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【猫脚などの曲線加工】"倣い旋盤"(コッピングマシン)とは何か。


【曲線加工なら"倣い旋盤"(コッピングマシン)】


木工会社が使う量産が得意な木工機械のひとつです。

倣い旋盤はコッピングマシンとも呼ばれる木工機械のひとつ。マスター型の形状に沿って高速回転で加工材を自動切削します。左右非対称で曲線的な製品の量産が得意な機械です。

  • 木製ルアー

  • チッペンデール調の家具脚

  • その他棒状の製品

などが製作可能です。

量産加工ができる

弊社では金型をマスター型として使用しています。型に倣って加工するので、手作業では難しい形状を効率的に量産できます。

【製造手順】


1.材料の切断

バンドソーで材料を必要な大きさにカットします。

2.倣い旋盤(コッピングマシン)で切削

カットした材料を機械にセットし、加工を開始します。このとき、材料を正確に配置することが重要です。
こちらは1軸ですが、全長75㎝の大型に対応の2軸の倣い旋盤も保有しています。

▲加工前
▲加工後

3.サンディング

スピンドルサンダーでサンディングを行います。異なる番手のペーパーを使い分け、複数回サンダにかけます。

4.手仕上げ

手で表面の状態を確認しながらペーパーがけを行います。

完成品

材質:マトア 

ピアノ椅子の猫脚が完成しました。

【まとめ】


安定した生産体制で、曲面調の木製品を量産できる機械です。猫脚は美しい曲面が特徴のピアノ木工部品ですが、平面や直角を出す場合には、それぞれほかの機械がありますので、用途によって様々な機械を使い分けています。



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