SuzukiTomoya

車のことなど、いろいろ書いていきたいと思います。皆様よろしくお願い致します。

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最近の記事

「ビッグモーター」の被害者は誰?①

 連日、ビッグモーターによる巨額の保険金不正請求問題が世間を騒がせているが、自動車に詳しい人であれば、その他の悪事も以前からすべて耳にしたことがあると思う。この問題、誰が被害を受けているのか、何回かにまとめてみたいと思う。  思い浮かぶ被害者として、初めに消費者が挙げられる。故意に車を傷つける、本来の金額以上を請求されるといったことが今回の問題に関連してくるが、この件以外にもたくさん存在する。例えば、買取の際に金額や入金を巡るトラブル、明らかに不完全な整備をした車を引き渡され

    • デリカミニ、予想以上の本格派

       先日、三菱からekクロススペースの後継車種として、デリカミニという名の新規車種が発売された。ekクロススペースにデリカのようなSUVのテイストを吹き込んだモデルであるが、ただ内外装を変えただけのモデルではないことに驚いた。走行性能の改良にも力を入れており、タイヤサイズの大径化や最低地上高アップ、サスペンションのチューニング変更、電子制御追加による悪路走破性の向上など、ekクロススペースから変更されている。その改良を行ったことで、デリカD:5などの実演走行で使われる悪路走行の

      • 消費者目線は?

         最近、新車の生産と納期の遅れの影響で、新車の販売を抽選制にするなどの対策をしているメーカーが存在する。最近だと、アルファード・ヴェルファイアで実施されたそうだが、話を聞く限り、消費者の立場を考えた販売方法から外れているような場面があるように感じた。所有権が一定期間販売会社にあるのは、様々なリスクを考慮し、必要なのかもしれないが、支払方法を残価設定や分割のみにしていた販売店があったようだ。販売会社で管理をし、誓約書の違反を防ぐ狙いがあるのかもしれないが、ユーザーからしてみれば

        • ホンダの国内四輪車事業、どうなる?

           最近、ホンダの四輪車のホームページを見て気になったことがある。ラインナップが明らかに以前と比べて少ないのだ。まず、セダンがない。アコードは新型への切り替えのため、一時的にラインナップから姿を消しているが、SUVブームが強いからとは言え、アコードだけでは明らかに物足りない。さらに気になったのが、フィットとシビックの間の車格が開き過ぎているように感じる。これはシャトルが生産終了したのが影響していると考えられる。ミニバンは、ステップワゴンとフリードの2車種のみだ。オデッセイが国内

        「ビッグモーター」の被害者は誰?①

          ホンダの値上げ思ったほど?

           最近、自動車でも値上げラッシュが続いてるが、ホンダも例外ではない。6月下旬になり、ホンダでも主力車種の値上げを実施する旨の発表がされた。装備据え置きでの値上げなので、正直残念ではあるが、思ったほど値上げ幅が小さいような気がした。ジャンルは異なるが、日産では電気自動車の車種が100万円値上げされたのが話題になったが、ホンダでは最高でもヴェゼルが10万値上げでその他の車種は5万円から8万円ぐらいだった。特に驚いたのは、シビックだ。現在タイプRも含めて受注停止中なのだが、値上げ幅

          ホンダの値上げ思ったほど?

          ロードスターが最近売れる理由

           先日、軽井沢でロードスターミーティングと呼ばれる集会が実施された。そこにはメーカー開発責任者を招いてのトークショーもあった。開発責任者から、2023年でロードスターの人気モデル、990Sが販売終了する旨の話があり、話題になった。実際、990Sが登場してから、ロードスターの販売台数は、久しぶりの4桁台に乗るなど、好調である。その理由は、グレード名の由来にもなっている、車両重量を1トン以下の990キロに抑えていること、専用チューニングのパワートレインのコンピュータ制御と足回りが

          ロードスターが最近売れる理由

          倒産するメーカー代理店

           先日分かったことなのだが、私が住む県にある、自動車販売店が倒産したという情報が入ってきた。地元の経営者が運営していた自動車販売店は、某M社の代理店をしていたが、昨年その代理店の権利をメーカーに返上していた。地元の自動車整備工場が代理店の権利を所有しているのは今では大変珍しかったので、貴重な存在だった。やっぱり、メーカーの販売基準に満たさなかったのか、と思っていたのだが、その翌年、今年の4月30日付でその会社のホームページ等は閲覧できなくなっていた。昨年、地元FMラジオに社長

          倒産するメーカー代理店

          販売網再編の中で奮闘する代理店

           最近、ジャンルを問わず、自動車販売店の系列の再編が行われている。メーカー出資、地元企業出資問わず活発になっている。例えば、大型車を取り扱う三菱ふそうの系列で、地域では有名な存在だった四国機器が四国三菱ふそうとして再出発した。一方、今でも根強い支持を集めて、強力な基盤を誇っているふそうの代理店もある。秋田・山形・新潟で代理店をしている太平興業だ。地域では知らない人はいないぐらい、有名な存在である。それもそのはず、大手運送会社第一貨物の傘下企業であるからだ。この3県では、三菱ふ

          販売網再編の中で奮闘する代理店

          新型車が出ない…

           昨今の生産遅れを起因とした、新型車の発表スケジュールの大幅なズレがまだ続いている。フルモデルチェンジや新規車種の発売だけでなく、マイナーチェンジや細かい部分の仕様変更を行う一部改良ですら、最近は全く聞かなくなった。また、新型モデルを発表しても、店舗への試乗車の配備にかなりの時間を要している地域もまだ存在する。売る側も、見る側も大変困った事態、まだまだ続きそうだと感じるのは私だけだろうか。

          新型車が出ない…

          スバルの「e-tune」とは何?

