祖父が見つかった後の話

の後の話ですその後も手続きなどがあり、遺体の引き取りなど皆さんもなかなか体験できないと思いますので書いておきます

警察からの連絡

まず祖父が見つかった際に親に警察から連絡がありました。
新聞にも概要は掲載されており、周辺をたまたま工事していた業者が見つけたと書かれてました。
警察から詳しい話があり、飛び降り自殺をしたとき、弓なりに落ちるため飛び降りた真下の所に引っ掛かり当時、その地点まで流石に降りれない場所だったそうです。
そしてほぼ全身のが見つかったのは、相当運が良かったそうです
その後数週間後には警察で詳しい話をするということで、警察署詳しい説明を受け、その際は身分証明書の他に当時の歯形でほぼ祖父と言う事の証明が出来たという説明(この状態でDNAを調べず本人と証明出来たのは、奇跡と言われました)と見つかった詳しい場所などが教えて貰いましたが、やはり自殺と言う見解でした。
しかし見つけた工事業者の方々はお礼を言いたかったですが、やはり教えて貰えませんでした。

遺体の手続き

ほぼ全身の白骨が見つかり火葬が必要でしたが、市から「失踪宣告をだし、死亡届を出した遺体の火葬は前例がない。一度死亡届を下げてはどうか」と言う話を言われましたが、そうするとまた相続破棄の手続き必要であり、そうゆう説明をしたところ何とか特例で許可が出ることになりました。
上記の警察署に行った際遺体を引き取る予定でしたが警察の方から、火葬場に予約してから再度引き取りに来てほしいという話があり、腰透かしでしたがそれは、後日判明しました。
そして遺体が見つかったことから、家庭裁判で失踪宣告の取り消し手続きを行わなければなりません。
警察に必要な書類は必ずもらいましょう
手続きは、行方不明時対応していただいた弁護士の方が再度手続きを行って頂きありがとうございます。
尚白骨遺体でも死亡診断書は必要です。何を診断するんだと思いました

当日の遺体の引き渡しから火葬までの流れ

火葬場に予約をして、お役所に火葬許可書をもらいに行きます。
火葬許可書が火葬場で印を押されると埋葬許可書となります。
葬儀屋を入れてないため、当日を持っていく必要な物があります
お供え用の花
ロウソク
骨壺
火葬許可書
を用意しないといけません。
そして再度警察署の方に行き遺体安置所から遺体を引き取りにいきました。
遺体安置所に入った際は、充満した線香の匂いと微かに独特な匂いが漂ってきました。俗に言う死臭ですね
最初は安置所の匂いかと思いましたが、警察が段ボールを開け、こうゆう感じで遺骨が入ってますと説明を受けた時再度匂いが漂ってきてそこで、これが死臭か……。と実感しました。線香の匂いって死臭を誤魔化すために使われるんだなと思いました。
遺骨が入った段ボールをもらい受け持った時思った以上に軽く驚きました。
その後自分の車に乗せ、家に数十年ぶりに祖父が家に帰宅しました。
が、正直自分の車に乗せたのを後悔するレベルです。(未だにほんのり臭う)家に何日も安置するのはちょっと……とその時正直思いました。
その後は、遺骨を火葬場に持って行き最初は、箱から出してと火葬場の人から言われましたが、臭いで悟ったんでしょうね……そのまま燃やすことになり、わざわざ骨の部位ごとに分けて頂いてのはありがたかったです。
お骨揚げを行い骨壺に収めて終りました。
だいたい費用は3万程度です。

これで10年以上の祖父の残したものがすべて終わりました。


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