見出し画像

すずめの戸締まり、みみずの門渡り

新海誠の『すずめの戸締まり』を観た
(今頃か?今です)
怖い映画だ
怖しくて観ていられない
あの時のことをまた思い出す
あの時のことを忘れないためにと言うけれど
怖れを抱えるのは良いことではない
何ものかに守られて生きている自分を信じていられれば
それでいいと、思う

物語の中で、みみずが天に駆け上がっていく様が描かれる
あの時、北の空に一筋立ち昇っていた黒い雲
世に『地震雲』と言われる現象
今でも鮮明に思い出される
あの雲を見た人はどれくらいいたのだろう
決して幻ではない
不気味な真っ黒い狼煙
新海さんも見たのだろうか

もう一つ
物語のキーとなる『要石』
鹿島神宮や香取神宮、大村神社などには、確かに地震を鎮めるための『要石』がある
ただ、それとは別に、地震を鎮めてくれているものがあると思っている
それは、『柱』だ
具体的には、『東京タワー』、そして『スカイツリー』
それぞれが『増上寺』、『浅草寺』に隣接して建てられているのも意味深い
これが『御柱』となって、地を抑えている
そう思っている

ここで教訓めいたことを言っても仕方がない
もちろん準備しておくことは大切だ
ただ、不安に踊らされることなく
日々を大切に
そして穏やかに過ごせれば、と
そう思う


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?