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【ジュビロ磐田⚽】【雑感】Jリーグの経営。知りたいことランキング!!

金の話をするぜ。


ていうか毎年Jリーグ全クラブの決算報告が出そろった時点(初夏のころ)にてなんちゃって経営診断みたいなやつをしています。
(下記は昨年のもの)


今年の夏も「大人の自由研究」と題して実施するつもりですけど、とりあえず最新のジュビロ磐田の決算はこんな感じだったみたいですね。

官報ブログさんより


販売10億増。税金引いた利益が4.6億ほどの黒字。
いわゆる前年比増収増益ってやつですね。やったー。パチパチ。

しかしですね左側の貸借対照表(バランスシート)を見ると流動負債が流動資産を3億も上回っています。これはあまりいただけませんね。。。簡単に言うと借金してるから利益増えてるように見える、って感じかな。むむむ。


とはいえ!
サッカー界において史上初の補強禁止メソッドを用いて1億儲かったという事実は間違いないですから。歴史を作りましたね。ここは素直に誇りましょう!


とまぁ、
経営の赤か黒かってのは比較的わかりやすくていいんですけどね。大事なのはその中身なのかな、と。クッソ真面目にわたくしはそう思うわけです。

一体何によって儲かって、何によって儲けられなかったのか。


そしたらですね。さすがはジュビロ磐田。地元高校生にこんなイベントやったみたいです。

テーマはズバリ「ジュビロ磐田のお金の流れ」
ド直球の公明正大な企画。いいですねー。

正直決算報告見ててもわからないことってたくさんありますから。それを経理の方が直接教えてくれるなんて、こんなありがたい機会は世の中広くてもなかなかないと思うんです!!

浜松学芸高校の皆さん。ホント貴重な体験だったと思いますよ。


とはいえ高校生の自分にこの話しても聞かねぇだろうなー(笑)。当時は異性と食にしか興味なかったからなぁ・・・。

とまぁそんなことは置いといて、
もし!高校生の自分がこの企画に参加できるとしたら「おいお前!ここのところは絶対に聞いてこい!!」と声を大にして伝えたいことを整理してみようかな、と。今回はそんな趣旨でございます。


というのも、
金ってのはチームが勝つことと直結しますから。1人でも多くの人がこの変態沼に引きずり込まれてくれればいいかなと、そんな風に思ったりもします。

異性と食にしか興味のない皆さんもあれやこれや考えるきっかけになれば幸い!

以下、ランキング形式で述べてみたいと思います!!



■知りたいこと第3位 試合運営効率が恐ろしく低いのはなぜ?

これ。ずっとずっと疑問なんですよ。

磐田ってホームで試合しても出ていく金が異常に多いのか、全然儲かってないんですよ。

ちなみにこれ、去年の収支から運営効率なるものを出してみた結果です。見てください。断トツの最下位。

皆からチケット代貰って、マッチデースポンサーからお金貰って例えば1,000万円を手にしたとします。その中から人件費とか管理費除いて、残るお金がたったの150万円という計算なんですよ。すっくね!

同じように鳥栖がホームで試合開催して1,000万円手にしたら、残るお金は750万円。試合運営なんてどこも変わらない(特に磐田のスタッフが多いわけでもない)のにどうしてこんなに差が出るのだろうか。。。


例えば札幌ドームってファイターズが北広島市に出てっちゃってかなり利用料が増えたと思うんですよ。そのおかげでコンサドーレの運営効率は(パンデミック明けにも関わらず)唯一悪化してる。
でも磐田ってそれより悪いんですよね。どういう事なのよ。マジで🥲

やむを得ない事情があると思うんですけどね。心の底からその理由を知りたいところ。もうここ何年もモヤモヤしてる。

高校生諸君!!誰か聞いてきてくれ!!



■知りたいこと第2位 スポンサーさんは何が嬉しくてお金を出してくれるの?

