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Cruiseによる自動運転試験が再開へ

Cruiseがフェニックス市内で自動運転に係る実証実験を再開したとのことです。
現段階では初期的に2台の有人運転車両で自動運転の動作確認や地図作成を行い、最大8台まで追加配備する予定です。
事業停止から半年を経て、再び一からの立て直しが始まりました。

1;Cruiseの実証再開

 Cruiseはフェニックス市内で自動運転車の試験を再開、実証再開は全事業を停止してから半年ぶりとなる
 市内の公道において車両2台で自動運転モードの試験を、有人/オペレータ運転(ハンドルを握る)で実施。時期を追ってさらに8台の自動運転車両を配備して手動運転/試験を行う予定
 今回の実験は[事前に定めた安全性と自動運転性能要件に基づく技術検証]がメイン。今回の再開は[重要な検証段階]と位置付けており、フェニックス中心部だけでなく郊外にも対象を広げる方針

2;Cruiseの苦難

 23/10のSF市内における自動運転車両による引き摺り事件とその後対応をきっかけに事業停止状態に。事故後、複数の規制当局が調査を開始したことを受けて全事業の継続を断念
 規制当局の調査と並行して法律事務所による徹底調査も実施、今回の苦境の原因は[判断力の欠如][リーダーシップの失策][隠ぺい体質]にあったとする
 この間、創業者であるVokt氏の辞任やGMによる役員派遣などでガバナンス体制も一新。24/04には手動運転車による地図作成/道路情報の収集を再開していた

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