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Cruiseのロボタクシー事業は当局命令で停止へ

Cruiseがカリフォルニア州当局からロボタクシーの走行認可の即時停止を通達されました。一連の事故に係る調査過程での動画虚偽報告や提出遅延などを受けての措置とされますが、認可プロセスでの拙速感に伴い市民感情の悪化も相まっていると思われます。
一応、免許復活についても触れていますが、道のりは厳しく険しそうです。

1;CA州当局によるロボタクシー許可の停止

 CA州車両管理局(DMV)は10/24にCruiseの商用事業/無人運転試験の許可を即時停止する決定を下したと発表。Cruise車両が公道走行に安全でないと判断、さらに車両搭載カメラからの動画を虚偽表示したことを受けて、許可停止の決定を下した
 Cruiseは商業ロボタクシー事業の最終許可を得てわずか3か月でSF市におけるロボタクシー事業が終了に。
‐DMVの停止命令-
 Cruiseが進行中の調査について重要動画の提出を拒否したため許可停止したとのことで命令には下記の通り記載
 [面談でDMV担当官はCruiseの車載カメラで撮影された事故の動画を閲覧、提出動画は急ブレーキ操作後の最初の車両停止で終了]
 [路肩駐車するための操作動画は提出されず、Cruiseは初期停止後の車両の追加操作について説明/言及せず]
 [DMVは事故後の操作については他政府機関との協議で認識、その後に追加提出命令を出して10/13に追加動画を受領した]
 DMVは情報共有機関の明示しないが、米国道路交通安全局(NHTSA)が情報共有したとみられ、CA州だけでなく連邦政府レベルで調査が行われていたことは注目に値する
 DMVが調査始期に確認できなかった動画には[ロボタクシーが完全停止後、車両の下に被害者がいる間に路肩駐車操縦を試みる様子]が映っていた
  (自動運転車は約6ft移動、時速7㏕で動いて停止した)
 Cruiseの不作為により車両の安全運行を効果的/タイムリーに評価することが出来ず、公衆安全が危険にさらされていると述べた

‐DMVのコメント‐
 Cruiseの許可回復には幾つかの手順が必要で、DMVによる要請要件を満たすまで再認可は下せないとするが有人での試験走行許可は対象外。
 [公共の安全は引き続きDMVの最優先事項で、自動運転車規制は公道での安全な試験/展開を促進する枠組みを提供する]
 [公衆の安全に対する不当リスクがある場合、DMVは直ちに許可を一時停止/取り消しが可能である]

2;Cruiseの反応(Xでの投稿)

 Cruise広報はXを通じてコメントを出している
 ‐[当社はSF市でのロボタクシー運用を即時停止するが、引き続き人命に重点を置いた自動運転車の開発/配備を行う]
 ‐[DMVが調査している事故では、"別レーンでの衝突事故被害者が自動運転レーンに突き飛ばされたことで発生した。]
 ‐[自動運転車は衝突前にブレーキをかけ、安全上の問題を避けるために路肩駐車しようとしたが、最終停止前に被害者にぶつかった]

3;自動運転許可

 当該試験走行は2つの許可によって構成されている。
 1;[カリフォルニア公共事業委員会(CPUC)の[商業用無人配車許可]発行]
 2;[DMVによる[無人車両の公道走行許可]の発行]
 CPUCは一部反対があったものの最終的に許可を下したが、その後立て続けに事故が発生…
 └反対の声;[道路の流れを妨げる可能性が非常に高い(車両故障停止/ゆるい速度などによる)]
 └一連の事故;[許可後の7月に緊急車両との衝突で乗客が負傷][10月の人身事故]など…
 DMVは10月の事故を受けて、調査期間のロボタクシーの運行台数半減を命じていた。また、SF市当局は [ロボタクシー許可拡大に係る公聴会をやり直す]よう州規制当局に正式に要請

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