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そばの「6つのセールスポイント」とは?

そばは「人間にとって極めて理にかなった健康食」だと言われています。そばの胚芽は実の中心部にあるので、製粉のときに取り除かず胚乳などと一緒に食べてしまう事が理にかなった健康食の所以です。
今回はそばがなぜ健康食と言われるのか、6つのポイントで見ていきましょう。

①良質なタンパク質
②ルチンが含まれている
③ビタミンB群が豊富
④ミネラルが豊富
⑤食物繊維が豊富
⑥GI値が低い

①良質なタンパク質

そばのタンパク質は良質でバランスがいいと言われています。その理由は、他の穀物では不足しがちな「リジン」という必須アミノ酸が多く含まれるからです。そのため、アミノ酸スコアは92で穀物の中で最多です(米:65、小麦:41)。つまりそばを食べることで、体を作るたんぱく質をとても効率よく摂ることができるのです。

②ルチンが含まれている

そばに含まれる抗酸化成分として最も代表的なのは「ルチン」です。そばと栄養の話題では欠かすことのできない存在です。毛細血管の弾力を保ち、血液をサラサラにするなど生活習慣病を予防する働きがあると言われています。
このルチンはビタミンCと一緒に摂るとより効果があるので、蕎麦と野菜はとても相性がいいのです。

③ビタミンB群が豊富

そばはビタミンB1、B2が豊富で、それぞれ疲労回復、抵抗力強化に効果があると言われています。血行を良くするビタミンEも豊富です。
また、ルチンと相乗効果のあるビタミンCは、他の穀物同様にそばにも含まれないので、薬味や野菜と一緒に蕎麦を食べることをお勧めします。

④ミネラルが豊富

K、Mg、P、Fe、Znが豊富です。特に亜鉛は日本人に不足しがちで、新陳代謝を良くする成長期の子どもにとって欠かせない栄養素です。免疫力の強化といった働きもあると言われています。そばには体の機能の維持や調節に欠かせないミネラルを多く含んでいます。

⑤食物繊維が豊富

そばは食物繊維も豊富に含んでいて、生活習慣病便秘の解消に効果があると言われています。コレステロールの吸収を阻害する水溶性のものと、腸内環境を整える不水溶性の両方を含んでいます。
最近は食品のトレンドが変わり、「消化の悪いもの」が脚光を浴びてきました。そばには食物繊維だけでなく、レジスタントプロテインレジスタントスターチも豊富に含まれ、食物繊維と同じような働きをします。
この辺りの説明は、ダイエットの切り口で別の機会にお話いたします。

⑥GI値が低い

GI値は食後の血糖値の上昇度を示す指標です。そばは白米やパン、うどん等にくらべてGI値が圧倒的に低いため、血糖値の上昇が緩やかで脂肪の蓄積を抑えます。


でも、そばの一番のセールスポイントは何だと思いますか??
それは・・・「美味しい」ことです。だからそばを食べるんですね。


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