ジュビロ磐田がいただいているスポンサー収入ってだいたい18億ぐらいです。これはJ1で言えば下の方の規模。

一方で近年経営絶好調の清水のスポンサー収入は30億です。倍とまではいきませんが同じ地方都市なのにかなり水をあけられています。


もう1年以上前になりますがかつてこんなnoteを書きました。

普通の営業をしていてはスポンサーは増えない。
ではお金を出してくれる企業って、ジュビロ磐田に何を期待していて何に魅力を感じて支払ってくれるのか。

そこのリアルをですね。是非知りたいところ。

オフに選手が訪問してくれて、招待チケットが手に入るって理由だけじゃ長く深いお付き合いは出来ないはず。

ロッテさんとかミツカンさんがサプライヤー契約結んでくれるのは何となくわかるんですよ。市場知名度を上げたい商品とのバーター的なニュアンスがあるんだと思います。

でもですね。磐田市をはじめとするジュビロのホームタウンってほとんどがBtoBの会社ですよ。市場知名度は関係ない。であれば彼らが何を期待して、何を感じ取ってジュビロに投資してくれてるのか。
そしてその価値を本当に得られているのか。

SNSではあまり伝わってこないですけど、そこには恐らく様々な営業努力が存在していると思うんですよね。

そんなところを知れば、高校生にとって将来ビジネスをしていくうえで多くの金言を得られるんじゃないかなと、オジサンはそう思うわけです!!



■知りたいこと第1位 ズバリ!新スタジアム建設への契機は何?

もうね。これですよ。

新スタジアム建設とはすなわち「投資」です。投資とはやや大げさに言えばギャンブル。金を使って、使った金より多くの金を得る妄想のことを言います。

老朽化が進み、キャパ的にも頭打ち。バックスタンドは雨にさらされ、スタグルを楽しむ空間もままならない。芝は最高、見やすさ最高ではあるものの、もうとっくにリニューアルの契機を逸しているんですよね。


2000年代に低迷期を迎えて観客数は減少の一途。マズい補強もあって赤字転落。とてもじゃないけど投資なんかできる経営状態ではなかったわけですけども・・・ただきっとあるはずなんです。
ある条件を突破したら投資に踏み込むと決めたであろうラインが。

知りたいのはですね。その条件。すなわちジュビロ磐田が最も躍起になって向上を目指している経営項目。それが何なのか。


経営ってのはどっかで攻めないと好転しませんから。何をきっかけに攻めに転じて、その流れを変えようとしているのか。ここはとても気になるところなんです!!


そりゃ、チームが勝ってくれれば観客が増えて自然と利益は増えます。でも今の磐田にはこれに対しても2つの問題があるんですよね。

一つは1.5万人のキャパのせいで観客増に限界があること。つまり投資しないと客は増えない。客が増えないから投資できない。この、ニワトリが先か卵が先かの理論を突破しなくてはいけないこと。

それからもう一つ。それが知りたいこと第3位で述べた運営効率の話なんです。そもそもこれ改善しないと観客増えても儲かんないじゃん!!って話。何とかしたいんです。本当に。



■最後に

金の話って、チームの強さに直結していますから。
力になれるかどうかは別として興味を持つってのはとても良い事かなーと、個人的には思っています。

クラブがリスクを冒してまで金を掛けるところ、逆に選択して切り捨てるところ。これらにいちいち反応して「ふざけるな!!」とまくし立てていたら疲れますからね。

金に着目すれば何となくその意図が見えてくる。これは真理です。


私自身、経理のプロでもなんでもないですからもしかしたら頓珍漢なこと言っているかもしれませんけど、素人目線でどんな風に感じているかってのは伝えていきたいところ。
今後もnoteでちょくちょく書いていけたらなと思っています。興味持ちましたらぜひ色んな意見を聞いてみたいです。



そしてそして改めて、
「ジュビロ磐田のお金の流れ」という素敵な企画を、地元の高校生相手に実施しているこの取り組みに拍手を送りたい!!




よーく考えよー。お金は大事だよー。
ホント大事なんです!!!!

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。











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