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トキメキシリーズ

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リサイクルショップ探訪による成果まとめ。 フィルムカメラでブツ撮りしてます。
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記事一覧

トキメキシリーズNO.26 〜サンフランシスコ土産のキーホルダー〜

トキメキシリーズ久々更新。 前回に引き続き、"HARMAN PHOENIXフィルムで質感度外視ブツ撮り”シリーズの2回目でもあります。よろしくお願いします。 **************** ケーブルカーに ゴールデンゲートブリッジ 急坂に建ち並ぶビクトリア建築の三角屋根。 朝のサンフランシスコ、 昼のサンフランシスコ、 夕焼けのサンフランシスコに  夜のサンフランシスコ。 様々なサンフランシスコの「顔」がプリントされた透明アクリルキーホルダー6個セット。  キーリ

トキメキシリーズNo.25 〜ドレスデンクリスタルの花瓶〜

遅ればせながら明けましてトキメキシリーズ更新。 前回の投稿同様、パンクなフィルム「HARMAN Phenix200」にてブツ撮りしてみた。と言っても別に意図していたわけではなく、現像してみたらこんな感じで撮れていたというだけのことではあります。 2024年最初の更新ということで、ゴージャスな逸品からスタートさせよう。 燦然と輝くカットグラス。 リサイクルセンターの陳列棚の、目線よりも下の段にひっそりと並べられていたにもかかわらず、ただならぬノーブル感をダダ漏れさせていた

トキメキシリーズNO.24〜AMERICAN AUTHORS CARD GAME 〜

トキメキシリーズ更新。 なんか、なんか、良いでしょう? AMERICAN AUTHORS CARD GAME です。 そのまんま、アメリカの作家カードゲームです。 調べてみたところこのカード、1861年に作られている歴史あるカードゲームらしい。 カードには13 人の著名な作家のカラー肖像画と、それぞれ4つの偉大な文学作品のタイトルが描かれている、とのこと。 絵を見ただけでは誰が誰やらわからないので書かれた名前を拾い上げてみる。 マーク・トウェイン、チャールズ・ディケン

トキメキシリーズNo.23〜魔法の皿〜

トキメキシリーズ更新。 青い平皿。 深い青の不均一な発色と、分厚めの、すこしぽってりとした形にえもいわれぬ安らぎとあたたかみを感じて、そのまま立ち去ることが出来なかった魔法の皿である。 平皿といっても程よき深さがあるのでソースのかかった一人前のパスタを盛るのにぴったり。この皿を手に入れてからというものパスタは100%この皿で食べている。 このお皿に盛るとわたしの作る大雑把料理もお洒落に見えてしまうやっぱり魔法の皿である。 もし複数枚売られていたら家族の人数分買っただろう

トキメキシリーズ No.22〜長角盆〜

トキメキシリーズ更新。 木彫の長方形型の大きな古い盆である。 たとえば茶碗蒸しの器なら1ダース以上をいちどきに運べるくらいの大きさである。 旅館の中居さんが厨房から大宴会場まで料理やら何やらを運んでくる時に使うサイズだ。 このお盆の表面には大輪の菊の花と思しき模様が大胆な寄りの構図で彫り込まれている。これは鎌倉彫なのだろうか。この彫りのまろやかな触り心地が良い。 大きな盆なので小テーブルとして便利に使っている。一人前の定食&飲み物だったら余裕で乗せらるし、そのまま食べて

トキメキNo.21 〜観光地土産物2点〜

みなさん、トキメいていますかー? トキメキがあればなんでもできる、 1、2、3、ダー! というわけでトキメキシリーズ、はりきって更新してみよう! トキメキNo.21 〜その1〜「金閣寺の絵葉書」 泣く子も黙る金閣寺の絵葉書。 金閣寺の名に相応しきキンキラキンに浮き立つ鳳凰。その華麗なる黄金のハバタキとパッキリ鮮やかな水色の空とのコントラストに目が眩み、気がついたら手に取っていた。金色夜叉さながらである。(?) 写真では見えづらいが、裏面の切手を貼る場所にも同じく鳳凰の

トキメキNo.20 〜方位磁石のペンダント〜

トキメキシリーズ更新。 記念すべき第20回に相応しい一品を。 **************************************** 小さな方位磁石のペンダントである。 方位磁石といわれてまず思い出すのは、「オリエンテーリング」だ。オリエンテーリングをご存知だろうか。 しばしばOLと略されているとは知らなかった。略称があるなんて人気者の証ではないか!しかもOLだなんて、なんだか艶っぽいし。それではせっかくなので今回の記事は略称で書かせてもらうことにしよう。

