









そんなこんなでようやく到達したくだんのおしゃれカフェは見まごうことなきおしゃれカフェだった。
店内は薄暗くかつ広々としていて隣席の存在が気にならず、お洒落な雰囲気ながらも想像していたよりも居心地が良かったしプリンも美味しかったし歩数計のカウントもけっこう稼いだ。



毎度必ず見事に反対方向へ進んでしまうということは、思った方向と反対の方向へ歩いてみれば正解なのか。
まあ迷うのは嫌いじゃなし、むしろ自ら迷いに行ってるきらいもあるし、そのぶん新しい景色に出会えるから別にこのままでもいっか。
だからグーグルマップさん、どうぞお手柔らかにお願いします。



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