企業や組織が循環経済を実践していくうえで必要な知識やツール、参考になる事例などを紹介していきます。
リニア経済から循環経済へ
循環経済は、企業の競争優位性を、そして社会のルー…
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【事例03】循環経済のイネイブラー、綿花細胞栽培で 地球を救うGalyに注目! / サーキュラー・エコノミーの実践的すすめ
今回は、イネイブラーの紹介です。 循環経済への取組みでもっとも大きな障害は、思い込み=バイアス なのかもしれません。 思考や判断に特定の偏りをもたらす思い込み要因は過去の経験や知識によって構成されています。一方、時代は大きく変化、最新のテクノロジーにより不可能だったものが可能になってきています。デジタルテクノロジーのみならず、バイオテクノロジー・ナノテクノロジーなどの分野でも日進月歩。 循環経済を検討する上でアイデアを具現化できるイネイブラーの存在は重要です。 ■概要マサ
【事例02】シカゴ発 遊休資産をみんなでシェア 大学研究室の切実な悩みから出発した循環経済ビジネスモデル! / サーキュラー・エコノミーの実践的すすめ
概要:Rheaplyは、組織を遊休資産をマッチング、循環経済を促進するためのプラットフォームです。予算乏しい大学研究室の学生が、資金不足の解消に、同じ大学で遊休状態であった大量の未使用の機器や廃棄物を相互に紹介しあう仕組みを構築。いまや循環経済界のユニコーンとして注目されるビジネスに成長してきました。 ノースウェスタン大学のような大学の科学部は、多くの建物に散在する実験室や保管室に収容された数百万ドルの研究機器を所有していました。大学内に数多くの学部があり、大学全体で数千万
【事例01】スウェーデン発 業界全体の共有パッケージを採用したら食品業界小売業界が激変した! / サーキュラー・エコノミーの実践的すすめ
循環型経済を実施するには、プロダクト、ビジネスモデル、エコシステムの階層でイノベーションをもたらす必要があります。 循環型イノベーションに関する先行する研究の多くは、企業単位(つまりプロダクトとビジネスモデル)の観点から行われています。 しかし、緩やかに結合した企業・組織のグループが集合的な成果、つまり循環社会を達成するためにそれらの上位概念としてエコシステムを据えた次の3層に整理することができます。 プロダクト層: 1つの商品や製品、サービスに視点をおきその素材や部品を