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トキメキNo.18 〜ロココ風情手鏡&No.19〜黄色の風呂敷

トキメキシリーズ更新。

「トキメキシリーズ」とは、リサイクルショップもしくは自治体のリサイクルセンターを徘徊して連れ帰ってきた逸品たちをフィルムカメラで撮影し、可能な限り褒めたたえ、買い物の正当化を試みようとする目論見。

完全なる自己満足と自慢だけで強引に引っ張り続けているこのシリーズ。
今回はサラッと2点公開。いってみよう!


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縦カール、フリルたっぷりのロングドレスに大きなリボン。
教室でベルばらを回し読みしながら小学生時代を過ごしていた当時のわたしはロココをロココと知らぬままロココに憧れていた。池田理代子先生の描くマリーアントワネットのドレスのヒラヒラ感を一生懸命ノートに描き写したし、年に一度のピアノの発表会用ワンピース新調時には、どんだけギャザーが入っていてどんだけフリルが使われているかを基準に選んだ。また当時、学区内の裏寂しい竹藪の中に西洋の城をかたどったハリボテみたいな連れ込み宿があったのだが、”あのお城を覗いてみたら、中にお姫様と王子様がいるのが見えた”となどという友達発信のフェイクニュースを「ええ!?マジで!」と信じられる程度のピュアガールだった。
ちなみにそのホテルはたしか「ホテルロンドン」という名前だったなあ。。


そんな昭和全盛期のおもひで話はさておき。
今回のトキメキは、小学生時代のあこがれ・ロココ風情のシルバー手鏡である。

ステキ

マリーアントワネットの鏡台に置かれていたとしても違和感なさそうなロココ感あふれる佇まいである。
ご覧の通り鏡の背面にはステキな植物模様の彫金風細工が施されていて、持ち手の部分はまさに優美なロココ風。ゆるやかな曲線は装飾のみならず、握りやすさも考慮されていると思われる。実際、握りやすい。

ちなみに全体に銀色メッキが施されているものの、おそらく金属ではない。

ステキ


そして何より大切な鏡面は、歪みを感じさせぬ非常になめらかな仕上がりで、独特の柔らかな映り具合である。
50代ともなると反射的に目を背けがちな鏡だけど、この手鏡の映りの良さはいわゆるオールドレンズで撮影した画像のようなノスタルジックな深みがあって思わず見入ってしまう。

鏡よ鏡、鏡さん。

嗚呼ステキ


外箱に都内某百貨店の古いロゴステッカーが貼られていたので、何かの折の販促品もしくは記念品だったのではなかろうかと推測される。

350円也。



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そして鏡の下に敷いてある黄色い布が、トキメキシリーズNo.19「黄色い風呂敷」。

目にも鮮やかなイエローと絞り風の円形模様の取り合わせがチャーミングで思わず手に取ってしまっていた。
ちなみにこの風呂敷、イエロー以前に折り目が鮮やか。布ものを撮影するならアイロンをかけるべきでしょう。

200円也。

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