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「決断疲れ」しないために気をつけていること

いつもありがとうございます。すーです。

私たちは毎日、数え切れないほどの決断をして生きています。些細なことがらを含めると、人は1日に35,000回の決断をしている、という研究結果があるそうです。

布団から出るタイミング、朝食のメニュー、歩くスピード、仕事中の飲み物、昼食、メールやチャットの返信、家族へのLINE、夕食、見るテレビ番組、SNSでのいいねなど、思いつくだけでもたくさんありますね。

決断は、脳を疲労させる

脳だってただの臓器です。一つ一つの決断は小さなものでも、それだけ回数を重ねると疲れてしまいます。すると、決断することが億劫になり、決断したあとの行動ができなくなってきます。

誰でも一度くらいは、やることが多すぎて何もかもが億劫になってしまった、という経験があるんじゃないでしょうか。

つまり、
「決断力」は、限りあるリソース(資源)
と言えそうですよね。


「決断力」を浪費していないか

ところで

自分が持つもの(資源)を
何に対して使うかを決めること

が「人生戦略」
でした。


Apple創業者のスティーブ・ジョブズは、いつも同じデザインの服を着ていました。それは「決断疲れ」を避けるためだった、というのは有名な話です。

「決断力」は、意外なことでどんどん使われています。「決断疲れ」にならないために、私が気をつけていることは次のとおりです。


(1)すぐに終わることは、いますぐ着手する

先延ばしは、後回しにした時間だけ、決断力を消耗します。

「あー、アレをやらなきゃなあ」と感じるたびに無意識下で【やりますか? Yes/No 】と決断を迫られるからです。

というわけで、決断力を浪費しないために、すぐ(3分以内)に終わることは、すぐに着手して片付けてしまいます

何かを達成するとやる気が出るし、一石二鳥です。


(2)習慣化する

習慣とは、決まりきった行いのことです。習慣化すると、行動のハードルが下がる効果がありますよね。

そのハードルを下げ切って、無意識で行動できるようになれば、決断力をセーブできます

歯磨きをするのに頭が疲れるか?と考えてみると分かりやすいと思います。

毎日定時に布団に入るとか、毎日勉強するとか、逆に毎日朝食は食べない(プチ断食)なんかも、習慣化してしまえば決断力を使わずにできるようになりますよね。


(3)モヤモヤすることは言葉として書き出す

考えごとをしたり悩んでいる時間も、決断力を消費します。

思考を言語化する習慣がある方には分かってもらえると思うんですが、頭の中で描いていることは、意外と中身がありません。いざ紙に書いたりブログに書いたりしてみると、「あれ?これだけ??」という分量しか書けません。

でも、頭の中だけで考えているときは、あれもこれもと選択肢が湧いてくる気がするんですよね。気のせいなのにね。ですが決断力はバッチリ消耗していきます。

これほどもったいないことはありません。

考えごとは、紙や付箋や、ホワイトボードやマインドマップツールなど、言語化できるツールのうえでするようにしています。


(4)予定を細かく立てすぎない(今に集中する)

1日や長期の予定は、許される範囲でざっくり立てるようにしています。

タスク管理ツールである「たすくま」にも最低限の予定しか入れていません。

予定を細かく組むと、「次にアレをして、その次はコレをして……」と思い出すたびに「今はやらない」と決断力を消費してしまうためです。

細かな予定を組む必要があるときは、Googleカレンダーやガントチャートに書き出しておき、そのあとは短期的な予定だけ確認すればいいようにしています。

また、やるべきことをTodoリストに溜めすぎないように気をつけています。少し先にやることは、リマインダーをセットして、直前まで忘れるようにしています。


(5)テレビやニュースサイトのニュースを見ない(時事情報は新聞で得る)

テレビのニュースは、次から次へと情報が与えられます。しかも、ほぼ必ず悪いニュースが含まれています。悲惨な交通事故の話題とか、強盗とか虐待とか。ネットニュースだと、芸能人が不適切発言をしたとか不倫をしたとか。

そんな情報を受け取るたびに、無意識のうちに「で、自分はどう思うのか」という決断を迫られます。

しかし、たいていは自分に直接関係のない話です。というと心無い人みたいで表現が難しいんですが……。そのニュースのおかげで自分の運命がいい方向に変わる確率は低い、というニュアンスです。

テレビやニュースサイトから降ってくる情報を浴びていると、決断力を消耗する一方だと、私は思います。

では、どうすればいいかというと、
能動的に情報を取りに行けばいいのです。

具体的には、新聞から時事情報を得るようにしています

新聞は、見出しを見てから本文を読むかどうかを選べます。また、一面だけ読んで終わるなどの調整もしやすいです。さらに、タブロイド紙でない限り、ゴシップ記事も少ないです。

新聞でもある程度の決断は発生してしまいますが、テレビのニュースをダラダラ見ているときと比べたら全然マシです。

私は、受け身で情報を得る必要性が感じられなくなり、そもそも地上波を見なくなりました。


戦略の大前提は、消耗しないこと

以前の記事でも書きましたが、
戦略の大前提は、消耗しないことです。

クリエイティブなこと、自分にとって重要な選択、人生の目的にかなう行動をするためには、脳の活力が必要です。頭がへとへとでは頑張れませんもんね。

ぜひ、決断力を節約して、ここぞ!というところに使ってみてください。

この記事が参考になれば嬉しいです。


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