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頼山陽と西郷隆盛

先週の金曜日、私も学んでいる「盛和塾」の流れの勉強会の中四国地区の経営体験発表の会がありました。

6名の各県代表による発表でしたが、私は会社の会議があり、発表者の誘導の役割もあったので、前半は息子に頼み、私は途中からバトンタッチ。
そのため、私はお二人しか聞けませんでしたが、そのお二人とも素晴らしい発表でした。

来年は山口の塾がご担当頂くそうですが、間違いなくその場に行く人だけが得られる学びの場だなぁと強く思います。

さて今回開催地の幹事の広島からお渡ししたお土産はこちら

頼山陽煎餅です。2月頃に実行委員長から「何にしようか」聞かれたので、会社の近所にある「芸陽堂」が廃業されたのを、先日塾生が引き継いだので、こちらを勧めたものです。

頼山陽は日本外史で有名な儒学者ですが、頼山陽が逝去したのが1832年で、西郷隆盛が生まれたのが1828年ですから、同じ時期の空気を吸ったといえばそうですが、4年間ですから西郷は著書で学んだ尊王攘夷の弟子ということになるのでしょう。稲盛和夫氏が私淑されている西郷隆盛も学んだとか。そういう意味で稲盛塾長の座右の銘「敬天愛人」の入れられた煎餅は相応しいかと思います。

ただ頼山陽は「漢詩」で有名、もちろん詩吟の「鞭声粛粛夜河を過る」の作者でもあり、漢詩、書を残していますが、西郷もまた多くの漢詩、書があるのは「なんでも鑑定団」でもよく取り上げられるので有名ですから、そういった部分の弟子でもあるのでしょう。
当時の政治家はこういった嗜みがあり、今は珍重されていますが、今の政治家はこういう芸当の出来る人いないな~。

実は来月高校の同窓会をやりますが、先日5人での打合せの際、女性が「私は日本画描いて今度個展に」「私は書を毎年作品展に出展する」と言っていて、「それじゃあ同窓会ではそういうのオークションでもしようか」と言ったら「あの人は人形作り」「あの人は手作りバッグ」「あの人はステンドグラス」「あの人はフランス詩集」と山ほど紹介されましたがみんな女性。
一方オッサンらは「なにも出来ん…」「わしテニス…」「俺ゴルフ」というありさま。政治家だけじゃなくオッサン、ジジイはことごとく感性が貧相になってきているのを実感しましたので、こりゃ芸無しは政治家だけじゃないな。

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