           スバルのe-tuneと聞くと、以前レガシィに設定されていた特別仕様車の名前を思い出す方もいらっしゃるのではないだろうか。今回、レヴォーグに設定されたe-tuneは、STIスポーツに設定されている電子制御ダンパーの味付けを変更することができるオプションのようなものだ。現在大人気ということで、欠品状態だという。内容としては、工場で出荷されたレヴォーグのセッティングから、走行モードがコンフォートの場合は、さらに優しさが増した乗り味に、スポーツの場合は、さらに締まった乗り味を追求し

          スバルの「e-tune」とは何?

          スバルらしさはどうやって両立するか?

           最近、スバルからクロストレックと新型インプレッサが発表された。パワートレインは2リッター水平対向自然吸気エンジンとマイルドハイブリッドを組み合わせたもののみのラインナップとなっている。以前と比べて、パワートレインを絞っている。これは、企業平均燃費を意識しているのではないかと考えている。実際、このパワートレインはそこまで燃費が良いというわけではない。以前と変わらない。レヴォーグで登場したCB18エンジンも、実際数値的には、ずば抜けて燃費がいいわけではない。その影響からなのか、

          スバルらしさはどうやって両立するか?

          スバルの新世代リニアトロニック

           先月、スバルインプレッサとXV改めクロストレックが、新型車として発売された。進化したアイサイトなどが注目されているが、スバルグローバルプラットーフォームの熟成による走行性能の進化なども見逃せない。特に気になっているのが、トランスミッションである。従前のスバルのリニアトロニックは、ワンテンポ・ツーテンポ遅れて加速するなどタイムラグがあったりと、ライバル他社と比べても少々劣るところがあった。しかし、2世代目になったスバルレヴォーグでは、リニアトロニックが劇的な進化を遂げた。変速

          スバルの新世代リニアトロニック

          「初物」は大変なのかも?

           マツダから発売された、FRレイアウトベースのSUV、CX-60だが、賛否両論が巻き起こっている。何故なら、走りのテイストがかなりスポーティな味付けのため、万人受けしづらい、車が好きな人でもちょっと厳しいと感じることがあるからだ。最初に発売されたのは直6ディーゼルハイブリッドモデルだが、こちらはデビュー当初、FRレイアウトならではの走行振動や新開発8速ATの変速ショック、スポーティ指向が強すぎる足回りなどが話題となった。デビュー後に複数回、サービスキャンペーンやリコールを実施

          「初物」は大変なのかも?

          見た目以上の本格派?デリカミニ

           先日、三菱よりデリカミニが発表された。最近まで販売されていたekクロススペースの後継モデルである。ekスペースクロスから、内外装をリファイン下だけのものだと思っている方もいるかもしれないが、どうやら違うようである。最低地上高を上げて、タイヤも異なるサイズのものを履かせ、サスペンションもチューニングしたそうだ。メディア向け発表会で、三菱自動車のSUVモデルの悪路走行で実際に使用するセットで、その実力を見せつけていた。よく、三菱自動車では、各県を巡回して、登坂・悪路走行を体感し

          見た目以上の本格派?デリカミニ

          良いモデルは熟成された頃が一番脂がのっている。

            日本国内の三菱自動車のラインナップに、RVRという車がある。海外では既に新型モデルとして、ルノーキャプチャーのライセンス供給モデルとしてフルモデルチェンジしているが、日本では旧型が生産・販売されている。現行モデルが登場したのは、今から10年以上も前の話である。この間、何度もマイナーチェンジを行い、内外装を最新のデザインアイコンに合わせてきたり、走行性能も細部のチューニングを重ねてきた。エクリプスクロスの登場などもあったにもかかわらず、決して多い販売台数ではないが、今もなお

          良いモデルは熟成された頃が一番脂がのっている。

          再登場のオデッセイ

           4月7日に、ホンダから生産終了したオデッセイが販売を再開する旨の案内があった。中国からの輸入車として、再び日本市場に登場することになる。基本的には日本で作られていた時と変わりはないが、内外装ともに加飾が追加されたり、豪華になっていたりと、アルファードを少し意識している様な感じもする。メーカーから、走行性能に関する案内はないが、製造国がアジア圏であること、今回から減速セレクター(パドルスイッチ)が装備されたことで、何らかの変化があるのか、気になっている。2023年冬登場とのこ

          再登場のオデッセイ