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『ファッションドリーマー』考:正解のないゲームの気楽さ

2023年11月に発売された着せ替えファション&コミュニケーションゲーム『ファッションドリーマー』。
このゲームにわたしは年末年始ずっと夢中になっていて、そのあともちょくちょく遊んでいたためプレイ時間もついに200時間を超えるほどになりました。
このゲームについては以前から運営しているはてなブログでも何度か取り上げていたので、ゲームの詳細や当時の感想などはぜひそちらをお読みいただきたいです。


ゲーム詳細


100時間プレイ時の感想


発売から半年が経過して少し落ち着いたところで、あらためてなぜ自分がこんなに『ファッションドリーマー』にハマったのか、少し分析してみたいと思ってこの記事を書くことにしました。
また、『ファッションドリーマー』は現在でもアップデートでシステム改善や期間限定イベントの開催などが行われ、
公式も活発に動いているので今からプレイするのもおすすめなので興味を持っている人への布教になればとも思っています。

可愛いフォトフレームで写真も撮れます


まず、『ファッションドリーマー』はとても独自性の強いゲームであることは間違いないと思います。
やることは、服を集めて着替える、あるいは人を着替えさせる――ただそれだけです。
ストーリーや明確なゲームの目的などは一切ありませんし、一区切りついたところでスタッフロールは流れますがそこで終わりにもなりません。
実質無限に遊べるといっても過言ではないです。
「ゲーム性がない」という批判もあるようですが、わたしとしては「だからこそいいんです!」と声を大にして言いたいと思います。


一般的なゲームにはざっくり言えばなんらかの「正解」もしくは「成功」が存在すると思います。
謎解きゲームであれば答えにたどり着く。
RPGであればボスに勝利する。
プレイヤーは頭を悩ませ試行錯誤した結果、困難を乗り越えられたときに一番喜びを感じているのではないでしょうか。
おそらく、このような作品を「ゲーム性がある」というのでしょう。
もちろんわたしもそういったゲームは好きですし、クリアした時には達成感と充実感にしばらく浸っています。


その反対に『ファッションドリーマー』でコーディネイトしたファッションについては「正解」「成功」という判断基準がありません。
つまり、「失敗」もないのです。
ひたすら自分の好きな服装に着替えて楽しんでいるだけでいいのです。


人気のフォトスポット


『ファッションドリーマー』はゲーム側が用意したただ一つの答えを見つける作品ではなく、目的を自分で探していくゲームだといえるでしょう。
「今日はシックなファッション」などテーマを決めたり、あるいは偶然手に入れた一着を活かしたコーディネイトを考えたり、
他のキャラクターに似合うファッションを着せてみたりと楽しみ方は無限大です。



そしてそうやって自分がいいと思ったファッション、言い換えれば自身の選択や好みを誰にも批判されませんし、評価の俎上に載せられることもありません。
そしてそのジャッジされない気楽さこそが、わたしが200時間もこのゲームをプレイする理由にもなりました。
この自由度の高いシステムは画期的だとすら言えるのではないかと思います。

こんなおじさまキャラも作れます


もちろん、このゲームを隅から隅まで楽しもうとすれば追求できる要素はいくらでもありますが、
ただお気に入りの服を着て、記念撮影をしたりして遊ぶだけでも十分面白い作品です。
明るい雰囲気のポップで可愛らしいゲームですので、ぜひお気軽に遊んでみてほしいです!


ここまで読んでいただいてありがとうございました!

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