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中国日誌

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中国生活の記録。異国の地で構築されていく記憶の世界。
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記事一覧

【中国日誌】1014日目 24.6.2

忙しくなれば、いつもの趣味が、楽しめなくなる。やる気が、無くなる。充実感が、なくなる。忙しさが、気になり、趣味に集中できなくなるからである。何も気にすることなく、没頭することは、心地よい。心の隙間に、ふと生じる、雑念が、心地よいからで、あろう。ふとした時に現れる、雑念の、種類によって、気持ちが、変わる。心の隙は、時間としては短いが、積算していけば、十分なボリュームと成る。また、隙をつく、ものなので

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【中国日誌】1013日目 24.6.1

時間が、とくん、とくんと、とても、ゆっくり、流れる。ここ数年、こんなに、遅かったことは、なかった。私たちの周囲で、継続的に、変化が起こっている証。それが、私たちの、記憶の、歩みの歩幅を、縮めている。歩幅が短い分、足跡が、多く残り、記憶の密度が、濃くなっているんだ。今年の正月が、遠く感じる。今年の3月が、遠く感じる。こんなに、遠いのは、環境が、変わったから、ではない。変わった環境を、多く経験したから

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【中国日誌】1012日目 24.5.31

とても眠い。全てを投げ出しで、ベットに入って眠りたい。でも、習慣が、それを許さない。私の脳は、隙あらば、シャットダウンをせんとする、そういう、耐性でいる。だから、すこし、思考が、止まると、目を瞑り、寝ようとする。なぜ、こんなに、私を、眠らせようとするのか。私を、眠らせて、何がしたいのか。寝たら、身体に、ハッピーなことがあるとでもいうのか。本当に、寝たい。でも、今日は、このあとピアノ練習して、スタバ

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【中国日誌】1011日目 24.5.30

濁らせる。私は、思考を濁らせるのが、好きである。何かしらの、不快な感覚が、思考を、濁らせるのである。メールの返信していなかったことや、明日の打ち合わせ、仕事の頼み方、人の態度、中国語の学習の進捗、それらの中から、ものすごく小さな、小さな、不快感が、にじみ出てきて、私の、思考を、濁らせるのである。これらは、悪ではないが、気持ちよくはない。落ち着こうとするが、落ち着かない。おまけに、翌朝は、お腹が痛く

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【中国日誌】1010日目 24.5.29

にじみ出て、気づいて、沈んで、光が差し込んで、浮き上がって、跳ね上がって、輝く。昨日は、そんな1日。自分という矮小な存在を、目の当たりにすると、少し悲しくなる。一人だけでは、気づきに、限界がある。何かしらの、制約が、常に、私を縛っている。頭でわかっていても、言われるまでは、腑に落ちていないことだってある。言われて初めて、やっぱりそうなんだと、なることもある。そして、簡単なことを、見逃していることに

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【中国日誌】1009日目 24.5.28

今の気持ちを、一言で言うのなら、・・・。この話は、面白くない。最近の気づきは、ピアノの曲を覚えるスピードが少し遅い。曲に対する指の動きが、脳みそに、なかなか、貼り付かない。恐らく、私の意識の知らぬところで、別のナニカに、リソースを割いているせいだと、思う。そのせいで、手続き的な記憶が、少し、後回しにされている、感はある。また、どうしても、初めから、曲を細かく、練習してしまう癖がある。まずは、全体を

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【中国日誌】1008日目 24.5.27

エアコンの中に、何かいる。私は、そう思った。当初は、エアコン動作後に、熱収縮等により、筐体がきしんでいる音、だろうと、考えていた。だが、最近、カタカタとうるさい。そういえば、エアコンを動作していない時も、ピアノを弾き始めると、何かがカタカタと動く音がしていたな、と、記憶がよみがえったのである。奇妙な音は、エアコンの動作とは、関係ないのかもしれない、と、私は、そう思ったのである。ではなにか。中国だか

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【中国日誌】1007日目 24.5.26

重要なのは、未来に対するメッセージであるかどうか。私のこの発信は、未来の自分に、影響を与えるためのもの。今は灯台下暗し、近すぎて見えない。だから、時間という距離を利用する。時間とともに、今は遠のく。ゆえに、徐々に、今この瞬間の全体像が、露になるのである。そうやって、時間経過によって露になった、過去の全体像に、私へのメッセージを刻めば、未来の私は、確実に、それに呼応し、行動が、精神が、思考が、変わる

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【中国日誌】1006日目 24.5.25

私は、夢の中で、移動するとき、重力を無視して、歩行する。恐ろしく急いでいる時、スピードに乗ってきた、自分の身体は、慣性力の方が上回り、地面に着地するまでの距離と、時間とが、引き延ばされるのである。本来、時間は自由落下速度が変わらなければ、変わりようがないのであるが、夢の中であるから、それは関係ない、重力が現実より、弱いという事である。そうして、重力の影響も弱まった、世界での移動方法は、とても不思議

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【中国日誌】1005日目 24.5.24

熟成。私の思考は、時を経て、熟成していく。それは、私の頭の中で、熟成するのではなく、外に出すことで、熟成するのである。思考も、密閉した頭の中では、なかなか、熟成しない。頭の中の思考は、常に湿って、水分が抜けず、熟成が進まない。外に出してあげることで、熟成が、進んでいくのである。風通しの良いプラットフォームの中に、思考を、保存しておくと、熟成が進行して、数年もすれば、ちょうどよい状態になっている。自

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【中国日誌】1004日目 24.5.23

読書などから得る知識的な理解の中に、全身を使った、体験的な、学びは、希薄である。読書の知識は、固定された、身体に、経験的に貼り付いていく。ゆえに、読書から得られる知識には身体的動きは、ない。静的な知識、である。読書の知識と、身体の動きとが、一体となって、インプットされていくのであれば、もうそれは、リアルな体験である。体験的な知識を、読書から得られたのなら、その知識は、高次元的な、広がりを持つことに

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【中国日誌】1003日目 24.5.22

昨日、ゆえにこの日誌の日付け日。私の中で、何かが動いた。恐らく、ターニングポイントである。それは、まだ小さな、変化。しかし、確かに、動かいたのを感じた。読書が、直接、仕事に繋がった、瞬間である。これまでの、読書は、間接的に、仕事に寄与すれど、直接という事は無かった。具体的に、仕事に、その知識を、活用する、といった、明確なものは、なかった。しかし、この停滞していた、状況が、昨日、突然、動いたのである

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【中国日誌】1002日目 24.5.21

時々晴れ。でも、時々、曇りのち雨。それが、天候。それが、自然。その例にもれず、私の気分も、時々、曇り。そして、今日は、雷注意報である。なぜだか、怒りが、こみ上げる。何も悪くないのに、腹立たしい。いつもは、気にならない、クラクションの音に、怒りを感じる。怒っている時、周りの人は、近づこうとしない。だから、怒るという事は、周りの人に、干渉してほしくない、ということで、あるのだと思う。そして、今日は、朝

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【中国日誌】1001日目 24.5.20

続ける難しさ。難しい。難しいから、差がつく。簡単であれば、差は生まれない。だから、難しいことを、選択し続ければ、差が開いてくる、という事である。難しければ、不安になる。難しければ、投げ出したくなる。難しければ、みじめになる。ただ、続けていけば、いずれは、その難しさに、適応する。適応するのが、人間の、生命の、生まれつき備わった、才能だからである。難しいことに慣れれば、それが当たり前となる。英語を話し

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