トキメキNo.18 〜ロココ風情手鏡&No.19〜黄色の風呂敷

トキメキシリーズ更新。 完全なる自己満足と自慢だけで強引に引っ張り続けているこのシリーズ。 今回はサラッと2点公開。いってみよう! ******************************************** 縦カール、フリルたっぷりのロングドレスに大きなリボン。 教室でベルばらを回し読みしながら小学生時代を過ごしていた当時のわたしはロココをロココと知らぬままロココに憧れていた。池田理代子先生の描くマリーアントワネットのドレスのヒラヒラ感を一生懸命ノートに描

トキメキNO.17 〜陶器のゴブレット〜

最初はワイングラスだと思っていた。 ただ、陶器なのにグラスと呼んでもいいのだろうか。と素朴な疑問がわき上がり少し調べてみたところ、土台が付いていても足の短い(もしくは足のない)この手の形状をしている器のことを「ゴブレット」と呼ぶらしい。ハリーポッターの4作目を観ている人ならきっとご存じなのでしょうね、わたしは2作目脱落組なので。。。 撮影時にフィルムの選択を間違えたため色合いが非常にわかりづらいが、マットであたたかみのある白色の地に指先で描いたような素朴なブドウの房と蔓の

トキメキNo.16〜旧ソ連からやってきた金ピカボウル〜

いやぁ、これは出逢ってしまいました。 旧ソ連製の木製ボウルです。 こちらのボウル、日本のお椀コーナーに混じり込んで素知らぬ風を装っていたものの、整然と作られた日本製のお椀の中にあってどこかいびつで大胆で金ピカでありながらもえもいわれぬほっこりさを感じさせるずんぐり感のある佇まいは、完璧に異彩を放っていた。 何者?と手にとってみれば糸底に"Made in USSR"の文字が。そのステッカーの意匠といい、塗りの雑さといい、いとラブリー。 ベースに塗られた鮮やかな神社的朱色と

トキメキNo.15〜銀トレイ〜

明けましてトキメキシリーズ更新。 わたしにはカンノーリという好物のイタリア菓子がある。そのカンノーリが食べられるカフェが通勤途中の乗換駅地下街にあり、その店で珈琲とカンノーリを注文すると必ずこの手の銀トレイに載せて提供してくれるため、銀トレイには特別な想いがある。銀トレイ=カンノーリと言っても過言ではない。 そんなわけでリサイクルセンターでこの小さな銀盆を目にした時はほとんど反射的に手に取ってしまった。 ここまで熱く語ったものの、カンノーリと今回の銀盆とのコラボ写真は撮

トキメキNo.13 中華風箸置き(リサイクルショップ探訪記録)

"これは、ひょっとしてひょっとするとお宝かも・・・" リサイクルショップ探訪を続けていると、どうしてもこんな下心が芽生えてきてしまう。だって、人間だもの。 今回のトキメキは、そんな下心いっぱいで手に入れた「中華風箸置き」である。 陳列された品物の中、燦然とシルバーの輝きを放っていた、龍を象った箸置き。 手に取ってみるとずっしりと持ち重りがする。 もしや、モノホンのシルバー・・・?頭の中でレジの音が鳴り響いた。ガラガラチーン。(昭和) 真偽のほどを知るよしもなく、でもな

トキメキNo.14 〜一輪挿し〜

トキメキシリーズ更新。 今回は花器2点。 向かって左側の卵酒色をした一輪挿しには、「清水焼」のステッカーが貼られていたので自称清水焼である。すっきりとした佇まいとやわらかなラインのバランスにホレボレ。 もう一方、右側は対照的にずんぐりとしたミルクピッチャーのような花器。(多分) 民芸的素朴であたかみのある絵柄と風合い、そしてずんぐりむっくりとしたフォルムにハートのど真ん中を射抜かれた。かわゆし。 左: 250円 右:150円也。

トキメキシリーズ・番外編〜コロンボのコート。

古今東西ミステリードラマは数多あれど、「刑事コロンボ」は世界中でもっとも有名な刑事ドラマと言っても過言ではないだろう。 ヨレヨレのコートにボサボサ頭、たいがいは出会ってものの数分で犯人を見抜いておきながら、そこからエンディングまでの残りの約60分間はとぼけたフリをし続け、時に容疑者にヤらしいトラップをしかけたりしながら証拠固めを進めてじわじわじわじわと犯人を追い込んでゆくドラマである。(褒めてます) 推理ドラマでありながら冒頭に犯行シーンという「答え」をもってくることで視聴者