見出し画像

仲良くすることが大切

百田尚樹「日本国紀」を読みました。

私が選んだポイントは以下の3点。

①仲良くすることが何より大切
→古代中国の「魏志」倭人伝に、日本人の性格や日本社会の特徴として、「盗みはしない」「争い事は少ない」とある。
聖徳太子の制定した十七条の憲法第一条に、「和をもって貴しとなし、さかふること無きを宗とせよ」とある。仲良くすることが何より大切で、争いごとは良くない」と言っている。驚嘆すべき先進性である。

②天皇は万世一系でなければならない
→日本の天皇は、二代目から第125代の今上陛下まですべて、初代神武天皇の男系子孫である。一度たりとも男系ではない天皇は即位していない。古代人が遺伝子や染色体のことを知っていたはずはないのに。

③徳川は鎖国により、一国平和主義を目指した
→もし江戸幕府が海外進出を目指していたなら、当時の鉄砲保有国である日本の兵力を持ってすれば、東南アジアを支配下に収めていたと思われる。ただ、日本には虐殺や奴隷化によって他国を完全服従させる伝統はなく、ヨーロッパ諸国のように中国大陸や東南アジアを支配できたかどうかは疑問ではあるが。

私の感想
上記①について
長い歴史を読むと、明治から昭和にかけての世界大戦より、平和な国の暮らしが日本にはあったと思います。だから日本人の争い事が少ないという資質が古くからあったことは誇らしいし、大事にしたいと感じます。


上記②について
応仁の乱や戦国時代はあったにせよ、天皇家はずっと大事にされました。江戸幕府が崩壊すれば再び天皇は中心に座ることになりましたし、太平洋戦争を終わらせたのも天皇です。日本における天皇の不思議な力を改めて感じました。やはり私たち日本人の拠り所です。

上記③について
鎖国によって、テクノロジーの進歩が遅れましたが、明治に一気に取り入れて進化もできました。江戸時代に海外進出せずに、平和に暮らした時代があったことも、私たち日本人は誇りにできると思います。それは海に囲まれている地理的な要素が大きいのかもしれません。古くから「仲良くすること」を大事にしてきた日本。それが私が本書で一番印象に残りました。

ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?