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2022.10.21 「素うどん理論」考

10月21日(金)
今日は全国の小麦粉屋さんが工場見学にいらっしゃいます。
いろいろと情報交換したり、できればこちらからも工場見学できる会社を探したいと思っています。


さて今日は、小麦粉つながりと言えるか分かりませんが、「素うどん理論」というお話をしたいと思います。
いろいろ考えすぎて”迷子”になったとき、戻ってくるべき考え方だと思っています。

「素うどん」というと、具の無い出汁をかけただけの「かけうどん」のことです。
そばで言うと「かけそば」ですね。
じゃあ、この「素うどん理論」とは?ということですが、発信者は、リクルートの出木場(いでこば)社長です。


例えば・・・
サービスを作る上で「しっかり価値を作る」とは?
という質問の答えとして、出木場氏はこう言っています。

『儲かるかどうか・・・とは切り離すことです。「素うどん」とよく言っているが、出汁がきいていてそれだけで美味しいうどんが価値。最初から天ぷらとか乗せだすと何が美味しいのかわからなくなる。』

これが「素うどん理論」です。
分かりますか?

我々は今、いろんな戦略をたてて、ああでもないこうでもないと考えています。
どんどん分解して細かく考えようとしています。

お客様サービス、イベント、商品開発、新工場、メニュー提案・・・
いろんなことを考えています。
いっぱい考えていくと、どんどん小手先のテクニックを駆使しすぎて深みにはまっていくことがあります。
いろんなオプションやデコレーションばかり考えて泥沼にはまると、本質は何か?原理原則は何か❓見失うんですよね。

でもやっぱり大切なのは、装飾を剥ぎ取った中心にある「センターピンは何か」なんですね。そこをきちんと再確認して、まずはその価値をしっかり作りましょう!と言っているのが、この考え方です。


我々はそば粉屋として、「素うどん」とは何か?センターピンは何か?
深みにはまった時こそ、「素うどん理論」を思い出したいと思います。


それでは本日もよろしくお願いします。


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