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解説漫画を描いていて感じたこと

私は今まで様々な企業の解説漫画を描いてきました。
育児系、介護系、医療系、理化学系など身近な所から全く未知の業界を覗かせて貰っていて私自身も学びになっています。
最近描いたものをいくつか貼っておきますので、よろしければご覧下さい。


こういった解説漫画を描き初めて約2年目となりました。
ただ説明したい内容に絵を添えるだけの単調なものにならないように、一本の漫画として面白くなるよう心がけている事を書き出してみました~。


●クライアントがなぜ私に依頼してくれたかを伺う
→ヒアリングすると大体絵柄を誉めてくださることが多いので、その仕事へのモチベーションが一気に上がります。(単純!笑)
私の場合、ユルい絵柄を求めていた、堅苦しさをなくしてほしい、内容を理解しやすいものにしてほしいという思いで依頼して頂くことが多いです。

●専門的な内容を自分か分かるまで質問や資料を頂き、しっかり内容を把握する
→でないと漫画として落とし込めないです。笑いを挟む隙も作りたいので、まずは自分が没入できるように疑問点をを無くしてターゲットの読者の気持ちになって、分かりやすく書き起こします。
ターゲットも、子供向けなのか、子育て中の主婦なのか、ご年配に向けてなのかでギャグの感じや、ひらがな多め、台詞大きめにしておこうなどの配慮の仕方が変わってくるなと思っています。
とくに難しい部分はただ説明するだけにならないように気を付けます。

そして最近Voicy(音声配信メディア)で、同時通訳者の田中慶子さんのチャンネルに出会い物凄く刺激を受けてたので紹介させてください!!

田中さんは長年英語と日本語の同時通訳をされている大ベテランのかたで、通訳をする上で心掛けていることや、通訳を通して日々の気づき等を発信されています。そんな田中さんが尊敬されている、ドイツ語通訳者の米原万里さんのお言葉を紹介している回があり、それを聞いた時、これは解説漫画にも通ずる!!とビビビっと刺さりました。

「通訳は言葉を訳すのではなく、意味を伝えることだ」と。

この言葉を聞いたとき、あぁこれだよ…私も通訳をしているような解説漫画を描いていきたいと強く思いました。
難しい話を1度で分かってもらえなかったとき、他の言い回しで伝えられる思考の柔軟さがきっと必要で、その為には語彙を増やして相手に伝わる言葉を組み合わせて伝える訓練が必要でしょう。
私は夫になにかを説明する時にうまく伝わらず、ハ?と言われてキーッ!!と腹を立てることが多々あります。田中さんなら、きっと瞬時に別の言い回しで伝えることができるんだろうなぁ。

田中さんは、仕事前は毎回受験生のように、単語帳に仕事相手の業界用語などを書きだしひたすら覚えて、日々勉強しているとおっしゃっていました。長年やっていても、いまある知識だけで挑むのではなく絶やさず学びを吸収していく姿が素敵だなぁと思いました。配信もコンスタントで、毎回穏やか~な声にも癒されます。好きです…!!

私は口下手で説明下手で、毎回noteを書きながら文章ヘタだなー!!と心底感じていて、自分でも恥ずかしいと思いつつも、これは練習だから…と毎回何度も自分をなだめながら書いています(苦笑)

文章力や漫画を描く力をアップさせることは、そんなにすぐできることではないと思っているので、人生をかけた自分へのミッションとして挑みたいと思います。そう思うと未来が少しワクワクしてきます(単純)
この仕事を続けながら、少しは息子に誇ってもらえるような人間に成長していきたいなと思いながら、来年も描くことをがんばりたいと思います。
結局最後は息子で締めるという親バカですみません。でも解説漫画と田中慶子さんのことをつらつらと書けて満足です(笑)

来年もユルっと更新になると思いますが、どうぞよろしくお願い致します❤️

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