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#189 大丈夫、迷っているのはキミだけじゃない

こんにちは、ボクです。

相変わらずタイムマネジメントに四苦八苦していて、学生の論文採点に難儀し、noteを書くことすら滞っている。

スマホのスケジューラーや手帳に書いてある会議の日時を確認せず、欠席してしまった。

すべての予定について、1日前と当日の朝にお知らせ表示される設定にしているにも関わらずだ。

書いたことすら忘れている。
お知らせを確認しない・・・・・

認知の病か・・・・(T_T)

TO DOリストやマトリクスにやるべきことと優先順位をあれこれと書き込んでいるのに、管理するツールが多い分、注意力が散漫になっているのかもしれない。

何かひとつに絞って書き込もうか思案している。

「ど、れ、に、し、よ、う、か、な」と迷っている最中に、学生が研究室を訪ねてきた。


警察官をめざすべきか、消防士か、刑務官か、高校教師がいいのか、迷っているという。

迷える子羊よ、迷えるチンパンジーセンセーのところへ来て大丈夫か?

学生の話をよく聞かないと、その進路希望のどこに一貫性があるのか分からない。

そもそも、私自身に一貫性がないのだから、選択肢を示されても迷う。
そもそも、私はいずれの職業にも向いていない。
いや、私の進路じゃない。

まあ、「世界は誰かの仕事でできている」という缶コーヒーCMコピーのとおり、仕事は何をやっても誰かのために役立っているのだ。

私は言った。
“迷う”という字は十字路の真ん中に立ち、気持ちや目線が四方八方に向いていて、どの道へ進むべきか思案している姿を表しているんだよ

オレは金八先生か!と思いながら言葉を続ける。

「たぶん、迷っているというよりは不安な気持ちが強いんじゃない?
どの道へ進むにしても試験があって、おそらく国家公務員試験が一番の難関だろうけど、勉強してる?」

「いえ、勉強が手に付かないというか、確かな自信が持てなくて不安なんです」

「試験対策もせずに不安な気持ちになるって、おかしくない?」

「そうですよね・・・・なんて言うか、この仕事が向いているのか、それと、自分が勉強して受かるレベルなのかという不安です」

「いやいや、まず過去問に当たってみてどれだけできるのかできないのかを客観視しなきゃ。
そこから対策が始まるわけだよ。
必要に応じて、講習を受けたり、模試を受けたり、まず自分の立ち位置を知る必要があるんじゃない?
本当の勉強はこれから。
まだ2年生だから十分間に合うだろうし、迷ったときはまず、公務員試験やいろんなジャンルで活用されている読み書き計算の力を測るSPI検査で自分の能力を知ることだよ。
悩んだり迷ったりするのはそれから!」

「そうですよね、すみません」

「いや、謝らなくていいよ。
みんな迷ってるんだ。
ひとつ言えることはね、この道を選ばなければよかったとか、あっちの道にしておけばよかったとか思いを巡らす場所は、すでに十字路から遠く離れた一本道の上にいる時なんだ。
まだそこへ行っていないんだから、ある意味、どれにしようかワクワクして考えたほうがいいんじゃない?
もちろん、そこから先は相当に勉強しないといけない。

大丈夫、いい年寄りのオレだって未だに迷うことがいっぱいあるんだから。


実は、彼の入試の得点も知っているし、法学専攻でGPA(平均成績)が他の学生と比べて突出して高いことも知っている。

私は、彼の学力は心配していない。
むしろ、彼のマインドを査定したら現段階ではちょっと厳しいのかなと感じている。

でも大丈夫だ。
「大丈夫だ教」教祖の私がこれから徐々におまじないをかけていく。

画像はすべて画像・イラスト生成AIによる架空の人物です