#155:ChatGPTのチャット部分−対話型とは?
世の中では毎日ChatGPTの話題で持ちきり。
職場でも(IT部門所属なんで当然)、その話題は非常にホットであり、喫緊の課題でもある。
注目の原因
これまでのAIに比べて技術的に何が優れていてとかいう話は他に譲るとして、これだけ注目を浴びたのは「チャット」という部分だと思う。
AIが如何に優れていてもどう凄いのかを直感的に理解できないと多くの人に認知されない。
端的にいうと、ChatGPTは多くの人にとって、分かりやすくスゴかったから話題となった。
自動運転や高度なデータ分析、予測が凄くても分かりにくい。「チャット(いわゆる会話)」という極めて人間的なアウトプット様式にて、人間っぽい会話や、それを超えるような回答を瞬時に返してくるから皆驚いた。
なので、これからChatGPTって何やろうか、と調べる人には、解説の文章を読むよりも、動画でリアルタイムに回答がくるスピード感を観ることをおすすめする。もちろん、自らChatGPTを使ってみるのも体感するには良い。
(検索エンジンのBingに登録すれば使える)
直感的に分かること
最近歳を重ねるにつれて、生きやすくなるなと感じるのだけど、そのひとつの理由としては、直感力が高まることである。
ヒトは経験を無意識下に溜め込んでいて、何か起きた時にそのデータを瞬時に掛け合わせて、ビビッと脳に電気信号を送る。それが直感。
(と、何かの本かwebを読んだことをベースにふわっと直感的に記憶している…。)
まさにちょっとイヤな予感がするなーだとか、このヒトは感じよくて気が合いそうかもとか、今日は何だか行くのやめておこうとか。
全く論理や明確な事実としての判断材料は見当たらないものの、感覚的に嗅ぎ取る兆候。
こういう直感は歳を取ると精度が上がってきたような気がしており、仕事の大事な判断の場面でも自分の直感を信じることが多くなった。
最初の理論が正しければ、直感を導く元の経験が増えることにより、その精度が高まる感じ。(まさに、これはAIと機械学習っぽい話だが、一旦、それはスルーしておく)
ヒトの直感に響く技術
直感の話にかなり脱線した。
言いたかったのは、DXやAIなどデジタル分野から大きな変革が起きると言われて久しいが、あくまでヒトの直感に響くトレンドは、そんな頻繁には出てこない。(スマホ、ググる、SNSくらいか?)
そういう意味では、ChatGPTは久々にそのような直感に響くレベルの技術かもしれない。
そして、多くの人の直感に響いているから反応も様々だ。
期待と不安が入り混じるというのは、それだけインパクトが大きい証拠である。
対話型とは
ただどう使いこなすかは、その人次第である。
所詮は、インターネットやパソコン、スマホと同じでただのツールのひとつに過ぎない。
その使い方のポイントは対話型という点。
どう質問するか、またどのように会話を掘り下げてChatGPTの能力を引き出すか。巷ではその質問テクニック(プロンプトなど)も紹介されている。
しかし、直感おじさんから言わせてもらうと、対話が良くなるかどうかは全て問いかける人が良い質問を持っているかに掛かっている。小手先の質問テクニック等は後でどうにでもなる。
良い質問。
言い換えると、その人が解決したいと思う課題やテーマ。そして、良い課題は個性的、独創的かどうかで判断できる。個人に根差したもので決して誰かの借り物ではない課題やテーマ。
これを語り出すと、もうひと記事分になる。
…なので、今日はこのくらいで。
…
良い課題をどんどん解決するエンジンとして、ChatGPTが活用されるのならば今後楽しみだ。
長文をお読みいただきありがとうございます。
サポートなんて恐れ多いので、代わりにコメントいただけたら嬉しいです。