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2024.5.6 「未来視点」で考えていますか?

5月6日(月)
先行きが見えない時代に、あえて
「未来視点」で考える
という話をしたいと思います。


なぜそんな話をするのか?

私が朝礼で「何度も話す話題」というのがいくつかあると思います。
「リーダーシップ」だったり「生産性」だったり「変化していこう」とか・・・
それは私が大切にしていることです。
で、「未来視点」の話もその一つです。

経営者はいつも「未来視点」で会社のことを考えていますが、経営者だけではなく、少なくともリーダーはその視点がないと務まりません。

でも、実際うちの社内を見渡すと、この「未来視点」が大きく抜けてると感じています。
なので、会社全体にそういったムードを作りたいので、「未来視点」の話を何度か朝礼でしている訳です。


で、我々業界の未来を眺めると・・・
この先5年10年で、けっこう大変なことになると感じています。

先日「消滅可能性自治体」が発表になりました。山形県内の市町村の大部分が「消滅する可能性がある」に分類されています。山形市はギリギリ免れてますが、酒田も鶴岡もそれに入ってます。
これから人口が大きく減るってことは、みなさんも理解していると思います。


もう少し近い将来を考えても、先週「円安」の話題で話したように、日本の景気が戻らなければ、輸入して国内で商売する蕎麦業界はかなり厳しくなります。

つまり、売れる数は激減して、経費は爆上がりするのに、値上げが通らない・・・商売にならないんですね。

そういう世の中が高確率でやってくる中で、今後も利益を出して会社を維持していくにはどうするか?
ここに「未来視点」が必要なんです。


まあ、「未来視点」なんていうと、難しく感じてしまうかもしれません。
でも例えば、子供が「もっとお菓子食べたい」と言われて、お菓子ばかり食べさせる親はあんまりいないと思います。子供が嫌いでも野菜を食べさせたいと思う親は多いんじゃないでしょうか?
「嫌いかもしれないけど野菜を食べる必要がある」と思うことが「未来視点」だと思います。

会社でも同じで、”嫌いな野菜”を食べる必要があります。
なので、「戦略」という枠組みを使って、うちの会社が苦手なものをピックアップしている訳です。

でも、実際なかなか「戦略」は進んでいません。
私の肌感覚では、理想の1/10くらいのスピードだと感じています。
なので、会社のムードを変えたいんですね。
そのためには、みなさん一人一人がこの「未来視点」を持って「戦略」に挑んで欲しいんです。
それには「未来への危機感」とか、「未来の幸せに向かう熱意」が必要かもしれません。


『その先に「未来」があるか』
これは鈴木製粉所の価値観の6つ目です。
この「未来視点」を持っている会社、人間だけが生き残れる時代に生きているんだと思います。


それでは今週もよろしくお願いいたします。


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