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#207:キューバ旅行記4

前日は野球観戦の熱狂も醒めやらぬ夜だった。
(前回↓)

翌日はゆっくりの朝を迎えた。

音楽が溢れる街

ハバナ旧市街には、ライブ演奏を聴きながら食事ができるレストランが数多くあった。

レストランでのバンド演奏

いや、レストランに限らず、キューバの街には音楽が溢れていた。

当時、日本でも少し流行ってたキューバ音楽。

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」というアルバムの音楽を聴いたことで、私と弟はキューバに誘われた。(1997年グラミー賞受賞)

レストランでのライブ演奏は観光客向け。

しかし、この街にはそういった商業的な音楽興行だけではなく、あらゆる音楽が溢れていた。

そのひとつが街の広場で遭遇した市民演奏会。

金曜の午後の演奏会

驚くことなかれ、この日は平日金曜の午後。

みんな仕事はどうしたのだろうか?

そんな野暮な質問は胸に閉まって、しばらくは近くのベンチに座って演奏に身を委ねる。

キューバ観光と陰影

ハバナ旧市街、革命広場、城塞などガイドブックの示す観光地は、一応ひと通り巡ってみた。

スペインの植民地であったことから、旧市街の街並みはヨーロッパの雰囲気を漂わせている。

ただ街中を走っている車が軒並みクラッシックな車ばかりでタイムスリップしたような感覚。

2003年当時。車は白黒映画に出てくるような型式。

この辺りは社会主義国家の特徴であるのだが、西側諸国から新車が入らないらしい。
(今も同じように時が止まってるのかな…)

観光地を巡るよりも、街並みを眺めながらぼんやり散歩するのが一番楽しい国だった。

ぼんやりとキューバの街を歩く

だが、日中長く歩き回るには陽射しが厳しい。亜熱帯気候のカリブ海の島国に来ていることを改めて思い出す。

強い陽射しは陰を濃く映し出す。

キューバの路地。
スペイン南部の都市(セビージャやマラガ)のよう。


そして、キューバの街並みは、濃い陰影と共に記憶に刻まれている。


次はカリブ海屈指のビーチリゾートへ(続く)

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